春です、桜の季節がやってきました! ご近所にも桜の並木があったり、桜前線のニュースが気になったり、日本で最も愛されている花のひとつの桜ですが、毎年私たちが見ている桜にはどんな種類があるのかご存知ですか?今回は桜の種類に関する豆知識のお話です!
日本の桜は600種類!
桜はバラ科・サクラ亜科・サクラ属に分類され、アジアを中心に分布している植物です。その中でも日本には桜の種類が豊富で、大きく分けて山野に自生する野生の「山桜」と人の手で品種改良された「里桜」があるのです。これらの種類はなんと合計約600種も確認されています!
日本の桜の8割は「ソメイヨシノ」
600種あるとはいえ、現在日本で見られる桜の8割は「ソメイヨシノ」です。起源には諸説ありますが、江戸時代に「エドヒガン」と「オオシマザクラ」を交配させて作ったという説が有力だとか。桜の名所と呼ばれる場所に植えられているのはこのソメイヨシノがほとんどで、気象庁の開花予報も、ソメイヨシノを基準に発表されているそうです。地域にもよりますが、ソメイヨシノの開花時期は3月下旬から4月上旬。
同じ時期に咲く「シダレザクラ」も有名ですね。こちらはソメイヨシノよりも色が濃く、鮮やかでしっとりとした印象です。
冬に咲く桜もある!?
桜といえば春のイメージですが、冬に咲く桜もあるんです。その名も「カンザクラ(寒桜)」。関東地方より南の暖地に分布しており、開花時期は2月から3月。気温によっては1月中に咲くこともあるとか。熱海に多く植えられており、この地方では「アタミザクラ」とも呼ばれます。
お花見シーズンを逃したら・・・
4月はじめのお花見シーズンを逃してしまったあなたには「ヤエザクラ」がおすすめ。こちらは品種の名前ではなく、桜の花びらが重なって咲く桜の総称です。4月上旬から5月上旬と、ソメイヨシノに比べて開花時期が遅く、また花びらが多くふんわりとしていて、ゴージャスな印象です。
一口に桜といっても様々な種類があるのですね!楽しくお花見を楽しみましょう♪