帽子にゾウにヘリコプター。これ全部、みかん?

みかんの皮のむき方を調べていたら、「みかんアート」なんていうモノを発見! みかんの皮がゾウやヘリコプターに大変身!「和歌山むき」からペガサスを作る方法も伝授しましょう。

みかんが好きで、正月からたくさん食べているけど、だんだん皮をむくのが、面倒になってきた。
楽にむける機械とか、あればいいのになぁ・・・
なんて思って、みかんの皮のむき方を調べていたら、「みかんアート」なんていう楽しいモノを見つけちゃいました!

まさに発想の転換! 
面倒なみかんの皮むきを楽しくしちゃえばいいんです!!

みかんアートの先生は、2度目の登場、笹川さん!

今回、講師としてお呼びしたのは、2011年7月に「おしぼりアート」にチャレンジしたときに来ていただいた“Mikan Peel Artist”の笹川勇さんです!

写真右が笹川さん。
笹川さんは「みかんでつくれるゾウ&仲間たち」という本も執筆されているんです。

まずは誰でも簡単にできる「ペガサス」から!!

ではさっそく、みかんアートを教えていただきましょう!
笹川さん「じゃあ、誰でも簡単に作れる作品から作りましょう。
まず、みかんを”和歌山むき“してください」

わ、和歌山むき? 
笹川さん「和歌山の人が使う、みかんのむき方なんです」

笹川さん「みかんのヘソ(ヘタがない側の中心)に指を入れて4等分。これが和歌山むきです。」

そして、みかんの実をすべて取って裏返し・・・

  1. 左上の皮のヘタあたりから切れ込みを入れペガサスの「」を作る
  2. 右上の皮の縁に切れ込みを入れ「つばさ」を作る
  3. 左下の皮が二等分になるように切れ込みを入れ「前脚」を作る
  4. 右下の皮も③と同様にして「後脚」を作る

すると、あっという間に

ペガサス」!・・・?
に、見ようと思えば見えるけど・・・
笹川さん「見えなくても言い切っちゃえばいいんです!そのへんは、おしぼりアートと一緒ですよ(笑)」

竹串を使えば、「龍」や「パンツ」も作れちゃう!

笹川さん「竹串を使って切れ目を入れたりすると、もっと細かい作品ができますよ」

みかんをむく前に軽く揉んで、実と皮を離れさせてから、竹串を使ってていねいに皮だけを切っていく。
りんごの皮むきの要領で、みかんの皮をむいていくと・・・

ヘビ」 ヘタがちゃんと目になっているのがニクイ!
コレに角(ツノ)と手足を加えると・・・

」も先生の手にかかればお手の物。
ほかにも、ヘタの部分の少し上の皮をぐるっと切ると・・・

パンツ」 2つの穴の左右のバランスをとるのが意外と難しいんです。

みかんの実を使えば、もっと子どもが喜ぶ作品が作れる!

笹川さん「みかんの実を使った作品も作ってみましょうか」

ゾウ」 2頭身具合がとってもかわいい。目はサインペンで書きました。

野球帽」 なんとこれ、帽子の半円部分とツバはしっかりくっついているんです。
笹川さんはみかんアートを研究しているうちに、みかんの皮の裏側と裏側を圧着できることに気付いたのだとか。これには一同オドロキ!

ヘリコプター」 右が笹川さん作、左が牛島作。なかなかの出来栄えに大満足!

みかんといったら、やっぱりこの作品!

笹川さん「じゃあ、最後にとっておきを」
じゃん!

コタツとミカン
すげ~リアル~!! コタツ布団のシワ具合も感じが出てる!
「みかんアート」に不可能はないのか~っ!?
おしぼりアート」に続いて、またまた誰かに披露したくなるネタをゲット!
みかんのおいしいこの季節。食べておいしい、作って楽しい、みかんアートにみなさんも挑戦してみては?
*むいたミカンは、みんなでおいしくいただきました!

ゾウやヘリコプターなどの作り方は「みかんでつくれるゾウ&仲間たち」に載っていますよ。

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』