「タチカワウソ」って何ですか?
エンジョイ!マガジンの編集会議で、筆者が「ヴィレッジヴァンガード立川ルミネ店にはタチカワウソのグッズが売っている」と言った時の、スタッフの反応がこれだった。
「タチカワウソ」とは、ヴィレッジヴァンガード立川ルミネ店で誕生したオリジナルのゆるキャラ。つぶらな瞳、ずんぐりした体格、そしてTシャツだけ着ているファッション。その風体はどことなく、くまのプーさんに通じるものがある。
その愛らしさから、Twitterなどでプチブレイクしているのだ(主に東京都立川市近郊で!)。
それでは、「タチカワウソ」はいかにして誕生したのか?ヴィレッジヴァンガードに取材した。
地元愛があふれるキャラクターは、立川商圏の平和の為に誕生した!
どのような経緯で誕生したのかを伺うと、「2014年9月。立川ルミネ店リニューアルオープン時に、ヴィレッジヴァンガード立川店の独自価値、オリジナル性、立川商圏の平和の為、お店のスタッフからデザインを公募して商品化した。」とのこと。
「広い客層に愛されるプックリとしたフォルムとピンクの色合い。 地元と同じくらい愛されるように、愛らしいカワウソをチョイス。 タチカワウソという語呂に啓示をうけ、2秒で決定。 とにかく、愛らしいということにこだわって不眠不休で遊びながら考えました。 」と語るように、キャラクターには立川のことを知っている人であれば、クスっとくる『愛(こだわり)』が詰まっている。
「I LOVE 立川」の丸首Tシャツはいわずもがな、一見するとドリフの雷様のような頭は、立川南口にある「オニ公園 (錦第二公園)」の滑り台がモチーフとなっている。右手に持っているのは立川名産の「うど」だ。
感情によって色が変わる!? タチカワウソの生態
それでは、「タチカワウソ」の生態はどうなっているだろうか?
そのあたりの気になる点について聞いてみた。
1.体の色が違うのは、3兄弟とかなんでしょうか?
「いいえ、違います。『タチカワウソ』は感情によって体の色が変わります。ピンクは『通常』、ブルーは『給与明細を見た後』、ブラウンは『便秘気味』です。」
2.なぜTシャツしか着ていないのですか?
「本人曰く、『ズボンをはいていないわけではない、Tシャツを着ているだけ』とのこと。」
3.連れているカバはペットですか?
「そうです、タチカバといいます。『捨てカバ』を拾って飼っています。」
4.女の子もいますよね?
「最近できた彼女で、まだプラトニックな関係です。彼女には、ちゃんと名前もあるのですがシークレットです。」
ちなみに『立ち』カワウソだけに、座っちゃダメな設定らしいが、グッズには寝ているのもあり、そのあたりの設定はいい意味でゆるい。
「タチカワウソ」のLINEも出る予定あり!?
Tシャツ、コップ、トートバッグ、ノート、缶バッチと続々とグッズが増えていく「タチカワウソ」。それらのグッズは、立川ルミネ店でしか買えないのだろうか?
「立川ルミネ店以外でも販売している店舗も少数ですが、存在します。ただ立川ルミネ店の品揃えが一番よくオススメです。」
確かに立川ルミネ店の正面には大々的に「タチカワウソ」のコーナーがある。店舗に行けば、2秒で発見できる。
立川市にある国営昭和記念公園で行われる「まんパク」「オクトーバーフェスト」などのイベントに参加する際は、立川愛があふれる「タチカワウソ」のTシャツを着用していけば注目されること請け合いだ。
今後の展開について伺ってみると、「関連グッズ販売は続けていきます。春には、LINEスタンプの発売もあるかも…。」とのこと。立川市には『くるりん』や『ウドラ』といったゆるキャラが存在しているが、店長いわく、「コラボの話があればいつでもウェルカム」だという。
「タチカワウソ」だけじゃない!
最後に、ヴィレッジヴァンガード立川ルミネ店に、タチカワウソ以外のおすすめ商品も聞いてみた。
「このトートバッグはルミネ店限定なので超オススメです。在庫も出ているだけしかありません。」
お手頃な「アートパック」も売れ筋です、とのこと。
その他にも、老若男女問わず心をくすぐるグッズがたくさん置いてあるので、立川駅に下り立った際には、店舗に足を運んでみてほしい。