「3Gサービスがまもなく終了し、ガラケーは使えなくなる」というニュース記事を目にする機会が増えました。
近頃は「5G」が話題ですが、「3G」といえばガラパゴスケータイ(ガラケー/フィーチャーフォン)を使っていた世代にはおなじみの通信規格。まだ「ガラケー」が主流だった2000年代は、誰もがこの3Gサービスでインターネットに接続していました。
そんな3Gの終了は、今もガラケーを使い続けている人にとっては無視できない問題です。「そもそも自分の携帯電話は3Gなのか」「使えなくなるとしたらいつまでに対応すればいいのか」など、疑問や不安をいだいている人も多いことでしょう。
本記事で取り上げるのは、そんな「3G停波」の問題について。3Gサービス終了に関連する基本的な知識や疑問を、Q&A形式で説明します。
Q1. そもそも3Gって何?
A. 携帯電話でデータ通信を行う際に使用される通信規格のこと
携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末が、インターネット接続をはじめとするデータ通信の際に使うシステムを指します。
3Gは「3rd Generation」を意味し、「第3世代移動通信システム」とも呼ばれます。現在はより通信速度に優れた第4世代「4G(4th Generation)」が主流。さらに進化した「5G」への移行が進みつつある真っ只です。
Q2. 3Gが終了する時期はいつ?
A. KDDIが2022年3月31日に終了したのを皮切りに、ソフトバンクは2024年1月、NTTドコモは2026年3月の停波を予定
急に感じられる人もいるかもしれませんが、各社は2018年頃からたびたび停波のアナウンスを出しており、ショートメールでのお知らせもしているようです。
Q3. 3Gが終了するとどうなるの?
A. 3Gを利用したデータ通信ができなくなる
サービス自体が終了し「停波」となるため、3Gを使ったデータ通信は一切できなくなります。もちろん4GやWi-Fiなどを使える機種であれば、3Gが終了しても問題なくデータ通信が可能。これまでどおりインターネットを使えます。
Q4. 3G終了でガラケーは使えなくなるの?
A. 古い機種は使えなくなる可能性が高いが、4Gなどほかの通信規格に対応していれば問題なく使い続けられる
「3G」といえばガラケーのイメージも強いため、「サービス終了したらガラケーも使えなくなるんじゃ……」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。ですが実際のところは、すべてのガラケーが使えなくなるわけではありません。
たとえば、「かんたんケータイ」や「らくらくホン」。これらの機種のなかには、3Gだけでなく4G通信に対応しているモデルも少なくありません。ですので、3Gサービスが終了しても引き続き4Gでデータ通信を行うことが可能です。
ただし古い機種は対応していませんし、「4G」と書かれていても非対応の機種も一部あるようです。自分の機種がどのような通信規格に対応しているのか、改めて確認してみましょう。
Q5. 自分の携帯電話が3Gかどうかを確かめる方法は?
A. 各社のホームページから確認可能
3Gサービスの終了に伴って影響を受ける具体的な機種名については、各社のホームページ上で確認することができます。
無料交換機種のご案内|au
3Gサービス終了のご案内 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
FOMAプラスエリア非対応機種をご利用のお客さまへのお知らせとお願い | NTTドコモ
ただ、ドコモは「FOMAプラス」の非対応機種しか現時点では掲載していないため、3G規格である「FOMA」に対応しているかどうかは自分で調べる必要があります。
調べる際には、使っている機種の型番で検索してみて、スペックをチェックしてみましょう。基準のひとつとして、2015年以前に発売された機種は4G非対応の場合が多いようです。
Q6. 自分の携帯電話が使えなくなる場合、どうすればいい?
A. 無料または特別割引での機種変更が可能
Q5の「3Gかどうかを確かめる方法」で参照しているリンク先にアクセスすると、3G終了によって携帯電話が使えなくなるユーザーのための救済措置が用意されていることがわかります。
auは無料で、ソフトバンクは特別割引料金で、折りたたみケータイもしくはスマートフォンへの機種変更が可能。それぞれ条件がありますので、各社のサイトにアクセスしてご確認ください。
まとめ
以上、3Gサービス終了に関連する基本的な知識や疑問について、Q&A形式で説明しました。
ソフトバンクやドコモの3G終了はまだ少し先になりますが、早めに対応しておいて損はありません。今のうちにスマートフォンに機種変更してみてはいかがでしょうか。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。