「海老のビスク」のビスクって何?スープのアレンジ料理も紹介

何やら本格料理のニオイがする「海老のビスク」。「ビスク」とは具体的にどんな料理なのか、またポタージュとの違いについて、ご紹介したいと思います。

スープの一種である「ビスク」。聞いたことはあるけど具体的にはどんなものなのか、知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、ビスクとポタージュの違い、さらにビスクを使った簡単なのに本格的な味になる料理についてご紹介したいと思います。

ビスクって何?何だか高級料理っぽい名前だけど…

ビスクとは、海老や蟹などの甲殻類が使われているスープのこと。
甲殻類のうま味がたっぷり入っているスープなのですが、作り方については諸説あります。
一説によると、ビスクはフランス語の「ビスキュイ」という言葉が由来となっているとか。ビスキュイには「二度焼きする」という意味があり、焼き菓子であるビスケットの語源ともなっています。ビスケットとビスクいう言葉とが似ているように、ビスクは作られる工程で「焼く」という作業がポイントとなっています。

ビスクを作るときのポイントは?

甲殻類のうま味がつまったスープというからには、海老や蟹を煮つめてだしを取るのでは? と思いきや、さにあらず。
ビスクという名のとおり、甲殻類の殻を焼く作業がポイントとなります。
そのあと、野菜などを加えて煮混んだのち、潰し、こすことで、海老や蟹の殻の焼き色をそのまま反映する、色鮮やかな赤い色が食欲をそそるスープになるのです。

知らなかった!ビスクとポタージュの違い

ビスクはポタージュの一種です。
フランスではスープ全般のことをポタージュと呼ぶので、ビスクはスープの種類の一つというわけですね。
例えるならば、ビスクが味噌汁だとするとポタージュは汁もの、といったところでしょうか。

カルディのカップスープの素で、家で作ってみた!

ビスクを家庭で作るには、甲殻類の殻が必要となります。さらにそれを焼き、潰して……と考えるとちょっと手間がかかりそう。そこで、カルディで取り扱われている以下の商品を手に入れてみました。
「海老のビスク カップスープ」。パッケージの左上にはちゃんと「ポタージュ」とも書かれています。化学調味料無添加というところもうれしいですね。
こちら、一般的なカップスープと同様、粉末タイプとなっていて、お湯を注げばビスクの味が楽しめるお手軽なアイテム。まずは早速、普通にスープとして味わってみました。
海老の風味がふわっと漂ってきて、飲むと海老のうま味も口いっぱいに広がります。パンやクラッカーと一緒に味わっても相性がよさそうです。

カップスープの素で簡単アレンジ

今回ビスクをアレンジして作ってみようと思ったのが「海老のビスク風リゾット」。
グラタン皿にご飯をよそい、カップスープの粉末をかけ、とろけるスライスチーズをお好みに合わせて2、3枚乗せます。その上から熱湯を注ぎ、スプーンでよく混ぜ合わせます。これで完成!
スープだけのシンプルな味と違い、ご飯とチーズに絶妙に絡み合った海老のうま味がたっぷりと楽しめました。お鍋や包丁を使うことがなく、インスタント食品のように簡単に作れるのに本格的なお味!
これから寒くなる時期の軽食にぴったりですよ。ぜひ試してみてくださいね。

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松重明子

日本史好きな三児の母。ビールを嗜みつつ猫を愛でつつ読書をする時間が至福です。ウォーキングやストレッチも好きなので、健康情報にも関心あり。