衛星のインターネット回線?SpaceXの「スターリンク」とは?

山間部や離島などでは、高速なインターネット回線は利用できない……。そんな常識を覆すのが、通信衛星を利用した「スターリンク」です。既に国内でサービスが提供されており、今後は利用が広がるかも!

通信衛星を利用した新しいインターネット回線「スターリンク」のサービス提供が、国内で開始されました。今後本格的に普及すれば、山間部や離島などでの高速なインターネット回線利用は難しいという、従来までの常識が覆るかもしれません。本記事ではこの「スターリンク」について紹介していきます。

スターリンクとは?

スターリンクとは、イーロン・マスク氏が設立した宇宙開発企業「SpaceX社」の通信衛星によるインターネット接続サービスです。一部の地域ではすでに、個人向けサービスの提供を開始しています。年内には企業や自治体などを対象とするサービスも開始される予定です。

今後は3つの形態でサービスが提供される見込み

スターリンクは今後次の3つの形態で、日本全国を対象としたサービスを提供する見込みです。

基地局バックホール

基地局バックホールは、auの基地局を経由して端末と通信衛星を接続する仕組みです。これにより、光回線に対応していない山間部や離島などの地域でも、高速なインターネット回線を利用できるようになります。

Starlink Business

Starlink Businessは、法人向けに提供されるサービスです。法人専用の高性能アンテナを使用し、個人向けサービスよりも優先的に帯域を割り当てることで、安定した通信を提供します。帯域の優先度などを分けた複数の料金プランが用意される予定です。
Starlink Businessでは、通信衛星と専用のスターリンク端末を接続して使用します。スターリンク端末からWi-FiやLANケーブルでPCやスマホを接続するという具合です。

スマホ直接通信

スマホ直接通信は、基地局やアンテナを経由せずに通信衛星と直接通信を行うという仕組みです。しかし、使用する周波数などの関係で課題が多いのが実情です。
そのため、現時点ではまだ基地局や専用アンテナなどを介して、スマホと通信衛星を接続していますが、将来的にはスマホで通信衛星と直接通信できるようになる見込みです。

これまで以上に通信環境が便利に

スターリンクが普及すれば、山間部や離島などでも都市部と大差ないインターネット通信を利用できるようになります。例えば、山小屋でのテレワークや工事などで活用できるでしょう。また、基地局やアンテナを経由しないで通信できるようになれば、災害時の通信確保などにも期待が持てます。まだ黎明期ではありますが、今後の動向に注目していきましょう。

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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 

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T.A

IT系やスマホの話題から、転職や節約術まで幅広いジャンルで執筆を手がけるWebライター。デジタルモノが好きで、新しいガジェットやWebサービスなどには目がない。