Windows 10の操作中に「ホバー」という単語を目にすることがあります。
代表的な例としては、タスクバーを右クリックして表示されるメニュー。「ニュースと関心事項」の項目を選択すると、「ホバーで開く」という表示が出てきます。意味がわからないので、調べた人もいるのではないでしょうか。
本記事では、この「ホバー」という単語について説明します。
「ホバー」とは?
「ホバー(hover)」とは、直訳すると「空中に停止する」「漂う」といった意味を持つ英単語。ヘリコプターを空中で停止させた状態を「ホバリング」と言いますが、その「ホバー」です。
パソコンの操作ではあまり見聞きしない印象もありますが、実は昔からWeb制作の現場などでは普通に使われている表現なのだとか。
対象物にマウスカーソルを重ねると、自動で何らかの処理が行われることを「ホバー」と呼ぶそうです。たとえば画像にポインターを合わせると、クリックなしでアニメーションが再生される仕組み。Webサイトではしばしば見かけますよね。
「マウスオーバー」とは違うの?
「マウスカーソルを重ねると何かが表示される操作」といえば、「マウスオーバー」を思い浮かべる人も多いかと思います。
どう違うの?と思うところですが、「ホバー」と「マウスオーバー」という2つの単語には目立った違いがなく、ほぼ同義として覚えても問題はない、と言えるでしょう。
ただ、「ホバー」は「マウスを使わない操作についても『マウスオーバー』以外の言葉で説明できる」といった使い方ができます。タブレットなどを使っていてマウスを使わないケースも多くなっているので「ホバー」という表記が増えているのかもしれませんね。
まとめ
主にWindows 10の操作中に見かける「ホバー」について説明してきました。
ホバーは「対象物にマウスカーソルを重ねると、自動で何らかの処理が行われること」を指す単語であり、「マウスオーバー」とほぼ同じ意味の使われ方をしています。
Windows 10で見かけたときは、「マウスオーバー」に変換して読んでも大きな問題はないと言えるでしょう。