【パソコン】WindowsやMacで役立つ無料エディタとは

エディタソフトをご存知でしょうか。エディタとは、テキストファイルの作成・編集に特化したアプリケーションです。パソコンを利用している人は、持っていると非常に役に立ちます。

日記や小説などを書いていると、どんどん長くなっていくものです。たとえば、日記。1日400字書いたとしても100日で4万字、300日で12万字、1000日で40万字に達します。おそるべき量です。こうした長文を書くのにぴったりなのが、エディタソフトと呼ばれる、テキストファイルの作成、編集に特化したアプリケーションです。
Windowsには「サクラエディタ」、Macには「mi」というエディタソフトが無料で公開されています。それぞれ下記の場所からダウンロードできます。

サクラエディタ
mi

エディタソフトの魅力

テキストファイルとは文字が並んでいるだけのファイルで、写真や動画に比べると、容量が小さい点が特徴です。テキストファイルを扱うエディタソフトは、いかに文章を気分よく書けるかに重点が置かれています。具体的にいうと、エディタソフトには次の5点のメリットがあります。

  • 大きなファイルを一瞬で開ける
  • スクロールが高速
  • フォントやフォントサイズや背景色を変更し、見やすい画面を作れる
  • キーボードショートカットを自由に変更できる
  • 複数ファイルの検索が得意

それぞれ解説していきましょう。

大きなファイルを扱う

エディタソフトは、大きなファイルでも瞬時に開き、文書の最後まで高速スクロールすることができます。そのため、日記のように日々容量が増えていくファイルでも安心です。長編小説のように長い文書を書くのにも向いています。
「サクラエディタ」でも「mi」でもこの点は変わりません。

▲大きなテキストファイルを「サクラエディタ」で開く

▲大きなテキストファイルを「miエディタ」で開く

高速にスクロールする

書いたテキストは、内容をブラッシュアップしたり、誤字脱字を見つけたり、表記の統一を行ったりするために、何度も前後に移動しながら見ることが多いと思います。そのため、文書中を高速に移動できるかどうかが、編集作業の効率に大きく影響します。

たとえば、日記を何ヶ月も前に遡ってチェックしたいときなどには、高速なスクロールが必要です。スクロールはカーソルキーも使えますが、マウスのスクロールボタンを回転させて行うことが多いのではないでしょうか。

「サクラエディタ」では、「共通設定」の「全般」でマウスの動きを調整することができます。初期設定としては、スクロール行数が「3行」に設定されていますが、この数値を増やすことにより、スクロールを高速化することが可能です。

また、キーボードには「Page Up」「Page Down」という画面移動のキーがあります。「サクラエディタ」では、なにかとスクロールを組み合わせることにより、ページスクロールを可能なエディタにします。組み合わせ対象は「マウス中ボタン」「マウスサイドボタン1」「マウスサイドボタン2」「CONTROLキー」「SHIFTキー」です。たとえば、「マウス中ボタン」を設定すると、中ボタンを押しながらホイールを回転させることで、画面単位にページをめくっていくことが可能になります。百ページを超える文書でも、縦横無尽にスクロールすることが可能です。

「mi」の場合も、マウスの動作を設定できます。「環境設定」の「全般」を選び、ホイールスクロール速度を%で指定します。またコマンドキーを押したときの速度も、同じく%で指定します。これは「サクラエディタ」の組み合わせでページスクロールを可能にするのと、似た機能ですね。

▲「設定」メニューから「共通設定」を開き、「全般」タブでスクロール行数やページスクロールを設定する

▲「mi」メニューから「環境設定」を開き、「詳細」タブでホイールスクロール速度とコマンドキーを押したときの%を設定する

見やすい画面を作る

エディタは必要に応じて、ウインドウの大きさを調節できます。たとえば、ブラウザに資料を表示させながら書くときは、左右にブラウザとエディタのウインドウを表示させればいいし、資料がコピーできたら、エディタのウインドウを大きくしたほうが書きやすいものです。ウインドウの右下を掴み、自由にウインドウサイズを変化させましょう。

「サクラ」の場合、「設定」メニューから「折り返し」を選び、「右端で折り返す」を選択すれば、文字の右端はウインドウの大きさに追随します(あらかじめ「右端で折り返す」よう設定しておくことも可能です)。

「タイプ別設定」の「フォント」で、フォントの種類とサイズの切り換えも簡単に行えます。一度にたくさんの文字を表示させたいと思えば、フォントサイズを小さくすればいいし、可読性を重視するならフォントサイズを大きくすればOKです。

