光回線なのに速度がいまいち出ない気がする……そんなときには、Wi-Fiルーターのアンテナの向きをチェックしてみてはいかがでしょうか。
実は、アンテナを調整することで、電波を飛ばす方向を変えることができます。
光回線を使っているのにあまり速度が出ていないと感じている方は、アンテナの向きが良くないのかもしれません。本記事では、Wi-Fiルーターのアンテナの向きと、電波が飛ぶ方向について説明していきます。
内蔵アンテナタイプと外付けアンテナタイプ
Wi-Fiルーターは、主に次の2つのタイプに大別できます。
内蔵アンテナタイプ
内蔵アンテナタイプというのは、アンテナが筐体の中に格納されているWi-Fiルーターです。このタイプはアンテナの向きを調整することができません。
360度の方向に偏りなく電波が飛ぶように作られています。
外付けアンテナタイプ
外付けアンテナタイプは、筐体の外側にアンテナが2~4本程度出ているWi-Fiルーターです。接続するデバイスの方向に合わせて、アンテナの向きを調整できるようになっています。本記事で対象にしているのは、こちらのタイプです。
アンテナに対して垂直方向に電波が飛ぶ
Wi-Fiルーターの電波はアンテナに対して垂直方向に飛ぶようにできています。商品パッケージなどの写真では上向きになっていることが多いですが、その場合にはルーター本体に対して横方向に飛びます。上下方向にはあまり飛びません。
逆にアンテナが横向きの状態になっていれば、電波はルーター本体に対して上下方向に飛び、横方向にはあまり飛ばないということです。
デバイスをルーターと同じフロアのみで使うなら
スマホやPCをルーターと同じフロアで使うなら、上の写真のようにアンテナは上向きの状態で問題ありません。
デバイスがルーターと別のフロアにあるなら
1階にルーターを設置して2階でスマホやPCを使う場合などは、上方向に電波を飛ばしたいですよね。そんなときは上の写真のように、アンテナは横に寝かせた状態にすると、つながりやすくなります。2階にルーターを設置して、1階でスマホやPCを使う場合も同様です。
また、デバイスとルーターの位置関係が真上や真下ではなく、斜め上や斜め下ということもあるでしょう。たとえば、1階の南側の部屋にルーターを設置して、2階の北側の部屋でPCやスマホを使うといったようなケースです。そのような場合には、アンテナも斜めにするとつながりやすくなります。
アンテナの向きによって実際に速度はどれくらい違うの?
理論上アンテナの向きによって、速度に差が出る、ということはわかりましたが、実際はどうなのでしょう。スピードテストをしてみました。
画像は「SPEED TEST」というアプリを使用し、ルーターとは別の部屋で速度測定を行った結果です。
上はアンテナをデバイスに対して垂直の向きにした場合で、上りが86.2Mbps、下りは108Mbps出ています。これに対して、下はデバイスの方向を向くようにした場合の速度で、上りが58.8Mbps、下りは20.9Mbpsでした。
同じ部屋の中だとほとんど差が見られないこともありますが、壁を隔てたり距離が離れていたりすると、はっきりと差が見られます。
アンテナが複数あるとより調整しやすい
この記事でご紹介しているルーターのように、複数のアンテナが付いている場合には、それぞれ別々の向きにすることも同じ向きにすることもできます。別々の向きにすれば、異なる方向へ電波を飛ばせるため、1階と2階の両方でつながりやすくしたいときなどに便利です。上向きと横向きの両方のアンテナがあれば、360度どの方向にデバイスがあってもつながりやすくなります。
ただし、同じ向きにすることで複数のアンテナから同じ方向に電波が飛ぶため、その方向にあるデバイスがよりつながりやすくなります。「とりあえず上向き、横向き、両方にしておこう」というのは得策ではないので、使用する場所によって検討するのがいいですね。
これまでよりも速度が上がるかも
これまでルーターのアンテナの向きをあまり気にしていなかった人は、今回紹介した方法で調整してみましょう。ちょっとしたことで通信速度が上がり、もっと快適にインターネットを使えるようになるかもしれません。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
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