「そば打ち名人」でおいしいそばを作れるのか?実際に作ってみた

誰でも気軽に手打ちそばが作れる「そば打ち名人」って、知ってる? ぱっと見はオモチャっぽいけど、コレがなかなか楽しくて、おいしいんです!

以前、リーズナブルなそば打ちキットを使って、一からそばを作ってみた。気になる人は「年越しそばは自前で!1万円以下で始める自宅そば打ち」を見てみてね。
で、とってもおいしい手打ちそばができたんだけど、生地作りがけっこう大変だったんだよね。水を少しずつ加えて混ぜるんだけど、少しずつの加減が難しい。
でも、その「水回し」作業が簡単にできる家庭用そば打ち器が登場したというじゃないですか! その名も「そば打ち名人」。どんなものか、ちょっと見てみましょう!

一体、どんなモノが入っているのか!?

タカラトミーマーケティングの「そば打ち名人」(4,600円/税抜き)。中にはこんな道具が入っている。

水回しをするための「本体」、延ばして切るときに使う「のし板」「のし棒」「こま板」だ。
このほかに必要となる「はかり」「量カップ」「包丁」「食品ラップ」「菜箸」「鍋」「すくい網」「ふるい」「ボウル」は、あらかじめ準備が必要だ。
あ、それと「そば粉」と「中力粉」も忘れずに。大きなスーパーに売っているかと思ったんだけど、どちらもなかなか売ってないんだよね。

なので、amazonで「おびなた 信州産石臼挽きそば粉 300g」「北海道産 小麦粉(中力) 500g」を購入。信州産のそば粉と、北海道産の小麦粉、なんだかおいしそうでしょ?

遊び感覚で楽しんでいたら、そばになった!

それではさっそく、説明書を見ながら”四六そば”を作っていこう! 

まず、そば粉120gと中力粉80gを水回し本体に入れる。そして、ハンドルをまわして攪拌(かくはん)! 目安は30~40回。

次は、水回しブタの注ぎ口から水80ccを投入し、すかさずハンドルをまわす。1秒間に2~3回転というから、けっこう速い。そして、水がなくなってから20~30回まわしたら、粉の状態を確認する。

ぼそぼそした5mm程度のダマができていて、指先でこねたときに、しっかりとまとまればOKだ。

そうしたら、こねベラをセットして再び攪拌!

1~2cm程度のダマができたら水回し終了。ここまでの作業は、小学1年生の息子でもできる楽チンな作業だ。

水回しが終わったら、生地をボウルに移してこねていく。ここで手を抜くとコシが出ないみたいなので、がんばってこねる。ボウル、ちょっと小さかったかな?

粘りとツヤが出てきたら、生地を折り重ねるようにしてこねていくと、こんなふうに「へそ」ができる。あとは、へそをなくせば完成。ふたつに分けて、ひとつはラップに包んで乾かないようにしておく。

ここからは「のし」の作業。のし板の両サイドに「厚さ調整ガイド」があるので「太」か「細」、好みの太さになるように差し込む。
のし板にそば粉を振ったら、平たくつぶした生地を載せ、打ち粉を振る。
そして、のし棒を使って、平らに延ばしていく。厚さ調整ガイドにのし棒が載るように延ばしていくと、厚さが均一になる。

ベロンと長く延ばせたら、打ち粉をして生地を折りたたむ。そして、のし板の厚さ調整ガイドを外してまな板にする。

たたんだ生地にこま板を載せ、これをガイドに包丁で切っていく。切ったら包丁を左に傾け、こま板をずらす。このずれた分が、そばの太さになるのだ。
そして”極太”そばの完成~! 細く切るのって、なかなか難しいです・・・(涙)
これをたっぷりのお湯で、1分30秒~2分間ゆでればできあがりだ! 
ここまでの所要時間は1時間ほど。楽しいから、そんなに長く感じなかったな~。

見た目は”極太”、お味は・・・

これが完成した手打ちそばです! 太いけど、それなりでしょ?

切れてなくて、つながっているところもありま~す! これもご愛敬ということで・・・
肝心の味は・・・

この食いつき具合を見ればわかります。おいしいんですよ、これが!
本格的なそば打ちも楽しいけれど、子どもと一緒に楽しむなら、この「そば打ち名人」はおすすめ! これでそば打ちになれたら、本格的にそば打ちを初めて見る、っていうのもいいよね!
「コレ、欲し~い!」となった人は、こちらへどうぞ!
「タカラトミーモール そば打ち名人」
「そば打ち名人」はAmazonでも購入できます

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』