また、光量を抑えるために、白黒を反転させることもできます。「タイプ別設定」で文字色を白に、背景色を黒に設定しましょう。黒背景の目に優しい画面になります。

「mi」の場合も「環境設定」の「一般」タブでフォントの種類とサイズを瞬時に切り換えたり、背景色をダークモードに変更することができます。自動折り返しは「ドキュメント」メニューの「行折り返し」から指定します。「単語ごと」か「文字ごと」を選択できますから、より細かい制御が可能です。

▲背景色を変更するには、「タイプ別設定」から「カラー」タブを選び、「文字色」と「背景色」を指定する

▲フォントの種類、サイズ、背景色を切り換えた画面。初期の画面とはかなり異なった雰囲気となる

▲背景色を変更するには「環境設定」の「一般」タブを開く。「ダークモード用の色セット」を指定し、「ライト/ダークモードの切り換え」で「つねにダークモード」を設定する

▲「miエディタ」でフォントの種類、サイズ、背景色を切り換えた画面。明るいモードに戻すのも簡単だ

キーボードショートカットを自在に使う

キーボードからソフトを操作するショートカットキーは、慣れると便利な機能です。「CONTROLキー+Cキー」でコピーし、「CONTROLキー+Vキー」で貼り付けなどは、比較的よく知られているショートカットキーでしょう。広い領域をコピーするとき、範囲をマウスで選択するのは大変です。SHIFTキーと「Page Down」キーを組み合わせると、一瞬で何十行もの範囲を選択できます。このようにエディタに装備されている各種の機能には、たいていショートカットキーが割り当てられ、キーを使って操作できるようになっています。

さらに、エディタでは、ユーザーが機能とショートカットキーを自由に結びつけることができます。「サクラエディタ」の場合、「共有設定」の「キー割り当て」タブでキーカスタマイズ操作を行います。標準で設定されているショートカットキーには、納得のいくものもあれば、少々使いづらいように思うものもあります。たとえば、「Home」キーと「End」キー。「Home」キーはマウスカーソルを行頭に、「End」キーはマウスカーソルを行末に移動してくれます。CONTROLキーと一緒に押すと、文書の先頭と文書の最後に移動します。

ただ、カーソルを行頭と行末に移動するのは、マウスでもさほど苦労しませんよね。それよりも、長い文書の先頭や最後に移動するほうがずっと面倒です。ふつうに文章を書くなら、この割り当ては逆のほうが使いやすいと感じるので、現在の設定を解除し、逆の機能を割り当てるよう変更してみました。

ほかにも、あまり使わないキーに自分のよく使う機能を割り当てると、文章入力や編集がより効率的に行えるでしょう。
「mi」では「mi」メニューから「モード毎の設定」を開き、「標準」を選びます。「キーバインド」タブを開くと、各キーごとに特定の機能を割り当てることができます。
なお、「サクラエディタ」ではマウスの操作(中ボタンやトリプルクリックなど)にも特定の動作を割り当てることができますが、「miエディタ」ではマウスの操作には割り当てができません。

▲「共有設定」の「キー割り当て」タブを開く。現在の割り当てを解除し、左側から設定したい機能を選んで割当を実行する

▲「mi」メニューから「モード毎の設定」を開き、「標準」を選ぶ。「キーバインド」タブで、設定したいキーを指定し、対応した動作を選ぶ。

複数ファイルを対象に検索を行う

文章を書いたり編集したりする上で、検索機能や置換機能が重要なことは言うまでもありません。たとえば、日記の中に駄菓子屋の思い出を書きつけたのはいつだっただろう?と思ったとき、検索機能を利用すれば、素早く探し当てることができます。また、置換機能を使えば、間違って入力していた言葉遣いを、一瞬ですべて正すことも可能です。

「サクラエディタ」「mi」はともに検索・置換機能を備えています。

特筆すべきは、grepという検索方法が使えることです。grepに対応したエディタは、指定したフォルダ内にある複数のテキストファイルすべてを対象にして検索することができます。結果は一覧ファイルとして表示され、検索した文字列がどのファイルのどの場所にあるかが一目瞭然にわかります。これは仕事にも使える便利な機能です。grepに関する詳しい紹介は「サクラエディタ」を元にして下記の記事にまとめましたので、参考にしてください。なお、「mi」では「マルチファイル検索」という名称で同じことが行えます。

【PC】複数のテキストファイルを一気に検索する方法

エディタの特徴は、設定のカスタマイズが非常に柔軟であることです。自分好みの画面を作れば、快適な執筆環境を手に入れることができるでしょう。エディタを使う場合は、初期設定そのままではなく、ぜひ自分なりのカスタマイズを施して活用してください。

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深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa