「お盆休みは帰省するの?」なんて会話をよく耳にしますが、そもそもお盆って何のためにある行事なのでしょうか。ふわっとしかわからない方のために、お盆の基本を解説します!

「お盆」って何?

古くから日本には、祖先の精霊を迎えて、田畑の豊作や家族の健康を願ったりして過ごす慣習がありました。このような儀礼は、仏教信仰が普及する以前から広く行われていたといわれています。6世紀頃に中国より仏教が伝わったことで、仏事として行われるようになり、神仏習合を経て全国の村や寺社で行われるようになったのだとか。

現在では一般的に、祖先の精霊を祭る行事または期間を意味しており、お盆には祖先の霊が生前に過ごした家や子孫の元に帰って来るとされています。

どうして7月と8月があるの?知っておきたい「お盆」の豆知識

お盆の期間が違う地域があるのはなぜ?

たとえば関東地域のお盆は7月13日~16日頃が多く、関西・西日本の地域では8月に行うことが多いといわれています。地域によって「7月盆=新暦7月15日頃」「8月盆=新暦8月15日頃)」「旧暦7月15日前後=旧盆 ※年によって日にちが変わる)」と分かれています。

これは、明治時代の初めに旧暦(太陰太陽暦)から新暦(太陽暦)に切り替えられた際に分かれたのだそう。当時「旧暦で行われてきたお祭りや年中行事の日程をどうするか?」という議論が起こり、全国各地域で旧暦を踏襲したり、新暦に切り替えたりなどの対応の違いがあったことから、それがそのままお盆の日程の違いになったのです。

お盆行事にみかけるキュウリはナスは何のため?

どうして7月と8月があるの?知っておきたい「お盆」の豆知識

お盆行事にキュウリやナスに棒をさしてお供えされているのを目にします。
このキュウリは馬を、ナスは牛を示しているのだとか。これらは精霊が移動する乗り物を表しており、精霊をお迎えする際は足の速い馬に、送り帰す際は牛に乗ってゆっくりあの世へ帰っていただく、という願いが込められているのです。

盆踊りは立派な儀礼!

どうして7月と8月があるの?知っておきたい「お盆」の豆知識

お盆の時期になると、よく近所の公園や神社で盆踊り大会が開かれますよね。
夜店が出たり賑やかなイベントですが、そもそも「盆踊り」はお盆に迎えた祖先の精霊を祭って感謝しつつ、一緒に交歓するための儀礼なのです。盆踊りは「無心になって踊り続けることで気分が高揚して、いつの間にか祖先の精霊とつながり一体となる」という意味が込められた、立派な祭祀なんですね。

以上、お盆の基本知識でした! 何となくお盆休みを過ごしていた方も、今年の夏はご先祖様の精霊に思いを馳せつつ、一心不乱に盆踊りに興じてみてはいかがでしょうか?

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※お盆の由来については諸説あります。

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Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。

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