PowerPointにExcelで作ったグラフを貼り付けると、Excelでグラフを作成するときと同じ操作が、PowerPoint上でも行えます。
PowerPoint上でグラフ要素を追加する
PowerPointにグラフを貼り付けると、Excel上で行うのと同様に、グラフに要素を追加したり、グラフ内の文字の大きさを変えたりできます。
PowerPointに貼り付けたグラフをクリックします。
グラフの横に表示された「+」のマークをクリックすると、グラフのタイトルやデータテーブルなど、グラフ要素が追加できます。
文字の大きさやフォントの種類を変えてみる
スライドの内容やデザインに合わせて、またより見やすくするために、データラベルの文字の大きさやフォントを変えることができます。
棒グラフの上に表示されているデータラベル(数字の部分)の文字について、フォントを変更して、文字を大きくしてみましょう。
1月(青いグラフ)のデータラベルをクリックします。グラフのなかに複数のデータラベルがありますが、どれでもかまいません。
フォントを「AR P丸ゴシック体M」に、サイズを「20」に指定した例です。
データラベルは、同じグループのものだけがまとめて変更されるので、この例では青い棒グラフの上のデータラベルだけが変更されます。
グラフ要素の凡例をPowerPoint上で見やすく設定する
PowerPoint上で文字間や行間を調整して、グラフの体裁を整えることもできます。
グラフ要素のひとつ、凡例が長い場合、Excelで作成したグラフでは、行間が広すぎる場合があります。
PowerPoint上で行間の設定を変更すると、読みやすくきれいに整えられます。
凡例の部分を選択して、ホームタブにある「行間」から「行間のオプション」を選択します。
「インデントと行間隔」タブの「間隔」グループにある「行間」を「倍数」に、「間隔」を「0.7」に設定します。
0.7にすると、行間がきれいに揃います。
「OK」をクリックすると、凡例の行間が変更されます。
左が変更前のもの、右が変更後のものです。
Excelのグラフを使うときは、Excel上でグラフの体裁を整えてもいいですが、あとからグラフの要素を追加したり、見た目を整えるときに、PowerPoint上でもできることを知っていると、作業効率よく見やすい資料が作れるので、ぜひ試してみてください。