ただ、気が付かないうちに二重ルーターになっているケースも少なくありません。
本記事では二重ルーターについて、確認方法やデメリットなどを解説していきます。
二重ルーターとは
二重ルーターとは、ルーターを2つつなげて二重にしている状態のことです。ONUをルーターに接続して、そこからさらに別のルーターに接続すると、二重ルーターになります。
二重ルーターになっているかどうかは簡単に確認可能です。パソコンでコマンドプロンプトを開いて、「tracert -d 8.8.8.8」と入力してみましょう。
コマンドプロンプトは画面左下のWindowsボタンの右側にある虫眼鏡マークから検索すると出てきます。
上の画像のように「192.168」で始まるIPアドレスが2つ出てきたら二重ルーターです。二重ルーターになっていない場合には1つだけ出てきます。
二重ルーターになっている場合でよくあるケース
次のようなケースで二重ルーターになっていることがよくあります。
レンタル機器にルーター機能が付いている
回線事業者からレンタルしているONUやホームゲートウェイにルーター機能が付いていて、そこにさらに市販のルーターを接続してしまっているケースです。この場合、設定した本人には、ルーターを2つ使っているという認識がないことも多いです。
端末の接続方法が曖昧
自宅で使用している端末やPC周辺機器などが多く、接続方法も曖昧なために、二重ルーターになっているケースもあります。例えば、新しいルーターを購入した後に、古いルーターを取り外していないなどの場合です。両方のルーターが稼働していれば二重ルーターということになります。
よく分からない場合には、先に紹介したコマンドプロンプトを使う方法で二重ルーターになっていないか確認してみましょう。
二重ルーターだと何か問題はある?
二重ルーターの場合、2つのルーターを経由して通信することになるため、通信速度が遅くなります。
また、それぞれのルーターが別々のネットワークを形成している状態なので、ファイルを送受信したりプリンターを使用したりするときに不都合が生じる場合もあります。
例えば、1つ目のルーターに接続しているデバイスと2つ目のルーターに接続しているデバイス同士では、ファイルの送受信ができない、といった事態が起こります。
ルーター一台では、接続できるデバイス数や有線接続時のポート数が足りないなどの理由で、敢えて二重ルーターを選択する人もいますが、こうしたデメリットを考慮すると、あまりおすすめはできません。
二重ルーターを解消するには
ONUやホームゲートウェイなどにルーター機能があるにも関わらず、さらに別のルーターをつなぐことで、意図せず二重ルーターになってしまっていた場合には、市販のルーターを取り外しましょう。OUNやホームゲートウェイにデバイスを接続すれば、二重ルーターが解消されます。
二重ルーター解消でLANポートが足りなくなる場合には
接続するデバイスが多いと、二重ルーターを解消した際にLANポートが足りなくなってしまうこともあります。その場合には、ブリッジモードを使用するという方法を検討してみましょう。二台目のルーターをブリッジモードに切り替えれば、ルーター機能はなくなり、アクセスポイントとしてのみ機能するようになります。これで、今まで通りのデバイスを接続しつつ、二重ルーターも解消可能です。
二重ルーターを解消して高速なインターネットを楽しもう
二重ルーターの状態でも通信はできますが、速度や安定性が損なわれる場合があります。むしろ、高速で安定した光回線のメリットを十分に享受できなくなってしまうため、できればしないのが望ましいです。現在二重ルーターになっているなら、解消すればより快適に通信できるようになるでしょう。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。