「新千歳空港行きの便は雪の影響のため、帯広空港か羽田空港に着陸する可能性がございます」なんていうアナウンスを聞きながら、名古屋空港にて原稿を書いているうえやまです、こんにちは。
ときに交通に大打撃をもたらす雪ですが、それでも僕は雪が好きです。
音もなくしんしんと降ってくる雪は、まるで冬の空からの贈り物。一晩降り続けた翌朝には、あたり一面を別世界に変えてしまう魅力があります。
さて今回は、そんな美しい雪景色をスマホで上手に撮るコツをお届けしたいと思います。
雪国の方はもちろんですが、まれにしか雪が降らない地域の方も、雪の日があればぜひトライしてみてください。
※当記事では、iOS 8での解説となります。
ヒンヤリ感を演出できるおすすめのフィルター
まずは雪を撮影するのにおすすめのフィルターをご紹介します。iPhoneを例に挙げると、「プロセス」(写真中央)と「インスタント」(写真右)の2つです。
このフィルターを通して雪景色を撮影すると、青みが増します。雪の持つヒンヤリ感や静けさをより表現しやすくなりますよ。
撮影時間帯は早朝を狙うべし!
撮影のチャンスは、夜から朝にかけて雪が降った日の早朝がベストです。理由は、朝のうちは気温が低いため雪が溶けづらいから。また、人々の活動時間帯よりも早い時間であれば、積もったままに近いフレッシュな雪を撮影できます。
運が良ければ、朝日と一緒に雪景色を撮ることもできそうですよね。
こんもり感を押さえよう
特にふわふわした軽い雪が降ったときのこんもり感は、愛らしささえ芽生えます。
車や自転車のサドルや、手すり、電線、ポストなど、「こんなところにも雪って積もれるの??」と思えるポイントを見つけて撮影してみましょう。
降っている雪を強調したいときは、フラッシュをオンにしてから撮影
目の前でせっかく雪が降っているのに、撮れども撮れども降っている雪がうまく写らない・・・。そんなときは、フラッシュをオンにしてみましょう。自分の近くにある雪がフラッシュに反射し、写真に写りやすくなります。
この写真、暴風の降りしきる感、伝わりますよね。
メッセージやハッシュタグを書いてみよう。雪面をあなたのキャンパスに!
ちょっとひと工夫したい方は、積もった雪にメッセージや絵を書いてみましょう。
朝であれば「おはよう」や「その日の日付」など。また、SNSにアップする写真なら、いっそ投稿につける予定のハッシュタグ「#snow」などと書いて見るのも、粋な演出になりそうですね。
ちなみに、車の窓に積もった雪に目や鼻を描いて遊ぶ、なんてのは雪国の子供たちの恰好(かっこう)の楽しみ方。もしマイカーをお持ちの方は、車から雪下ろしをする前に、車をキャンパスにして撮影してみてください。
つららもお見逃しなく! ストーリー性のある写真が撮れる
雪が溶けながらも氷る”つらら”。漢字では、氷柱と書きます。このつららも絵になる写真を撮らせてくれます。
レンガの上にあった雪が、レンガを伝って一度水になり、今度は氷へと様変わり。ストーリー性も感じられるつららは、被写体としておすすめですよ。
※つららのある軒下などは落雪の危険がありますので、絶対に近づかないでください。
いかがでしたか?ツイッターやFacebookにもうちょっと素敵な雪景色をアップしたいなぁ、なんて思った方はは、ぜひとも上記の方法を試してみてくださいね。