パソコン初心者にとって、「どのパソコンを買えばいいのか」は大きな問題。
家電量販店に行くとたくさんのメーカーの製品が並んでいますし、パッと見ただけでは違いもわかりません。一口に「パソコン」と言っても種類もさまざまですので、どれを選べばいいのかわかりませんよね。特に海外メーカーだと、情報量が少ない分、不安も残りそうです。
そこで本記事では、海外の主要パソコンメーカーの特徴を紹介。各メーカーの概要と、どのような製品を取り揃えているのかを簡単にまとめ、それぞれのおすすめ機種もピックアップしました。購入時の参考になれば幸いです。
Lenovo
Lenovoは、北京に本社を置く国際的なパソコンメーカー。
1984年に設立され、2013年にはパソコン市場のシェア率で世界一位になりました。2011年にはNECの、2017年には富士通のパソコン部門をそれぞれ買収するなど、日本の電機メーカーとの関係性も深い企業です。
Lenovoのノートパソコンとしては、ビジネスパーソン向けの「ThinkPadシリーズ」が有名。安価で高品質な製品に定評があり、ユーザー数も多いため、初心者にもおすすめのメーカーです。
Lenovoのおすすめ機種は?
初心者向けのエントリーモデルとしておすすめなのが、「IdeaPad Slim 1 シリーズ」。持ち運びやすい薄型&軽量デザインと、長時間バッテリーが魅力です。また、さらに安価なモデルとして、「IdeaPad Slim 360 Chromebook」も候補に入れても良いかもしれません。
ビジネスシーンで使い倒したい人には、やはり「ThinkPad」ブランドの製品がおすすめ。フラッグシップモデルである「X1 シリーズ」は、圧倒的な売上実績も誇る人気シリーズです。予算的に厳しいという方は、もう少し安価な「Eシリーズ」などもご検討ください。
HP
HPは、1939年創業のアメリカのメーカー。
「ヒューレット・パッカード」として長年にわたって知られてきましたが、2015年にHP Inc.とHPEに分割。パソコン事業はHP Inc.に引き継がれ、日本国内では日本HPが製造・販売を行なっています。
世界シェア2位を誇るパソコンメーカーであり、充実したラインナップが特徴。エントリーモデルの「HP」をはじめ、スタンダードモデル「Pavilion」、ハイエンドモデル「Spectre」、ゲーミングモデル「OMEN」などのブランドから、用途に応じた製品を選べます。
HPのおすすめ機種は?
HPのノートパソコンのエントリーモデルとしてまず挙がるのが、「HP 14s-fq」。シンプルでスタイリッシュなデザインで、初心者向けながら長時間バッテリーや高速SSDを搭載。それがわずか50,000円程度で手に入るというコスパの良さは、魅力的に映ります。
ハイスペックモデルとしては、「HP Spectre x360 14-ef」などが挙げられます。自宅での映像鑑賞にも、テレワークでのビデオ会議にも、クリエイターの動画編集にも耐えられるパフォーマンスを発揮してくれるハイエンドモデルです。
DELL
DELLは、1984年創業のアメリカのコンピューターテクノロジー企業。
一般的には家電量販店でもよく見る「パソコンメーカー」のイメージが強いかもしれませんが、ハードウェアやソフトウェア、セキュリティソリューションなども取り扱う総合IT企業。日本法人として、1989年設立のデル・テクノロジーズ株式会社があります。
ノートパソコンとしては普段使いの「Inspiron」をはじめ、クリエイター向けの「XPS」、ゲーミングモデルとして有名な「Alienware」などのブランドをラインナップしています。オンラインゲームプレイヤーの方は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
DELLのおすすめ機種は?
