「ニューノーマル」とは「新しい生活様式」?どんなことを心がければいいの?

「ニューノーマル」の意味について解説。具体的にはどのような変化が起こるのか、「生活」と「仕事」の両面で整理。「新しい生活様式」との違いも説明します。

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、私たちの生活は一変しました。

外出時にはマスクをし、人が密集する空間は避け、アルコール消毒をこまめにする。そのような基本的な行動はもちろんのこと、日常生活においても仕事においても、今後は以前とは異なる生活様式が求められるようになります。

このような変化について、ニュースでは「ニューノーマル」や「新しい生活様式」といった言葉で説明されています。ですが、具体的にはどのようなことを心がければいいのでしょうか。そして2つの表現に違いはあるのでしょうか。

「ニューノーマル」と「新しい生活様式」は同じ意味?

冒頭でふれた言葉以外にも、メディアでは似た表現を耳にすることがしばしばあります。

たとえば、「新しい生活様式」「新しい生活」「新しい日常」「ニューノーマル」など。「新しい日常」は「ニューノーマル」の訳語ですし、「新しい生活」は「新しい生活様式」の略語という印象もありますが、違いはあるのでしょうか。

結論から言えば、どれも基本的には同じ意味を持つ表現です。

どれも一言でまとめるなら、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために、社会全体で取り組むべき生活習慣」あるいは「コロナ後の世界の規範となる生活様式」のことを指す表現だと言えるでしょう。

ただし、その由来や意味については、若干の違いもあります。

コロナ以前からあった「ニューノーマル」

そもそも「ニューノーマル」という言葉は、コロナの流行以前から存在していました。

これはリーマンショック以降、経済学や金融関係の文脈で使われた言葉。主に2007年から2008年にかけての、世界金融危機の後の世界の変化を指すものです。

それがやがて「以前は異常とされていた事態がありふれたものとなる」ことを意味する単語として用いられるようになり、アフターコロナの文脈でも使われているわけです。

厚生労働省が示している「新しい生活様式」

一方、日本のメディアで使われる「新しい生活様式」という表現は、厚生労働省が示している感染対策や生活スタイルを指すものです。

具体的には、おなじみの「ソーシャルディスタンス」「3密を避ける」といったものが当てはまりますね。

そのため、「ニューノーマル」と「新しい生活様式」には、厳密に言えば若干の違いがあります。とはいえ、メディアではほぼ同じ文脈で使われていますし、両者が指し示す「日常」も同様のものです。

ですので、基本的には同じ言葉として認識しておいて差し支えはないでしょう。

具体的にはどんな「ニューノーマル」が当たり前になるの?

では、実際にはどのような「ニューノーマル」が定着するようになるのでしょうか。細分化すればさまざまな変化があると言われていますが、ここではその中から基本的なものを取り上げて説明します。

生活のニューノーマル

まずは何と言っても、先ほどもふれた「ソーシャルディスタンス」「3密を避ける」「マスクの着用」「こまめな手洗いとアルコール消毒」といった行動が挙げられますね。

しかしこれら以外にも、私たちの日常生活は徐々に変化しつつあります。

たとえば、外出の自粛によって外食をしなくなり、デリバリーやテイクアウトを利用する機会が増えました。外で人と会う機会が減り、ファッション関係の出費は減少。買い物も友人とのコミュニケーションもオンラインで行うようになりました。

また、実店舗での買い物ではキャッシュレス決済を利用するようになり、混雑する時間を避けて来店するように。そして、それまで以上に本や映画や音楽をデジタルで購入したり、サブスクリプションサービスで楽しんだりするようになりました。

パッと思い浮かぶだけでもこれだけの「ニューノーマル」があり、中にはすでに「日常」として定着しているものもあるのではないでしょうか。今後は旅行やイベントについても、それまでとは違った「様式」が求められるようになるはずです。

働き方のニューノーマル

働き方の「ニューノーマル」としては、現在進行系で起こっている変化として「テレワークの普及」が挙げられます。

出社する必要のない業務は在宅で行い、会議もなるべくオンラインで話し合うようにする――。すでにこのような働き方に移行している企業も少なくありません。

また、在宅勤務が増えることによって、「オフィス」の役割も変化せざるを得ません。常に全社員が出勤するわけでなければ、1人に1つのデスクを用意する必要もなくなります。一部の企業では、早くもオフィスの縮小や移転を検討しているそうです。

他にも対面での営業や契約、採用や研修もオンラインへと移行し、今後は映像を介したコミュニケーションが主流になる、という見方も。その一方では、「出勤」する必要のある仕事の重要性がますます高まるとも考えられています。

まとめ

本記事でふれた「ニューノーマル」は、あくまでも一部に過ぎません。一口に「仕事」と言っても、業界や職種ごとに「新しい日常」を今まさに探っているところでしょうし、感染症の状況次第で求められる規範も変わってきます。

私たちの生活は今まさに変化の途上にあり、試行錯誤しながら最適化していくことになるのでしょう。

何よりもまずは、目の前の感染症対策として、「新しい生活様式」を心がけていきたいところ。詳しくは厚生労働省のサイトでまとめられていますので、改めて確認してみてください。

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けいろー(@Y_Yoshimune)

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。 ⇒ぐるりみち