1月、日本各地には大寒波が襲来。
僕の暮らしている北海道では連日の真冬日となりました。せっかくなので、この”しばれる”(北国の方言でとても寒い)気温を利用し、何かできないかなぁ、ということで冷凍みかんを作ってみることにしました。
庭やベランダの雪にみかんを埋める
庭やベランダに積もった雪に、みかんが入る分だけの穴を堀ります。
その穴にみかんを置いて・・・
雪でふたをして埋めてしまいます。さながら自然の冷凍庫のできあがり。
二日後、みかんを掘り起こします
冷凍みかんはどうなったかなとベランダへ向かおうと思いきや、
窓が開きません!
結露が凍って、窓と桟(さん)ががっちり固定されてしまった模様です。ふんっ! と気合いを入れると、ガリガリガリーと音をたててなんとか開けることができました。
ベランダに出て気温をはかってみると、−5℃。本日も絶賛”しばれて”います。これはさぞかしおいしい冷凍みかんが出来ていることでしょう。
そう期待に胸を膨らませ、足下に目をおろすと、
思ったよりも雪が積もっていました。ど、どこ行った! 目印でもつけておくべきでしたね。
とは言っても、我が家は小さなベランダ、すぐに発見できましたよ。
手にとってみるといい感じにカチコチしています。卵の表面くらいの硬度がありそうです。
いざ実食! 中身はしっかり凍っている?
すぐに食べたいところですが、雪から出した直後はカチコチで皮がうまく剥けないため、少しだけやわらかくなるまで室温に置きます。
せっかくなので、雪と一緒に盛りつけてみました。ひんやり感が出ていいですね。
ひとつだけ包丁で切ってみました。中身の凍り具合もバッチリ。
大成功を確信し、皮を剥いて口にほおばってみると・・・
噛むたびに「シャリ、シャリ」と音を立て、凍ったみかんが口内の熱で溶け出し、ひんやりしたみかんの風味が口いっぱいに広がっていきます。
ああ、なんておいしいのでしょう! ほんの数分で3個ともたいらげてしまいました。
雪が降らない地域でも作れます!
さきほどの方法は、雪が降らない地域の方は挑戦できませんよね。
でも、冷凍庫に入れれば同じように冷凍みかんは作れるんです。なかでも食べやすさを考慮したおすすめの作り方があります。
それは「みかんを剥いてから凍らせる方法」です。
みかんを剥いて、ひとふさずつバラしてタッパーに入れて凍らせておけば、冷凍庫から取り出したあとでも待つことなくすぐに食べられますし、ちょっとだけ食べたいときにも、とても手軽に食べることができます。
みかんをたくさんもらって食べきれないときの保存方法としてもおすすめですよ。