Windows10に標準搭載されている付箋機能「Sticky Notes」。
これは、メモ帳とは別に「付箋」としてデスクトップ上にメモを残せる機能。タスク管理など幅広い場面で使えることから重宝されており、普段からお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事でご紹介するのは、この「付箋(Sticky Notes)」の使い方。「メモ」ひとつ取ってもさまざまな用途が考えられるこの機能を、便利に使う方法をまとめました。
「付箋(Sticky Notes)」とは?どんな特徴があるの?
使い方を説明する前に、まずはこの「付箋(Sticky Notes)」について簡単に紹介します。
Sticky Notesは、Windows10に標準搭載されている付箋機能。わざわざ「保存」の操作をしなくても、自動で内容が記録される、という特徴があります。
メモ帳アプリのように「名前を付けて保存」を選択する必要がなく、書き込んだ内容を瞬時に保存してくれる、テレビゲームの「自動セーブ」のようなものですので、そのまま電源を切ってしまってもOKです。
Windowsの起動と同時に立ち上がる設定にしておけば、電源を入れるとすぐに付箋がデスクトップ上に表示されるため、スケジュールの管理にも便利。複数の付箋を並べて表示したり、それぞれの色や大きさを変えたりすることもできます。
また、邪魔になったら右上の「×」をクリックして削除できますが、これはあくまでも「デスクトップ上で非表示にした」状態。Sticky Notes自体には付箋のデータが保存されているので、うっかり削除してしまうこともありません。
さらには、Microsoftアカウントでログインして別のデバイスと共有したり、OutlookやOneNoteといったアプリと連携したりすることも可能。デバイスを横断してさまざまな用途で使える、かゆいところに手が届くメモアプリです。
Sticky Notesを有効活用!4つの使い方
では具体的に、Sticky Notesにはどのような用途があるのでしょうか。基本的な使い方から、順を追って見ていきましょう。
① メモ・備忘録
まずは基本的な「メモ帳」としての用途。
気になるニュースのメモや、SNSで見かけた話題のURL、会議中に聞いた知らない言葉に、後で追加しておく週末の予定、その他さまざまな備忘録としても、Sticky Notesは幅広く使えます。
前述のような特徴があるため、メモ帳アプリと違って「消えにくい」のも嬉しいポイントですね。これまでテキストファイルとして保存していた方は、ぜひ一度Sticky Notesを使ってみてください。その便利さに驚くはずです。
しかし一方では、「パソコンは使わないで、ペンで付箋にメモするアナログな手法もあるのでは?」と考える人もいるかもしれません。強いて言えば、「リアルの付箋は管理が大変」「貼っておいても失くしてしまう」というデメリットが考えられますが、最終的には各々の好み次第かと思います。
② アイデアノート
雑多なメモ以外に、「アイデア」をメモしてストックしておく場所としてもSticky Notesはおすすめです。
「アイデア」という名前で付箋を新規作成して、そこに思い浮かんだことを書き連ねてもいいですし、ジャンルや日付ごとに分けてもOK。たとえば「
ストックした付箋は後ほど別の場所に書き写して整理してもいいですし、特に使えそうなアイデアに絞って、テキストファイルとしてまとめなおしても良さそうです。メモ類は雑多になりがちなので、なるべくカテゴライズして管理する習慣は身につけておきたいですね。
③ 署名・定型文
仕事関係では、署名をはじめとする「定型文」を付箋にまとめておくと便利です。
メールの末尾に挿入する署名や、頻繁に連絡する相手の会社名・部署・名前などを、テンプレートとしてSticky Notesに記録しておく形。「何卒よろしくお願いいたします」など、よく使うおなじみの定型文をメモしておいてもいいですね。
これらの定型文を付箋に書いてデスクトップに表示しておけば、いつでもすぐに呼び出してコピー&ペーストできます。業務の効率化にも直結する、おすすめの使い方のひとつです。
④ 業務上のポイント
仕事関連のメモとしては、業務上で必要になるポイントを付箋にまとめておくのもおすすめです。
たとえば先ほどの定型文と同じように、仕事の進め方をまとめたマニュアルや、業務上の確認事項など。たびたび見返してチェックする必要がある事柄を付箋にまとめておけば、いちいち資料を探して確認する手間を省けます。
紙にすると数十ページにも及ぶような長文となるとさすがに見づらいですが、1,000字程度であれば、ちょっとした場面で確認しやすいはず。Sticky Notesならデスクトップのスペースも取りませんし、普段は最小化しておけるので便利です。
まとめ
以上、Windows10に標準搭載されているSticky Notesを紹介しました。
今回は基本的な使い方に絞ってまとめましたが、この「付箋」の用途は他にもいろいろ考えられます。ブックマーク代わりにしたり、ブレインストーミングに用いたり、オンライン会議でプレゼンをする際のカンペとして使ったり。
スタートメニューを探せばすぐに見つけられると思うので、Windowsユーザーの方はこの機会に使ってみてはいかがでしょうか。