え、まだ使っていないの!?iPhoneの音声入力を「こんな場面」で使いこなそう

あまり知られていないiPhoneの音声入力機能。iPhoneを使っているユーザーであればぜひ使って欲しい機能の一つです。しかし、どんな場面で使えば良いのか? 具体例をあげてお勧めします。

iPhoneの音声入力が「凄い実力」を持っていることを、みなさんはご存じでしょうか?
フリック入力をする際にキーボードの「マイク」のアイコンが出てくるので、なんとなく知っている人も多いでしょう。
この音声入力機能を使わないのはモッタイナイ!
ということで、音声入力の設定方法からやり方、シチュエーション別のお勧めの使い方まで教えちゃいます。

iPhoneの音声認識を行うための準備

音声入力をするためには、設定が必要です。
以下の項目をチェックしてみましょう。
(1)Siriを有効化する
「設定」→「一般」→「Siri」→「Siri」オン
(2)キーボードの「音声入力」を有効化する
「設定」→「一般」→「キーボード」→「音声入力」をオン

▲Siriを有効化する

▲音声入力を有効化する
これでOKです。注意する点としては「英語キーボード」を使っている場合、音声入力は「英語」として認識されるので気をつけてください。
ということは英語で音声入力したい人は英語キーボードを、ヒンディー語で音声入力をしたい人は、キーボードをヒンディー語にしておくと良いでしょう。

「マイクボタン」を押だけで音声入力は可能

音声入力のやり方は簡単です。キーボードを出してマイクボタンを押し、言葉を喋っていきましょう。iPhoneが音を認識し、自動的に漢字に変換してくれます。

▲マイクボタンを押すとこのような画面になるので、喋って入力する
文章を書く際に必要な、「。」や「、」といった記号は次のように入力します。

記号 音声入力
まる
てん
改行 かいぎょう
かっこ
かっことじる
かぎかっこ
かぎかっことじる
かんたんふ
はてな

例えば、次のような文章を入力するとしましょう。
こんにちは、隆です。
私のあだ名は「タッキー」です!

音声入力するときは、次のように言います。
こんにちは てん たかしです まる かいぎょう
わたしのあだなは かぎかっこ タッキー かぎかっことじる です かんたんふ

文字に書くと間抜けですが、実際にやってみてください。自分の声がその場で認識され、どんどん漢字変換していく様子はとても未来的です。
あ、一つ重要な点を説明し忘れていました。この音声認識はインターネットに接続されていない環境でないと使えません。

シチュエーション別音声入力のお勧め

では、どんな時に音声入力を使えば良いのでしょうか? 以下、紹介するようなシチュエーションにお勧めです。

フリック入力が面倒な時

パソコンのキーボードだったらいくらでも長文は打てるけど、iPhoneのフリック入力では長文は苦手……という方は多いでしょう。
しかし、LINEやメールで長文を書くためにPCを起動したり、BluetoothキーボードをiPhoneに接続するのは面倒くさい……といった場合は、音声入力がバッチリです。
フリック入力で400字のタイプは大変ですが、言葉でしゃべるのはとっても楽ちんです。

文章作成でやる気が出ない時

会社の企画書や報告書を書かないといけないのに、やる気がないので1行もできていない。Wordを起動しているが画面は白いまま……
そんな時は音声入力の登場です。
キーボードの場合は、頭が先に動いてなかなか手が動きませんが、
音声入力の場合は、マイクのボタンを押したらすぐに喋っていかないといけないので、考える前に口が動きます。
特に日報や報告書といった事実ベースの記事は音声入力に向いていますよ。

手が話せないときのメモ

運転中や料理中など、手が離せないとき・手が汚れているときなどに、メモを取りたい場合も音声入力はお勧めです。
ケーキを作っていて手が小麦粉まみれになっているけれど、メモを取りたいときなどは、とてもありがたいです。
もちろん、運転しているときは、交通法規を守ってヘッドセットなどの機材を使って下さい。

簡易文字起こしをしたいとき

会議や打ち合わせの会話を録音したけれども、文字起こしは面倒……そんな経験はないでしょうか。
特に「絶対に文字起こしをしなくてはいけない」と緊急度が高いもの以外は、なかなかやる気もでません。
そこで、会議の際に最初から音声入力をオンにした状態にしておけば、完璧ではありませんが、音声がその場でテキスト化されるので、とても便利です。
いかがでしたでしょうか? みなさんも、こんな場面で音声入力を使っている、という情報がありましたら教えてください。
(※本記事は7月25日現在、iOS9の環境で執筆されています)

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江原顕雄

PC、インターネットが得意ジャンルのフリーの編集・ライター。「ぁゃιぃわーるど」「下水道」で誕生して、「あめぞう」で乳児期を過ごし、「壺」で育ててもらいました。