光回線の基本11「最近のインターネットは「モデム」ってないの?」

現代の「モデム」事情について。そもそもモデムとは何なのかの説明から、インターネット接続に必要な「変換器」の存在について言及。モデムとONUの役割を簡単にまとめました。

自宅でインターネットを利用するために必要な機器として、まず「モデム」が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。

しかし改めて考えてみると、この言葉を聞く機会が減ったようにも感じる近頃。モデムとはそもそもどういうものなのか。現在はモデムなしでもネット接続できるのか。すっかり見聞きしなくなった、そんな「モデム」の疑問にお答えします。

〈ポイント〉
・モデムは、電話回線でインターネット接続する際に必要な変換装置
・アナログ信号の変換器なので、光信号を使う光回線には対応していない
・光回線の場合は、「ONU」という装置がモデムの役割を果たしている
・ONUを含む変換器全般を指して「モデム」と呼ぶ場合もある

「モデム」とは?

そもそもモデムは、パソコンをインターネット接続する際に必要な装置として利用されていました。

モデムの役割は、一言で説明するなら「変換器」。

アナログ信号をデジタル信号に、またデジタル信号をアナログ信号に変換することで、データの送受信を可能にしてくれる装置です。ADSL(電話回線)が主流だった時代には、このモデムがインターネットを利用するためには不可欠でした。

現在、モデムは使われていないの?

では、なぜ最近はモデムについて聞かなくなったのかといえば、光回線の普及が大きな理由として挙げられます。

前述のとおり、モデムの役割は「変換器」。電話回線でインターネットに接続していた頃は、アナログ信号とデジタル信号を相互に変換するために必須の装置でした。

しかし現在、インターネット回線の主流は、光回線です。電話回線ではなく光ファイバーケーブルを使って通信を行うため、従来の「アナログ回線の変換器」としてのモデムは対応していません。

結果、最近はモデムを使う場面が激減し、この言葉も聞かなくなった――というわけです。

モデムではなくて、「ONU」?

現在、モデムの代わりに「変換器」としての役割を果たしているのは、「ONU(Optical Network Unit、光回線終端装置)」という装置です。

ONUの場合はアナログ信号ではなく、光信号をデジタル信号に変換する機能を持っています。モデムと同様にデータ通信を行うためには必須の装置ですので、基本的には回線業者から貸し出されたものを設置する形になります。

ちなみに、このONUを指して「モデム」と呼ぶ場合もあるのだとか。

その点も考慮してまとめると、「アナログ回線の変換器である従来の『モデム』は、光回線の接続には不要」ですが、「ネット接続の際に使う変換器全般を指して、『モデム』と呼ぶ場合もある」と言えます。

モデムに関しては、これだけ覚えておけば困ることはないでしょう。

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けいろー(@Y_Yoshimune)

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。 ⇒ぐるりみち