光回線を始めとした固定回線を契約する際「ルーターをレンタルするかどうか」を必ず確認されます。しかし「そもそもルーターって何? 必要なの?」「絶対レンタルしないといけないの?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、インターネット契約のオプションであるルーターのレンタルについて、その役割やメリット・デメリットを紹介します。
ルーターの役割
ルーターとは、LAN(ローカルエリアネットワーク)内の複数の機器を、インターネットに接続するための中継器のことです。
ルーターがなくてもONUに接続すればインターネットを利用することは可能ですが、有線接続限定となるうえ、複数の端末で同時にインターネットを利用できません。
またルーターには、インターネットにつながるIPアドレスとは異なるLAN内でのみ使用するローカルIPアドレスを、各接続機器に割り振る機能があります。これにより、インターネットを経由した外部からの各機器への不正アクセスを防ぐことができます。
ルーターを利用しない場合は接続機器のIPアドレスに外部から直接アクセスできる状態になるため、利便性だけでなく、セキュリティ面からもルーターの役割は大きいといえます。
オプション契約でレンタルするのがおすすめ
インターネット契約の際、ほとんどの場合はプロバイダや光コラボ事業者からルーターをレンタルするかどうか確認されます。ルーターのレンタル自体はオプション契約なので、手元にルーターがあれば改めて借りる必要はありません。
ただし、ルーターのレンタルにはメリットも多いため、自前で用意することにこだわりがなければレンタルをおすすめします。
ルーターレンタルのメリット
ルーターをレンタルすることには、次のようなメリットがあります。
自分で機種を選ぶ必要がない
ルーターを購入する場合、自分で機種を比較し、どれを購入するか決定しなければなりません。機械やインターネットに詳しくないと、ちょっと面倒ですよね。
レンタルであれば、あらかじめ機種は決められているため、迷う必要はありません。
キャンペーンで無料レンタルできることも多い
ルーターのレンタルは基本的に有料オプションで、300円から500円程度の月額オプション料金が発生します。ただし、新規申し込みキャンペーンでレンタル料が無料になっているケースが少なくありません。
仮に、月額550円のレンタル料が1年間無料になる場合なら、中級クラスのルーターが購入できるくらいの金額が浮くことになります。
なかには回線契約中のレンタル料がずっと無料になるプロバイダもありますので、機器にこだわりがなければレンタルの方がお得なケースも多いです。
壊れたら交換してもらえる
レンタルルーターの場合、もし機器が故障したときはプロバイダに連絡すれば、代替機を送るなどの対応をしてもらえます。利用者の過失で壊してしまった場合でも、修理手配を依頼できるケースもあります。
自前で用意していると、保証が切れたあとは自分で修理を手配するか、再度買い直しが必要です。
ルーターレンタルのデメリット
多くの人におすすめできるルーターのレンタルですが、人によっては「自分には合わないかも」と感じることもあるようです。
長い目で見ると買った方が安いことも
レンタル料無料のキャンペーンを用意していないプロバイダの場合、長い目で見ると買った方が総額が安くなるケースもあります。
たとえば、月額550円で2年レンタルした場合、1万3,200円の費用が総額で発生します。1万円以下で買えるルーターは少なくないため、金額面を単純比較すると損に感じる人もいるでしょう。
機種の選択肢が少ない
多くのプロバイダでは、レンタルできる機種があまり多くありません。一機種のみというところもあり、使いたい機種が決まっている人や、性能にこだわりたい人は不満に感じるポイントです。
また、機種自体も少し古いものが提供されているケースもあるため、最新機種を使いたい場合は自分で用意した方がストレスは少ないかもしれません。
自分でルーターを用意するときの注意点は?
ルーターを自分で用意するとき、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
IPv6に対応しているか
高速通信が可能なIPv6(IPoE)方式に対応しているかどうかは、必ずチェックしましょう。従来のIPv4方式と比較して、回線が混み合わずスムーズに通信が可能です。
なお、IPv6で通信するには、インターネットに接続する端末とインターネット回線もIPv6に対応している必要があります。こちらも合わせて確認しておきましょう。
バンド数をチェック
ルーターには、5GHz帯と2.4GHz帯の二つの電波での通信が可能な従来の「デュアルバンド」のものと、デュアルバンドにさらに5GHz帯の電波を一つ追加した「トライバンド」のものがあります。
接続機器が増える場合、高速通信が可能な5GHz帯が二つ用意されているトライバンドのルーターのほうが、快適にインターネットを利用できます。
通信範囲の広さは十分か
ルーターは機種によって電波の強さが異なるため、広い家で使うなら、なるべく電波が強く通信範囲の広いものを選びましょう。電波が十分でない場合や、壁に遮られてうまく通信できない場合、中継器が必要になることもあります。
迷ったら「とりあえずレンタル」もアリ
ルーターの機種にとくにこだわりがないのであれば、とりあえずレンタルルーターを利用してみて、不満な点があれば自分で用意する、という方法もアリです。一定期間レンタル料無料のプロバイダも多いため、インターネット導入の初期費用を抑えたい場合もおすすめですよ。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
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