スマートフォンを安く使えることで話題のMVNO。今後、スマホ以外にもいろんな場面での利用が見込まれています。

2014年3月6日に開催された、NTTドコモやBIGLOBEなどの業界企業がMVNOの可能性を議論する「MVNO2.0フォーラム」を覗いてきましたので、その一部を紹介します!

ところで「MVNO」って何?

NTTドコモやソフトバンクなど、モバイル回線の設備を持っている会社(キャリアと呼ぶことも)から、回線の一部を借り受けて、自社ブランドで通信サービスを提供する事業者のことを言います。仮想移動体通信事業者Mobile Virtual Network Operator)を略してMVNOと呼んでいます。

BIGLOBEもMVNOとして、NTTドコモから回線を借りて「BIGLOBE LTE・3G」という通信サービスを提供していますよ。

MVNOが話題になっているワケ

一番の理由はやはり、スマートフォンの通信料金を安くできるからでしょう。国内でも一般的になった「SIMフリー」のスマホ端末に、MVNOが提供する低料金の通信プランの「SIMカード」を組み合わせれば、キャリアのスマホプランより安く使えるようになります。

MVNOがなぜ安いかと言うと、例えば、毎月のデータ通信量が1GB に満たないような人向けに、月間のデータ通信量の上限を低く設定して、代わりに料金も抑えた通信プランを提供するといったことができるからです。

他にも、家電量販店のエディオンでは、パソコンやスマホ端末を購入された方にMVNOの安い通信サービスを販売するなど、通信業界以外の企業の参入も始まっています。

ケータイ会社&MVNO会社が熱く議論!「MVNO2.0フォーラム」

モバイル回線を持っている携帯電話各社と、それを借りる側であるMVNO各社が参加して、MVNOの将来や可能性について議論するイベントです。
(一般の方も参加できます。主催は総務省と一般社団法人テレコムサービス協会MVNO委員会)

2014年3月6日に開催された「MVNO2.0フォーラム」では、MVNOで将来どんな社会を実現したいのか、そのためにどんな課題をクリアしないといけないかなど、各社の思惑も含めつつ議論が交わされました。

会場はびっちり満席に。


パネルディスカッションでは、各社の取り組みの紹介と、MVNOの将来についてかなり突っ込んだ議論が交わされました。

フォーラムで「おっ」と感じたポイントまとめ

業界メンバーの集まりということもあって、内容はかなりハイレベル・・。ここでは「実際にMVNOを使う人の立場」になって、今後役立ちそうなポイントをまとめてみました。

日本のMVNO普及率は4%、海外はすでに10%~の国も。

「海外では店舗やコンビニでSIMカードが買えたり、SIMフリー端末が普及するなど、MVNOを気軽に利用しやすい環境になっています」(三菱総研 西角 直樹氏)

日本だとSIMカードの購入には、犯罪利用防止のために本人確認が必要な場合があるとのこと。簡単に規制緩和、というワケにはいかなさそうですが、もしコンビニSIMが実現できればスマホがぐっと身近になりそうです。

MVNOの普及を邪魔しているのは、ケータイ各社の「高額キャッシュバック」?

「数万円の高額キャッシュバックで端末代が浮くような状況だと、MVNOのためにわざわざSIMフリー端末を購入する人はいないのでは?」(ジャーナリスト 石川温氏)

キャッシュバック戦争?が終結すれば、利用者にお得なMVNOサービスがどんどん登場してくるかもしれませんね。

スマホ以外の用途でも、MVNOが使われる商品やサービスが増える

各社のプレゼンでは、カーナビとネットを連携させて周辺の店舗を探しやすくしたり、エレベーターの監視に使ったり、子供やペットをネットを通じて「見守る」といった、モバイル通信の活用アイデアが紹介されました。

腕時計やメガネの形をした、常時身につけて使う「ウェアラブル端末」もすでに登場していますが、こういったモバイル通信が生かせる分野でMVNOが活躍すれば、より安く、気軽に使えるようになるはずです。

MVNOの「ゆるキャラ」?が決定!

フォーラムでは、MVNOの認知度向上のためのイメージキャラクターが発表されました。
事前に投票された254票から選ばれたのは、SIMカードの形をモチーフにしたカワイイ系キャラの「しむし」。

「頭の上の触覚は、みんなの気持ちをキャッチ!背中の羽で電波にのって毎日空を飛んでいるよ!」ということで、これからみなさんの目に触れることが多くなるかもしれません。

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編集部かんだ

元エンジョイ!マガジン編集部員。本好き、ゲーム好きの完全インドア派。青空文庫を片っ端から読んでいるときが、結構シアワセ。パソコン、スマホのチョイ技を知ると興奮します。

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