明るい都会の夜空でも、キレイに見える天体が「月」。あんまりキレイなときは、スマホで写真に撮っておきたいと思うけれど、なかなかうまく撮れないんだよね。
でも、こんなテクニックを覚えておけば、今まで以上にうまく月を撮影することができるかも!?
※記事ではiPhone 7.1.2の標準カメラを使用しています
テクニック1:iPhoneの標準機能「AE/AFロック」を使う
iPhoneで夜の景色を撮影すると、見た目の印象より明るく撮れてしまう。これは、iPhoneのカメラが「暗い」と判断して明るく撮影をしようとするから。
月を撮影すると、月が太陽のように明るく、夜空が白っぽくなり、まわりの建物などがハッキリ写ってしまって、あまり”月夜”の雰囲気が出ない。
そんなときに活用したいのが、iPhoneに標準搭載されている「AE/AFロック」機能。これは撮りたい画面の好きな部分に、ピントと露出を固定できる機能だ。
露出を合わせたい部分をタップして長押し。これだけで「AE/AFロック」が完了だ。
というわけで、画面の月を長押しすれば、うまく撮影できる・・・ワケではない。月は面積が狭すぎて、タップしても月の明るさに露出を合わせてくれないのだ。
なので、ちょっと離れた明るい場所に「AE/AFロック」し、月を撮影してみよう。今回は、マンションの明るい場所に合わせてみた。
これが「AE/AFロック」して撮影した月の写真。夜空が暗くなって、月もキュッと締まって見える。ちょっと月が小さくなるけど、これのほうが月夜っぽいでしょ?
テクニック2:双眼鏡を使って撮影
「AE/AFロック」で、月のある風景はきれいに撮れたけど、月そのものを撮ってみたい。そんな人は、双眼鏡を使って撮影してみよう。
まず双眼鏡のピントを月に合わせる。そして、のぞくレンズの片方にiPhoneのレンズをくっつける。
画面を見ながら、双眼鏡のレンズにきちんと重なっているかを確かめながら合わせるとやりやすい。
あとは、iPhoneがズレないようにしっかりと持ち、月に双眼鏡を向けるだけ。
とはいえ、これがけっこう大変。ズレないようにしっかり持たなきゃならないし、双眼鏡で月を捕らえるのも難しい。双眼鏡の倍率が高いとブレやすいので、しっかり構える必要もある。
そんな状況で、月を「AE/AFロック」してシャッターを押す。手がプルプル震えてきちゃうから、1枚ずつシャッターを切るより、連写のほうがオススメかな?
で、なんとか撮影したのがコチラ!
7倍のレンズなので、ちょっと小さめかな? 少々手ブレもしているので、シャープさはイマイチかな・・・でも、こんな写真が撮れると、けっこう楽しい!
テクニック3:iPhone5/5Sなら、キットを使ってもっとキレイに!?
こんなクオリティじゃ納得イカン! という人には、こんなキットがオススメ!
その名も「コールマン NS 25×52キット」。倍率25倍の自然観察望遠鏡、三脚、iPhone5/5S用カメラアダプター、ラッピングクロスがセットになったものだ。
iPhone5/5Sがピッタリとはめられるし、三脚があるので手ブレもない。さらに25倍という大きさに拡大できるから、きっとキレイに月が撮影できるはずだ。
気になる人は、amazonでも購入できるので、チェックしてみよう!