ビジネスで欠かすことができないものの一つ、名刺。
初対面でお会いした方とは、必ずといっていいほど名刺交換をするものですが、しっかり管理しないと「あの人の名刺、どのファイルに入れたっけ?」と、お目当ての名刺を探し出すにも一苦労。また、紙の名刺は意外とかさ張るので、持ち運べる枚数にも限界が・・・。
だからといって、名刺の情報をデータ化するのも、名前や住所、電話番号などをいちいち自分で入力しなければならないので、仕事で忙しい日々、どうしても億劫に感じて途中で挫折してしまいがちですよね。
そこで今回は、そんなビジネスマン共通のお悩みを解決してくれる、便利な「名刺管理アプリ」をご紹介します。
名刺管理アプリのメリットや選び方は?
名刺管理アプリを使うメリットは、以下のような点にあります。
- 名刺に記載された文字情報をデータ化してくれる
- グループ分けやラベル付けで取り込んだデータの管理が簡単にでき、検索もできる
- 取り込まれたメールアドレスや電話番号にタップするだけで相手に連絡できる
- 取り込まれた住所をタップすると地図アプリに飛べる
「名刺管理アプリ」と一言でいっても様々な種類があり、特に名刺情報をどんな方法でデータ化するかという部分が、名刺管理アプリを選ぶ際の一番のポイントです。
データ化の方法は大きく分けて2つ、「自動OCR(OCR=光学文字認識)」と「人力OCR」です。それぞれのメリット、デメリットは以下の通り。
自動OCR | 人力OCR | |
---|---|---|
メリット | 名刺をカメラで撮影後、数秒から数分という短時間でデータ化される | 名刺画像を見てオペレーター(人)が手入力した正確なデータが得られる |
デメリット | 機械による自動認識なので人力よりも精度が劣り、修正の手間がかかる | 混んでいる時や大量の名刺を処理する際はデータ化に数日程度時間がかかる |
ここでは、自動OCR、入力OCRそれぞれ2つのアプリをご紹介します。
自動OCR
わずか数秒でデータ化完了!16カ国語対応の「CamCard」
名刺にスマホのカメラをかざすだけで、わずか数秒で自動的にテキストデータ化される「CamCard」。英語、中国語、韓国語など、16カ国語を読み取れるのは、他のアプリにはない魅力です。
読み取ったデータはスマホの電話帳に反映できるほか、アカウント登録をすれば、クラウド上に保存することも可能。名刺データを他人と交換できる電子名刺交換機能もあります。
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取り込んだ名刺データをEvernoteと同期できる「Cardful」
クラウドストレージサービス「Evernote」利用者におすすめなのが「Cardful」。アプリで撮影した名刺画像とテキスト化したデータをEvernoteへ同期(保存)することができ、Evernote上でデータを編集すればアプリ側にも反映されるので便利です。
名刺データは、持ち主に関する簡単なメモのほか、Evernoteで作成したタグを付けて管理できます。
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※Android版の提供はありません
人力OCR
データの正確さに定評あり。50万人が使う「Eight」
人力OCRの精度の高さで人気の「Eight」。ユーザがスマホで名刺を撮影し、サーバに登録すると、オペレーターが画像を見ながらデータを入力してくれます。
ミスのない正確なデータを得られるのが大きな魅力ですが、データ化に時間がかかります(通常の約3分の1の時間で処理する有料サービスあり)。GmailやFacebookと連携可能なオンライン名刺交換機能も実装されています。
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名刺を交換する機会が多いこれからの時期。ぜひ名刺管理アプリをうまく活用して、快適なビジネスライフをお過ごしください。