山梨県のお土産として定番の「桔梗信玄餅」。
あのビニールの風呂敷を外して、きな粉をかけ、黒蜜をたら~り・・・。あのなんともいえない楽しみと美味しさを味わったことがある方は多いと思う。
その「桔梗信玄餅」が今、攻めに攻めているのをご存知ですか?
「桔梗信玄餅生プリン」や「桔梗信玄餅生ロール」「桔梗信玄餅キャラメル」などのスピンオフ商品が多数、登場しているのだ。
なぜ、老舗の和菓子メーカーがそんなに攻めまくっているのか!?
今回、株式会社 桔梗屋の広報を担当する小林さんに直撃取材をしてみた。
――「桔梗信玄餅」はすでに定番のお菓子として人気が高い存在。その桔梗信玄餅のアレンジ商品をつくられたのはどうしてでしょうか?
定番や伝統はそのままに、いつまでもお客様を飽きさせない商品づくりを心掛けており、桔梗信玄餅のDNAともいえる、黒蜜ときな粉、ユニークなパッケージを生かした商品を開発できないか、と考えて生まれたのが桔梗信玄餅の仲間たちです。
――なるほど。「黒蜜ときな粉」は外せませんよね! ビニールの風呂敷を使ったパッケージもいろんな商品に使われていますね。桔梗信玄餅しか知らなかった人は、ラインナップの多さに驚かれると思います。テレビや雑誌なども含め、反響はいかがですか?
桔梗信玄餅生ロールや桔梗信玄生プリン、桔梗信玄餅アイスなど、現在「桔梗信玄餅」関連商品は13種類ございます。
テレビや雑誌などでご紹介頂ける機会が多く、特に「桔梗信玄生プリン」はテレビ番組でも多数取り上げて頂き、発売開始から間もなく「桔梗信玄餅」に次ぐ人気商品になりました。
▲桔梗信玄生プリン。風呂敷もバッチリ再現!
そのほかの商品ラインナップはコチラから。
――人気の「桔梗信玄生プリン」は、プリンの滑らかさと、パッケージも含めた「桔梗信玄餅」っぽさが絶妙ですよね!?
開発には苦労しました・・・。
「桔梗信玄生プリン」はきな粉の香りと滑らかな舌触りにこだわった商品です。もともとザラつきのあるきな粉を使用しますので、きなこの量が多いと香りは良くても滑らかでなくなってしまいます。舌触りは滑らかで、きな粉の香りもしっかりしている、丁度良い配合量を見つけるまでに時間がかかりました。
――そうしてできた「桔梗信玄生プリン」、今すぐ食べたくなりました・・・。では、他にも多々ある「桔梗屋玄餅」関連商品の中で、小林さんの一番のオススメを教えてください!
最近一番のおすすめは、新発売の「プレミアム桔梗信玄餅アイス」です。
きな粉の香りとコクのあるアイスと黒蜜。大きなお餅がのっていて、冬でも食べたくなる贅沢アイスは、まさに「桔梗信玄餅」がそのままアイスになった商品です。オリジナルの「桔梗信玄餅アイス」も人気があり、プレミアムとの食べ比べもおすすめです。
――アイスというだけでも惹かれるのに、プレミアム! これも食べてみたいです。13種類もの関連商品があると、実はお客さまからの要望で作られた商品もあるのではないでしょうか・・・?
はい。「贈答用の高級感ある商品がほしい」というお客様の声から「プレミアム桔梗信玄餅吟造り」が生まれました。
砂糖を減らし、きな粉に丹波種の黒大豆、黒蜜には国産のあかしあの蜂蜜を使用するなど、原料に一層こだわってつくった桔梗信玄餅で、2013~2015年、三年連続でモンドセレクションを受賞しています。
これからも、お客様の声に答えられる開発を考えています!
――ありがとうございました!
今回、伺った商品の一部は、桔梗屋のオンラインショップから購入可能ですが、すべての商品ではありません。桔梗屋直営店、県内ホテルやお土産物店、山梨県内(また山梨県周辺)の高速道路PA・SAなどを中心に販売されていますので、山梨方面へご旅行の際には、「桔梗信玄餅」とその仲間たちをおみやげに、ぜひ!
取材協力:株式会社 桔梗屋