インターネットの光回線をどれにしようか調べていると、「フレッツ光」や「光コラボ」、「コラボ光」などの単語をよく目にします。
どれも似たような言葉で、初めて目にした方は混乱してしまうことでしょう。
ただ、よくよく調べてみると「フレッツ光」と「光コラボ」はサービスを提供する事業者が異なりますし、「コラボ光」にいたっては、光アクセスサービス（回線）を指しているようです。一体どういうことなのでしょうか。
今回はインターネットの光回線の混乱しやすい用語である「フレッツ光」と「光コラボ」、「コラボ光」のそれぞれの意味やその違いについてご説明したいと思います。
フレッツ光とは
フレッツ光とは、NTT（東日本・西日本）が提供する光回線サービスの名称です。
一時期、光回線はNTT東西がほぼ独占状態でしたので、「光回線＝フレッツ光」と誤解されることが多いのですが、光回線サービスはフレッツ光のほかにも存在します。
例えば、auひかりやNURO光、eo光、BBIQ光、MEGA EGG、Pikara光などです。
ただ、BBIQ光は九州、MEGA EGGは中国などほかのサービスは一部地域にのみ回線が敷かれているのに対して、NTT東西のフレッツ光は全国に回線が敷かれています。
地域の縛りなく申し込める光回線、という点でフレッツ光は選びやすく、その分知名度が高いのです。
また、フレッツ光だけではインターネットに接続することはできません。回線（フレッツ光）とは別に、プロバイダ（回線をインターネットにつなげる事業者）とも契約する必要があります。契約先が二つになるため、ユーザーにとって面倒な部分も。一方で好きなプロバイダを選ぶことができるという点は、メリットかもしれません。
光コラボとは
光コラボとは「光コラボレーションモデル」を略した用語です。NTT東西から光回線を借り受けた光コラボレーション事業者が、光回線を使ったアクセスサービスと、自社のさまざまなサービスとを組み合わせて提供するという、サービスモデルを指しています。
光回線であっても、auひかりやNURO光など、NTT東西の回線以外の独自回線を使っているサービスは、光コラボとは呼びません。
光コラボの大きな特徴は、回線事業者とプロバイダの契約窓口が一本化されること。請求元や問い合わせ窓口がひとつで完結するため、ユーザーにとってのメリットは大きいでしょう。まとめての契約だけに、インターネットの月額料金が割安になることが多いのも魅力です。
NTT東西の回線を使用しているため、対応エリアや回線品質などは「フレッツ光」と同等ながら、各事業者が独自の料金プランや割引特典を打ち出しているので、サービス内容にそれぞれ違いがあることも特徴のひとつです。
自分がよく使うサービスと関係する光コラボを選べば、よりお得になるでしょう。
コラボ光とは
コラボ光とは、光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービスのサービス名を指します。
光コラボのサービス名は、ビッグローブ光、ソフトバンク光、ドコモ光、楽天ひかりなどを見ての通り、後ろに「光（ひかり）」とついていますね。これらを総称して「コラボ光」と呼んでいるのです。
ただし、少しややこしくなる点も否めないため、まとめて「光コラボ」で統一しているケースも散見されます。
光コラボの方がおトクになりやすい！
今回は、「フレッツ光」と「光コラボ」、「コラボ光」の違いをまとめました。
フレッツ光はNTT東西が提供する光回線なのに対して、光コラボはNTTの光回線を借り受けた光コラボレーション事業者が独自サービスと合わせて提供するモデルです。
そのため、光コラボは光コラボレーション事業者の独自サービスが利用者の目的、利用環境にマッチしていれば、フレッツ光よりもおトクになりやすいと言えます。
光コラボレーション事業者に関連するサービスを利用している、またインターネットの月額料金を少しでも抑えたい方は、光コラボを選ぶことをおすすめします。
ちなみに、BIGLOBEはプロバイダも兼ねている光コラボレーション事業者です。乗り換えを検討されている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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