新型コロナウイルスの影響で巣ごもり生活が長くなり、自宅で映画などを見る機会が増えた方も多いと思います。しかし、どうせならワンランク上のクオリティということで、プロジェクターを使ってホームシアターを作ってみるのはいかがでしょう?
かつて「プロジェクターがある家はセレブだけ!」という時代もありましたが、現在はリーズナブルな商品も多く誰でも憧れのホームシアターを手に入れることができます。
そこで今回は、プロジェクターでホームシアターを作る方法ということで、プロジェクター選定のポイントやおすすめ商品を紹介するので参考にしてみてください。
ホームシアター向けのプロジェクターとは
ホームシアター向けのプロジェクターを選ぶためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
業務用と家庭用はどっちがいいの?
ホームシアターには業務用と家庭用がありますが、結論から言うと、ホームシアター向けには業務用ではなく家庭用のプロジェクターを購入しましょう。
業務用のプロジェクターは会議に特化した機能が充実している点が特徴で、家庭で映画を見る場合には必要ない機能が多くなっています。一方、家庭用のプロジェクターは主に映像やゲームを楽しむために設計されており、画質や画面の歪みを調整するなど映像コンテンツを存分に楽しめる機能が充実しています。
設置場所
プロジェクターを設置する場所と投影する壁までの距離も、購入前に考慮しておく必要があります。
まず、プロジェクターを置く場所を確認しましょう。
例えば、
・テーブルの上に置く
・床に直置きする
・壁に設置する
・天井に吊る
・三脚を使う
など、環境によって設置方法が異なりますので、プロジェクター側が対応しているか確認しておく必要があります。たとえば、壁にプロジェクターを設置する場合には、熱がこもらないようにするため本体が全面吸排気になっている商品を選ぶのがおすすめです。
投影距離
次に、プロジェクターの投影距離も確認しておきましょう。
プロジェクターの投影距離はしっかりチェックすべきポイント。機種ごとに最大の投影距離や推奨投影距離が異なるので、使用場所と製品スペックを事前に比較しておきましょう。中でも、投影距離が取れない場所で使用したい場合は、短い距離でも投影できる短焦点プロジェクターがおすすめです。商品によっては投影可能な最小の距離が1m以下というものもあります。
縦横比と解像度にも注意
プロジェクターの「解像度」と「縦横比(アスペクト比)」も必須確認項目です。
なお、解像度はプロジェクターの画質になります。
一例として、
・800×600画素
・1920×1080画素:フルHD
・4096×2400画素:4K
など種類はさまざまありますが、自分が求めるクオリティとコストのバランスを考えて決めるのがよいでしょう。
次に、画面の縦横比は、基本的にホームシアターの場合はワイドテレビと同じ「16:9」のものを選択します。業務用やビジネスユースのプロジェクターには、4:3といった縦横比の商品もありますが、映画などには不向きなので避けましょう。
入力・接続端子の対応状況
コンテンツソースを出力するための入力・接続端子も重要な検討ポイントです。
パソコンやゲーム機などから出力する場合には「HDMI端子」が必須ですが、スマホやタブレットなどから出力する場合にはWi-FiやBluetoothに対応した商品を選ぶのもよいでしょう。
なお古いパソコンなどから出力する場合には、VGA接続が必要になるため注意が必要です。さらに、UDBやSDカードなどに対応している商品もありますので、コンテンツソースを出力するデバイスにマッチする入力・接続端子が付いた商品を選ぶようにしましょう。
ホームシアター向けおすすめプロジェクター
次に、ホームシアター向けのおすすめプロジェクターを紹介します。比較的廉価でありつつ、さまざまなタイプのものを6点セレクトしてみました。
「スタンダード」タイプなら
QKK WiFiプロジェクター「4500LM」
解像度は1920×1080画素のフルHDで縦横比は4:3と16:9。またワイヤレス接続できるスピーカーも内蔵しているので、スピーカーを用意しなくてもホームシアターが完成します。本体は置き型で、入力・接続端子はWi-Fi以外にもUSB、HDMI、USB、AV、VGとマルチに対応しているため使い勝手も申し分ありません。
