プロが教える、スマホ初心者のシニアに伝える5つのコツ

シニア世代の両親や祖父母がついにスマホデビュー。「ここ、どうすればいいの?」と聞かれることも多いかと思います。

「まずアプリをインストールして」
「アプリって何? インストールって何?」
「......」

勝手が違いすぎて何から説明していいのやらさっぱりわからない、という人も多いのではないでしょうか?

初めは親切に教えていても、噛み合わないから教える側がさじを投げたり、教わる側があきらめてしまったりと、思わぬ親子ゲンカに発展することも......。

せっかくスマホデビューしたなら、楽しく使いこなしてほしいものですよね。
スマホデビューしたばかりのシニアに、じょうずにスマホを教えるにはどのようなコツがあるのでしょうか?

スマホを教えるプロに聞いてみました!

ということで、今回はスマホの使い方講座を行う「スマホの学校」を運営するNPO法人ブレインファームの代表・天田亮介さんに「シニアにスマホを教えるときのポイント」をお聞きしました!

ポイント1:ガラケーとはぜんぜん違うモノだと知ってもらう

天田さんによると、スマホを教えるときには五つのポイントがあるのだそうです。

まずははじめに"全体像を教える"ということが重要です。スマホは、ガラケーのように説明書を読めば、使い方がすべて理解できるものではありません。

アプリをダウンロードすることで、様々な機能をプラスしていくことができるものだからです。そしてダウンロードをするために必要なのがインターネット。そもそも、この構造を分かっていない方は混乱するので、しっかりはじめに伝えておきましょう」

筆者の母も最近スマホデビューしたのですが、「なぜ説明書がないのか」と何度もぼやいていました。はじめは「電話ができるだけの小さな箱」くらいの認識でいるほうがよいのかもしれません。

ポイント2:メモに頼りすぎない

「二つめのポイントは、シニアに"自分の手で操作させる"ことです。
教える側がスマホを操作しながら口頭で説明し、それをメモにとるよりも、使う人が実際に操作した方が覚えやすいものです。また、メモをとるとそれを頼りにしすぎてしまう場合もあるので注意したいですね」

メモをするときにアイコンのデザインや位置までメモをするシニアももいるそうですが、アイコンの位置を意図せず変えてしまったり、アップデートで見た目が変わった途端にわからなくなってパニックに......。普段から自分の目と手で覚えていれば、そういったリスクが軽減されそうです。

また、教えている側が面倒になって途中で代わって操作をやってあげてしまうと、いつまでも覚えられずに何度も聞かれることになるので、気をつけましょう。

ポイント3:とはいえ、IDとパスワードはメモに整理

「とはいえ、IDとパスワードはメモが必須です。このとき、IDとパスワードはセットで整理するのがポイント。スマホは様々な場面でIDとパスワードを求められますが、シニアの方じゃなくてもIDとパスワードの組み合わせを忘れてしまうことはよくありますよね。

紙に書いて絶対になくさない場所にしまったり、スマホのメモ機能にまとめておいたりしておくのをおすすめします」

セキュリティ面を考えると多少不安もありますが、スマホデビューしたばかりの人にパスワード管理ソフトはなかなかハードルが高い......。
忘れてしまうと何もできなくなってしまう危険があるので、メモに残して決めた場所に保管しましょう。

ポイント4:難しい言葉で混乱させないようにする

「三つめのポイントは、"難しい単語を使わない"ことです。例えば、アイコンなら"マーク"、アプリは"機能"というように、シニアでもなじみのある言葉に言い換えます。これは、相手のスマホやITに対する知識レベルによって使い分けましょう」

世代関係なく、自分の知らない専門用語を羅列されると、わけがわからず話の理解度やモチベーションが下がってしまいますよね。
教える側のちょっとした工夫で、理解度がグンとあがるようです!

ポイント5:スリープを忘れないように

「最後に、"使い終わったら一旦スリープ状態にする"ことを念押ししましょう。スリープ状態にしないでポケットやカバンにしまうと、意図せず電話をかけてしまったり、アイコンの位置が変わったりします。
それを『遠隔操作された!』と心配する人もいるので、操作が終わったらスリープ状態にすることと、しばらく操作しないと勝手にスリープになること、この二つは教えてあげてください」

天田さんいわく、機械が苦手な人にスマホを教えるということは、「産業革命が起こっていない時の人に車を見せるようなもの」なのだとか。

自分が詳しいことだと「このくらいならわかって当然」と思ってしまいがちですが、自分がわかることを相手もわかっているという前提で話を進めると互いの間に溝ができやすいもの
はじめからわからないことを想定しておけば、何度同じ質問をされてもイライラすることは少なくなりそうです。

思い切ってプロに頼るのもひとつの手

「実はスマホの学校には『子供は教えてくれない、聞きたくない』という方の相談が多いのです。家族ってすぐ、イラついたり怒っちゃったりしてなかなか教えづらいんですよね。

あと『遠方なので教えてもらう機会がない』という声もよく聞きます。だからこそ私たちの活動があると思っています」

家族は忙しそう、遠方にいる、という人は、思い切ってプロの手を借りて教うのもおすすめです。スマホの学校では、オリジナルテキストを用意して初心者にもわかりやすく、スマホ生活が楽しめるような講座が用意されています。

▼スマホの学校について詳しくはコチラ

いかがでしたか?
スマホは、覚えるまでが大変ですが、慣れればLINEを使って家族間で画像や動画をやり取りしたり、趣味の情報をアプリで入手したりと、スマホならではの楽しさがいっぱいあります。

ぜひ上手に教えて、より楽しいスマホライフをサポートしてあげてくださいね!

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Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。

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