ホームルーターとは?光回線との違いは?

自宅用インターネットサービスとして代表的なホームルーターと光回線 。どちらがよいか迷っている方向けに、ホームルーターのしくみと光回線との違いを紹介します。

自宅用インターネットサービスにはさまざまな種類があります。そのなかで、利用者が多いのが「光回線」「ホームルーター(置くだけWi-Fi)」です。新規契約や乗り換えのとき、どちらがよいか迷ってしまう、という方も多いでしょう。

この記事では、ホームルーターとはどのようなインターネットサービスなのか、光回線と比較しながらご紹介します。

ホームルーターとは

ホームルーターとは、簡単にいうと「モバイル回線を利用した自宅用のルーター」です。一般的に、四角柱・円柱型のルーターを使用するものが多いです。

光回線では、有線でルーターに接続して自宅内に電波を飛ばすのに対し、ホームルーターはモバイル回線をキャッチし、自宅にWi-Fiの電波を飛ばします。

「置くだけWi-Fi」と呼ばれるように、ほとんどコンセントを差してすぐに使えるようになり、光回線で必要な工事も不要なのが大きな特徴です。

ホームルーターの仕組み

前述のとおり、ホームルーターはモバイル回線を利用して通信を行なうタイプのルーターです。スマホやタブレットと同じように、データSIMを挿して使用します。

モバイル回線を利用してインターネット通信を行うという意味では、モバイルルーターに近いサービスといえます。

ホームルーターは、モバイルルーターとは違い、自宅の固定回線としての使用を想定しているため、接続台数の上限が多めに設定されています。BIGLOBE WiMAXで提供している「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」の場合、最大40台まで同時接続が可能です。

ホームルーターの回線速度

インターネットサービスを利用する場合に、気になるのが回線速度です。自分の用途に合った速度を発揮できるかは重要となります。

ホームルーターの回線速度は、契約する回線事業者によって異なります。理論値では、最大600Mbpsから4Gbpsほどの速度で通信可能としている業者が多いです。エリアや住居の状況によってはそれ以下の速度になることもありますが、一般的な使用ではほぼ問題にならない速度といえます。

ホームルーターと光回線の違い

ホームルーターと光回線は、どのような点に違いがあるのでしょうか。使い心地に関係してくる4つのポイントで比べてみましょう。

ホームルーターは設置時・転居時の工事が不要

ホームルーターは、光回線とは違い設置時や転居時の工事は不要です。到着したルーターにデータSIMを挿し、電源に繋げば利用できます。

光回線の場合、工事の手続きや初期設定が煩雑になりがちな点がデメリットです。

光回線のほうが通信は安定している

「通信の安定性」を評価した場合、光回線に軍配が上がります。ホームルーターはモバイル回線で通信するため、安定性は利用している回線に依存します。

自宅が提供エリアのギリギリに位置している場合など、場所によっては電波が弱いことも考えられます。
光回線は、自宅までは有線で通信を行うため通信品質は安定しています。通信回線もモバイルとは別なので、電波障害の影響も受けません。

ホームルーターは速度制限があることも

ホームルーターは、契約中のプロバイダやプランによっては、速度制限が発生することがあります。通信容量に制限がある場合、決まったギガバイトを超過すると一定期間は低速での通信を余儀なくされます。

「オンラインゲームを長時間楽しみたい」「仕事で大容量データのダウンロードが多い」など、通信容量が多くなりやすい人は、速度制限がストレスになるかもしれません。

ホームルーターは5G対応エリアかで速度に差が出る

ホームルーターには5G対応のものも多く、対応エリア内であれば4G通信と比べて速度が出やすくなります。エリアに応じて通信速度に差が出るのも、ホームルーターならではの特徴といえます。

5G対応エリアは徐々に広がっていますが、2022年5月時点では、まだ人口の多い地域が中心です。自分のエリアが5Gに対応しているのか、していない場合は4Gでも問題なく通信が可能か、契約前にチェックしておきましょう。

ホームルーターがおすすめなのはどんな人?

ホームルーターは、回線速度や通信の安定性を考慮すると、まだまだ万能とはいえない面もあります。では、デメリットを踏まえたうえで、ホームルーターを検討する余地があるのはどのような人でしょうか。

5G対応エリアの人

5G対応エリアに居住しているのであれば、ホームルーターを導入するメリットは大きいといえます。光回線と同程度の通信速度を確保しながら「工事不要」「電源がある場所なら外で使える」など、ホームルーターのメリットを享受できるためです。

また、5G対応エリアは都市部や人口の多い地域のため、電波自体も安定していることが多いです。

初期設定や工事の手続きを省略したい人

光回線導入時は、遅くとも1か月前の申し込みや、業者との工事の打ち合わせ、ONUの初期設定などさまざまな手間や時間がかかります。光回線ユーザーであっても「便利だけど工事と初期設定だけは面倒くさい」と感じる方は少なくありません。

ホームルーターは工事不要で、初期設定も光回線と比べると非常に簡単です。引っ越しの際も撤去工事は必要ないため、手軽に使い始めることができます。

外出先でも使いたい人

一部の回線業者のホームルーターは、電源がありプロバイダの提供エリア内であれば、自宅以外でも使えます。ポケットWi-Fiと比べると荷物になりますが、持ち歩きが可能なサイズです。

「出張が多く、ホテルで使いたい」といった人であれば、自宅と同じインターネット通信を出先でも使用できるため、メリットは大きいといえます。

ただし、ドコモやソフトバンクを始めとするいくつかの回線業者は、ホームルーターの自宅以外での使用を禁止しています。外出先での使用を希望する場合、持ち運びOKかどうかも契約前に確認しておきましょう。

特徴を知り適したインターネットサービスを選ぼう!

光回線とホームルーターは、どちらも特徴が異なるため一長一短といえます。それぞれの強みと弱みを知り、自分のスタイルに合ったサービスをえらびましょう。

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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 

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いちはら

今日の晩御飯から不動産・転職までこなすマルチジャンルライター。Twitterでも活動中。Twitter:@IchiharaMakiwo