1日が24時間なのはなぜ? 明日から披露したい数字ウンチク

1日は24時間なのに、なぜ1時間は60分で、1分は60秒なんだろう・・・?今回は時間に関する素朴な疑問に迫ってみました!

普段何気なく目にしている時計。そもそも、時間の区切りというのはいったい誰が決めたものなのでしょうか?「時間」の起源について調べてみました!

なぜ1日は「24時間」なの?

1日は24時間で表され、1時間は60分、1分は60秒で表すことができますよね。この概念はどこから生まれたのでしょうか。
歴史上で初めて”1日を時間に分割した”文明は、古代エジプト人が使用していた日時計であると言われています。当時の日時計は、地面にさした棒の影が示す方向や長さで時間を知る、というものでした。
その後、紀元前1500年頃には、T字型の棒を地面にさし、日の出から日没までにできる影が動く範囲を12個に分割する、という日時計が発明されました。
また、日没後は空に観測される星を数えて夜の時間を計る方法が生まれ、夜を12に分割していたそうです。この「12」という数字は、エジプトで使われていた「十二進法」からきたものではないかと考えられています。
こうして日中と夜がそれぞれ12の時間に分割されるようになったことで、1日が24の時間に分けられるようになったわけです。
ただ、夏は日が長く冬は短いため、この方法が生まれた頃は、24に分割された1時間の長さが、季節や日中、夜の時間によってバラバラだったそうです。1日を均等に分割する方法が普通に使用されるようになったのは、機械時計が出てくる14世紀頃だったとか。

1分が60秒で1時間が60分なのはなぜ?

では、1分が60秒で1時間が60分、という概念はどこから生まれたのでしょうか。
時間の細かい区分には、ギリシャ人天文学者たちによる「六十進法」が採用されています
紀元前276年から194年頃、ギリシャ人天文学者エラトステネスは、地理学における「緯度」の開発のために円を60分割しました。
その1世紀後、同じくギリシャ人天文学者ヒッパルコスが地球の形状に沿って平行に緯度を引き、さらにそこに経度という概念を加えて、地球全体を360分割するという方法を考案します。
この方法によって地球は経線で24のセグメントに区切られ、そのうちの1セグメントで1時間を表すことができるようになりました。
その後の西暦150年頃、古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスが、360のセグメントをさらに60分割することで「分」という時間の単位が誕生。さらにこれを60分割して「秒」が生まれました。
しかし、当時はこの「分」や「秒」という単位は、一般大衆にとっては全く実用的なものではなかったようで、「分」まで表示する機械時計が誕生する16世紀の終わり頃までは、あまり理解されない時間単位だったそうです。
1日は「十二進法」をもとに、時間は「六十進法」をもとに作られた単位のため、1日は24時間で、1時間は60分として区切られているのですね。
今はいつでもどこでも正確に知ることのできる「時刻」ですが、古代から、時間を知るためにさまざまな研究や工夫が凝らされていたのだと思うと、ロマンを感じますね~。

Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。

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