パソコンでご覧の皆さん、手元のキーボードをじーっと見つめてみてください。
こんな風になっていませんか?
・・・キーの表面や隙間にホコリが!
掃除しなきゃと思いつつ、ついつい面倒で後回しにしてしまいがちですよね~。でも、実はパソコンの掃除って、清潔さを保つ以外にも重要な意味があるのです。
ホコリがもたらすパソコンへの影響
最近パソコン本体から変な音がする、というアナタ。
もしかしたら、本体のファンにたまったホコリが原因かもしれません。
異音は、ファンを支える回転軸の軸受けにホコリが入り込んで生じる摩擦音です。うるさいだけでなく、ホコリのせいでファンが正常に動かなくなることもあります。
そして、熱を冷やす働きをするファンが正常に動かなくなると、パソコン内部の温度が高くなりすぎて、CPUやハードディスクが故障する原因にもなるんです。
熱を逃がすための排気口にホコリがたまってしまうのも、同じ理由で故障の原因に。
・・・パソコンを安全快適に使うためにも、掃除は必要なんですね!
電気屋さんに行かなくても100円ショップで揃うクリーナー
とはいえ、掃除用の専用道具は値段も張るし、わざわざ電気屋さんに買いに行くのも面倒・・・と思いきや! 今やパソコン掃除用アイテムは100円ショップで調達できるんです!
今回は、
- エアダスター(ノズルから気体を放出してホコリを吹き飛ばすスプレー)
- エアブラシ(空気を出しながらホコリを払えるブラシ)
- メガネふき(パソコン・OA機器にも使える掃除用の布)
・・・の3点を調達しました。
(店舗によって取り扱いがない場合もあります)
3点買っても、たったの315円!
この値段なら、掃除のハードルは下がりますよね♪
では、実際に掃除します!~ディスプレイ編~
まずはディスプレイ。
ティッシュを使っている人もいるかもしれませんが、柔らかそうに見えて実は表面が硬いので、液晶を傷つける恐れが!
そこで、OA機器にも使える柔らかいメガネふきで、表面のホコリをふきとります。
ふきふきふき・・・と、ちょっとふいてみただけで・・・
・・・こんなにホコリが!
効果が分かると燃えますねっ(鼻息)。
エアブラシに感動!~キーボード編~
次はキーボード。
ここで予想外の活躍を見せてくれたのがエアブラシです!
丸い部分をプシュッと押すと空気が出てきまして、その空気でホコリを吹き飛ばしながらブラシ部分で掃くことができるスグレモノ。
使ってみると分かりますが、これは楽しい!
プシュプシュ押すのも、どんどんキレイになっていくのも、楽しい!
「パソコンメーカーは1台につき1エアブラシをセット販売するべきでは」
と思ってしまったほどです。全力でオススメしたくなる世紀の発明品!
エアダスターが活躍!~パソコン内部~
最後はパソコンの内部です。開けて中を見てみると・・・
・・・あらゆるところにホコリが!
(※ ノートパソコンなど分解できないパソコンや、デスクトップパソコンでも分解が不安という方は、ムリに開けないようにしてください)
ここで活躍したのはエアダスター。
掃除のしづらい細かい部分を、シュッ!と吹いてみると・・・
・・・ホコリがパソコンの外まで吹き飛ばされました!
(エアダスターは横に傾けると冷却液が出てくる恐れがありますので、缶は正立の状態で使用してください)
ちなみに、重点的に掃除すべき箇所はファンと排気口です。
この二箇所にホコリが詰まると、前述したように、パソコン内部に熱がこもり、故障の原因に繋がるからです。
だからといって、手で直接触るのはNG。
ファンの軸がズレてしまうと、ファンの回転が正常に行われず、これまた異音や熱による故障に繋がりかねません。
そのため、エアダスターでファンに空気をかける際には注意が必要。
エアダスターは、ファンから遠く離し(目安は15~20cm)、優しくホコリを飛ばすようにしてくださいね。
315円でこんなにキレイに!驚きのビフォーアフター
ひと通り掃除したところで、ビフォーとアフターを見比べてみましょう。
まず、ディスプレイ。
掃除前 <ディスプレイ>
掃除後 <ディスプレイ>
まるで新品!
次はキーボード。
掃除前 <キーボード>
掃除後 <キーボード>
Enterキーが美しい!
そして内部の基板。
掃除前 <基板>
ホコリいっぱい。
掃除後 <基板>
緑色の鮮やかさが違います!
1時間もかからず、難しい技術もいらず、費用はたったの315円。
これだけ見た目が変わると、掃除自体が楽しいので定期的に続けられそう!
人によっては、音が静かになったりパソコンの起動が速くなったりすることも。
見た目だけでなく性能にも良い影響が期待できるパソコン掃除。やっぱり大切ですね☆
まとめ:パソコン掃除の注意点とポイント
最後に、パソコンを掃除する際の注意点やポイントをまとめてみました。
- 明るい室内で行おう
(ホコリがよく見えて掃除後の効果も分かりやすい) - 窓をあけて、マスクを着用しよう
- 静電気が起きないよう注意しよう
(パソコンは静電気に非常に弱いので、セーターなど静電気が起きやすい服は避ける。ドアノブや本体のフレームなどを頻繁に触って、体内に電気をためないようにする) - 電源を切り、電源コードを抜いて1時間以上おいてから掃除しよう
(電源を切った直後に内部に触るとヤケドする恐れがあるため) - ケーブルを外す前に配線部分を携帯電話やデジカメで撮影しておこう
掃除後、どのケーブルをどこに繋ぐのか分からなくなるのを防ぐため) - パソコンは精密機械だということを忘れずに!
(内部を掃除する際、直接手で触ったり掃除機をかけたりするのはご法度)
・・・と、いろいろ注意点はありますが、内部の扱いに気をつければそれほど神経質にならなくても大丈夫だと思います。
まずは100円ショップで掃除用アイテムをゲットすることから始めてみては!
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