「コンパクト」タイプなら
Ankerの「Nebula Capsule II」
解像度は1280×720画素、縦横比は16:9です。また入力・接続端子はHDMI、USB-A、USB-C、AUXだけでなくChromecastにも対応しています。そのため、スマホやパソコンの画面をそのまま投影することができて非常に便利です。
価格は税込み69,990円と今回紹介する商品の中では高額な部類にはなりますが、十分な価値があるプロジェクターといえるでしょう。
「コスパ」タイプなら
DR.J の「ネイティブ720P
値段は安くても、解像度は1920×1080画素のフルHDで縦横比は4:3と16:9。投影距離は
1.5~5mということでホームシアターには十分なスペックとなっています。また入力・接続端子は、HDMI、USB、マイクロSD、AV、VGAと各種対応していますので、多くのコンテンツソースに対応可能です。さらに、スピーカーも内蔵されています。
「シーリングライトとしても使える」タイプなら
「世界初のプロジェクター付きシーリングライト」として注目を集めた「popIn Aladdin」の最新機種「popIn Aladdin 2」は、天井の引掛シーリングにかければ工事不要で本格的なホームシアターが完成します。
最大表示解像度は1920×1080画素のフルHDに対応しながら、60インチを投影するために1.2mの設置距離しか必要としない点が大きな特徴です。そのため、4畳程度の部屋でもプロジェクターを設置でき、6畳の部屋であれば100インチの映像を見られます。
価格は99,800円と高めではありますが、調光・調色は 1万通り可能な点や高音質なスピーカーの搭載、YouTube やNetflixなどをはじめとした多くのアプリを実装するなど、非常に多機能で、満足度の高い商品です。
「DVDプレーヤーが付いた」タイプなら
「MINLOVE プロジェクター」はDVDとBlueLayのプレーヤーを同梱したタイプの、プロジェクターです。DXDやBlueLayのコレクションをたくさん持っている方には、最適の商品といえるでしょう。
最大で1920×1080画素のフルHDでありながら、実売価格は15,980円程度を実現しておりコスパも優れています。もちろん、Wi-FiとBluetoothでスマホやパソコンをはじめとしたさまざまなデバイスと接続可能です。HDMI変換アダプターがあれば、有線でスマホとつなぐこともできます。
「持ち運びしやすいタイプ」なら
「Witseerのホームプロジェクター」は可搬性に優れたタイプの商品です。通常のプロジェクターよりもオフセットが50%上方向へ調整されているため、床に直置きして使えるので、さまざまな場所で利用しやすくなっています。
実売価格は21,999円程度で最高1920×1080画素のフルHDを実現している点と、ミラキャスト機能を搭載しているので、スマホやタブレットのさまざまなアプリの投影も可能です。
スピーカーも搭載しているので、キャンプなどに持っていって使ってもよいかもしれません。
あこがれのホームシアターを手に入れよう
今回は、プロジェクターでホームシアターを作る方法を紹介しました。プロジェクターが1万円以内で手に入る時代になっていたとは正直なところ筆者も知りませんでした……。
最近は、寝る前にサブスクサービスで映画やドラマなどを見る方も多いと思うので、寝室にプロジェクターを設置してみるのもおすすめ。自分にあったホームシアターを手に入れてください。毎日の生活がより楽しくなること間違いなしです。
なお、ホームシアターで動画や映画などを存分に楽しむためには、やはり自宅のインターネット回線は光回線にしておきたいところでしょう。最近は4Kのコンテンツも増えており、スマホのテザリングやモバイルルーターではギガが足りなくなる可能性が高く、存分にホームシアターを楽しみたい方には、光回線の導入がおすすめです。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。