パソコンを初めて買う初心者は、エントリーモデルである「Inspiron」から選ぶのがおすすめ。50,000円台から購入できるコスパの良いノートパソコンで、画面サイズは13〜16インチから選べます。1時間で0%から最大80%までバッテリーを充電できる高速充電も魅力。
パソコンを使い倒したいビジネスパーソンやクリエイターには、「XPS」シリーズが選択肢として挙げられます。薄型で軽量なポータブルモデルであるにもかかわらず、ビジュアルにも自信ありの高品質モデル。自宅での利用はもちろん、外でも活躍してくれます。
ASUS
ASUSは、台湾に本社を置く電子機器メーカー。
マザーボードの製造に関しては業界最大手に数えられ、パソコンやスマートフォンも取り扱うメーカー。以前、日本法人は「アスース・ジャパン株式会社」という名称でしたが、現在は呼称を「エイスース」に統一し、社名も「ASUS JAPAN株式会社」となっています。
ノートパソコンのラインナップとしては、安価なChromebook、フラッグシップモデルの「ZenBook」、ビジネス向けモバイルノートの「ExpertBook」などに加えて、ゲーマーに好評のゲーミングノート「ROG」「TUF」などのブランドを取り揃えています。
ASUSのおすすめ機種は?
ネットサーフィンなど最低限の用途なら安価なChromebookでも十分ですが、「ノートパソコン」として使いたい初心者には「Vivobook」シリーズがおすすめ。普段使いに最適化されたデザインとパフォーマンスで、実用性も兼ね備えたモデルとなっています。
一方の「ExpertBook」シリーズは、ビジネスパーソン向けのブランド。14インチのディスプレイを搭載するモデルとしては「世界最軽量」を謳うミニマル感が特徴で、それでいて仕事や作業では高いパフォーマンスを発揮。外でも使い心地が良いと評判です。
Apple
Appleは、アメリカ・カリフォルニアに本社を置く多国籍テクノロジー企業。
MacintoshやiPod、そしてiPhoneを世に送り出した、言わずと知れた世界的企業ですね。パソコンやスマートフォン、スマートウォッチなどのハードウェアのみならず、Apple Musicをはじめとするソフトウェアや、デジタルコンテンツの販売なども行なっています。
ノートパソコンに関しては、「MacBook」でおなじみ。その最大の特徴としては、「独自のOS(macOS)を搭載している」点が挙げられます。Windowsとは別物ですので、初心者には不向きな印象もありますが、iPhoneユーザーなら選択肢に入ってくるでしょう。
Appleのおすすめ機種は?
MacBookに関しては、「薄くて軽いMacBook Air」を選ぶか、あるいは「圧倒的な性能を誇るMacBook Pro」を選ぶかの2択になります。
MacBook Airも高額なためなかなか初心者には勧めにくいですが、何かしらこだわりや目的があるなら十分に選択肢に入ってきます。また、MacBook Proは「ノートパソコン」としては最強レベルのスペックを誇るマシンですので、クリエイターにおすすめです。
Microsoft
Microsoftは、アメリカ・ワシントンに本社を置く企業。
本記事で取り上げたパソコンの多くに搭載されている、パソコン用OS「Windows」でおなじみの会社です(Apple製品とChromebookを除く)。ウェブブラウザ「Internet Explorer」や、家庭用ゲーム機「Xbox」などを開発・販売している企業でもあります。
ソフトウェア企業としての印象もあるMicrosoftですが、近年はタブレット端末「Surface」も好評。タブレットとしてもノートパソコンとしても使えるモデルのほか、高性能ノートパソコンとしてパフォーマンスを発揮してくれる製品もあります。
Microsoftのおすすめ機種は?
タブレットとしてもノートパソコンとしても使える「Surface Go 3」は、カジュアルに使える入門モデル。わずか544gという超軽量ボディで、ペンで入力することもできるタッチスクリーンを搭載しています。子供が初めて使う端末としてもおすすめ。
「Surface Laptop 5」は、仕事にも遊びにも使えるノートパソコン。用途を選ばない、幅広いユーザー向けのスタンダードモデルであり、もちろんビジネスパーソンにもおすすめ。マシンパワーもそれなりにあるため、学生さんでも在学中いっぱい満足に使えるはずです。
まとめ
今回は、海外の主要パソコンメーカーの特徴を紹介しました。「おすすめ機種」として取り上げている製品やシリーズはあくまでも一例に過ぎませんので、ご自身の用途にあわせて、自分に適したパソコンを探してみてください。
また、関連記事では国内メーカーの特徴とおすすめ機種も紹介しています。もっと広い選択肢の中から検討しようと考えている人は、あわせて参考にしてみてください。
▲【国内PCメーカー紹介編】ノートPC選びの参考に!各社の特徴とおすすめモデルを紹介
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*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。