リモートワークの普及によって、ビデオチャットを使ったオンライン会議の機会が増えつつある近頃。
会議中はビデオチャットのウィンドウを表示させておく必要があるほか、それ以外の場面でもチャットをつなぎ続けることが増え、中には「パソコンの画面のスペースが物足りない……」と感じたことのある人もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、「サブディスプレイ」。
画面を増やすことで「メインディスプレイでビデオチャットをつなぎつつ、サブディスプレイで資料を確認する」といった使い方ができるほか、画面を広々と使えるため作業効率を高めることも可能。
本記事では、「サブディスプレイ」を導入するメリットを、おすすめの製品とあわせて紹介します。
サブディスプレイを導入するメリット
テレワークの普及によって、ビデオチャットを導入する企業が増えつつある昨今。一方で、ビデオチャットには見逃しがちなデメリットもあります。
それが、「パソコンの画面のスペースを占拠しがち」ということ。
複数人の画面を並べて映すビデオチャットは、大きなサイズで表示しないと相手の表情まで確認できません。画面の小さいノートパソコンでは特にそれが顕著です。
また、以前から「画面の小ささ」を不便に感じていた人も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
画面に開いた書類と向き合いながら、送られてくる連絡にメールアプリで返信しつつ、インターネットブラウザではいくつものタブを開いて調べごとをしている――サブディスプレイを導入すれば、上記のような不便さを解消できます。
では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
① 画面スペースが広がり、全体を見渡しやすくなる
ディスプレイが2つになるということは、「使える画面の空間が広くなる」ということ。
1つの画面では重ねて表示したり最小化したりするしかなかった複数のアプリケーションやタブも、デュアルディスプレイなら隠すことなく並べて表示できます。
たとえば、メインディスプレイでは今まさに作業中の書類を表示しつつ、サブディスプレイでは資料やメールを並べて表示しておく、というように。必要に応じてウィンドウを呼び出さなくても、視線を動かすだけで資料やメールをチェックできます。
② クリック操作が減り、ミスもしにくくなる
「必要に応じてウィンドウを呼び出さなくてもいい」ということは、つまり「余計なクリック操作が減る」ということでもあります。
複数のウィンドウを開いていてありがちなのが、「最小化ボタンと間違えて終了ボタンを押してしまう」というミス。「本当に終了しますか?」といったポップアップが表示されなければ再起動の手間がかかりますし、最悪の場合、編集中のデータが消えてしまいます。
ですが、このような誤クリックは、画面の広いデュアルディスプレイでは起きにくい傾向にあります。
なぜなら、①でも説明したようにウィンドウを隠さず並べておけるから。マウスでのクリック操作、あるいはキーボードショートカットによってウィンドウを呼び出す必要がないため、手元での操作が減り、ミスもしにくくなるわけです。
③ 資料を見ながらプレゼンができる
そしてオンライン会議が普及しつつある現在ならではのメリットとして、「資料を見ながらプレゼンができる」という利点もあります。
1つの画面でオンライン会議に参加する場合、ディスプレイにはビデオチャットをメインで映さなければなりません。ちょっとしたメモなら画面の横に出しておけそうですが、資料全体を表示して読むのはさすがに難しい。スマートフォンに表示するか印刷するかすれば手元で読めますが、やはり手間がかかります。
そこで使えるのが、サブディスプレイです。
ディスプレイが2台あれば、メインディスプレイではビデオチャットのウィンドウを大きく映しつつ、サブディスプレイのほうで資料を確認しながらのプレゼンができます。もちろん、ビデオチャット以外の共有ツールでのミーティングの場面でも使えますね。
サブディスプレイは10,000円前後で買える!
「ディスプレイ」と聞くとなんとなく高価なイメージもありますが、今はそこそこ大きなサイズでも10,000円前後で購入できます。
たとえば、こちらのASUS のディスプレイ「フレームレス モニター 23インチ」
23インチということでノートパソコンよりも目に見えて大きく、デスクトップパソコンのメインディスプレイとしても使えるサイズです。解像度も高く、ネット上ではエントリーモデルとして好評。
「10,000円程度の出費で作業効率を高められる」と考えれば、サブディスプレイの導入はコスパ的にも悪くない――そう言えるのではないでしょうか。小さいサイズでよければさらに安いモデルもありますので、ぜひご検討ください。