最近、パソコンの電源が突然落ちてしまうという方へ。作業が中断したり、データの保存ができてないと不便ですし、そのまま放置しておくのはおすすめできません。今回は、パソコンの電源が落ちる原因とその対処法をご紹介します!
突然「電源が落ちる」原因は?
パソコンの電源が突然落ちてしまう主な原因として、次の4つが考えられます。
CPU高負荷による発熱
パソコンの電源落ちの多くの原因は「熱暴走」によるものです。通常はCPU周辺に内蔵されているヒートシンクやファンがパソコン内に発生する熱を逃がし温度上昇を抑えています。
しかし、これらの部品に埃が詰まっていたりすると正しく機能せず、パソコン内の熱が高くなりすぎ電源が落ちてしまうことがあります。
電源が壊れている、または電力不足
パソコン本体まできちんと電力が送られていない可能性もあります。電源ユニット(電源のパーツ)が壊れていたり、CPU負荷の高い動画編集などの作業により、パソコンの最大供給電力を超えてしまうと、電力供給が不足し電源が落ちることがあります。
HDD(ハードディスクドライブ)の損傷
HDDが損傷すると、データを記録できなくなってしまう部分(不良セクタ)ができてしまいます。そのことが原因で突然電源が落ちたりします。
ウイルス感染
ウイルスに感染すると、種類によっては勝手に再起動を繰り返したり、電源が落ちてしまう症状が出ることがあります。2003年に大流行した「ブラスター」もそのひとつ。
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それぞれの対処方法は?
ファンの埃を取り除く
起動時にファンが異様にうるさかったりする場合は、ゴミが付いていたりファンに不良がある可能性が高いです。
パソコンのケースを開けて、ヒートシンクやファン周りに埃や汚れがないかチェックし、ゴミが溜まっているようだったら掃除をしましょう。100円ショップで売っているエアダスターなどでも掃除することができます。
▼100円ショップの商品で徹底掃除!パソコンは驚くほど汚かった!
また、パソコン本体の上に物を置いておいたりすると、熱を逃がす部分が塞がれて同じく熱暴走が起こりやすくなるのでご注意を。
タコ足配線をしていませんか?
電源ユニット部分が異様に熱くなっていたり焦げ臭いニオイがするようであれば、電源部分の故障が考えられます。この場合は早急に修理に出すことをおすすめします。
また、タコ足配線をしている場合は、壁のコンセントから直接電源をとり、パソコンの電源が勝手に落ちるかどうか検証してみましょう。これで解消されれば、電力不足が原因だったと考えられます。
「チェックディスク」をしてみよう
HDD(ハードディスクドライブ)の「チェックディスク」を行うことによって、エラーチェックと不良セクタの回復をすることができます。
ただし、ハードディスクの損傷している個所が物理的に直るわけではありません。データは定期的にバックアップをとっておくようにしましょう。何はなくとも、3ヶ月から半年に一度くらい行うことをおすすめします!
▼OS別チェックディスクの方法
ウイルス対策ソフトを導入する
まずは、ウイルス感染していないか「ウイルス診断」で確認しましょう。
▼ウイルス診断
ウイルスの脅威からパソコンを守るためには、しっかりした信頼できるウイルス対策ソフトを入れることが重要です。日頃から対策しておけば安心ですね。