誕生60周年の今年こそ知っておきたいミッフィー雑学7選

今年2015年は、ミッフィーが誕生して60周年。ならば、この機会にミッフィーにまつわるアレコレを知っておこうじゃありませんか。思わず誰かに話したくなるミッフィー・トリビア、お届けします!

問題です。世界で一番有名な、うさぎのキャラクターといえば?
・・・・・そう!ミッフィーですよね。

オランダのグラフィックデザイナー、ディック・ブルーナによって描かれた絵本の主人公、ミッフィー。実は、今年2015年で誕生60周年を迎えるんです!
日本でも今年から来年にかけて、全国各地で誕生60周年を記念した「ミッフィー展」も開催されるなど、ミッフィー好きにとっては楽しい一年になりそうな予感。
そんなミッフィーについて、皆さんはどんなことを知っていますか? この機会にミッフィーへの理解を深めようではありませんか!
「えっ、そうだったの!?」と目からウロコが落ち、思わず人に話したくなる豆知識をまとめてみましたよ!

オランダでは「ミッフィー」と呼ばれていない!

日本で初めてミッフィーの絵本が出版されたのは1964年。ミッフィーではなく「うさこちゃん」という名前で紹介されています。ワタシも幼稚園のころ、母が作ってくれたミッフィーのアップリケつき手さげカバンを愛用していたのですが、当時はミッフィーという呼ばれ方はされていませんでしたねー。
まぁ、それはよく知られている話で、本題はここから!
実はミッフィーは英訳本のためにつけられた名前で、本場オランダでは小ウサギを意味する konijntje (ウサギ konijn+縮小辞 -tje)の短縮形である Nijntje (ナインチェ)と呼ばれているのだそう!
ナインチェ・・・知らなんだ。ちなみに、オランダの街並みを模したハウステンボスにはナインチェグッズの専門店、その名も「ナインチェ」があるそうです。

ミッフィーは常に正面を向いている

皆さん、お気づきでしょうか。ミッフィーは、いついかなるときも、顔が正面を向いていることを・・・!
言われてみれば、横顔とか見たことないですよね。
ディック・ブルーナさんによると、これは「嬉しいときにも、悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子どもたちと正直に対峙していたいという気持ちのあらわれ」なのだそう。
確かに、ミッフィーは、常にこちらをまっすぐ見つめている印象があります。そこにはブルーナさんの子供への誠実な想いが込められたいたのですね・・・!

ミッフィーの「×」は口?鼻?

ミッフィーを描いてみて!と言われたら、99%の人が、顔に「×」を描くと思うのですが、ここで問題です。
あの「×」は、口でしょうか? 鼻でしょうか?
・・・正解は、両方!
あの「×」は、口と鼻の両方を表しているのだそうです。
えーーーーー、口だと思ってた! というあなた。ワタシもそう思っていました(笑)。「×」の上半分「∨」の部分が鼻で、下半分「∧」の部分が口、ということでしょうか。

お父さんとお母さんの顔についている口は「×」ではない

さて、ミッフィーの両親も同じ口の形をしているかというと、そうではありません。ミッフィーの父親の口は、「×」ではなく の形です。最初にそれを見たとき、「ヒゲを表現しているのかな?」と思いましたが、ミッフィーの母親も同じ口。あ、ヒゲじゃないんだ・・・と分かりました。
では の形の横線って何?
答えは、シワが加わった口と鼻、です!
よく見たら「×」に横線を加えたものなんですよね。その横線がシワを表しているそうです。なるほど・・・・・・!

作者のディック・ブルーナさんが影響を受けた画家は?

ミッフィーの絵柄は、余計な線を徹底的に削ぎ落したシンプルさが特徴。そんな絵を描くディック・ブルーナさんが影響を受けた芸術家がいるそうです。
それは、フランスの画家、アンリ・マチス。
マチスといえば、青と黒が印象的な切り絵「JAZZ」などの作品が有名ですよね。ブルーナさんは、マチスが行っていた切り絵の画法から、様々な方法を試すことを思い立ったのだそう。
シンプルでありながら想像力を刺激するデザインは、マチスとディック・ブルーナの共通点と言えるかもしれません。

ミッフィーで使われる色は厳選された6色のみ

dickbruna.jp』をご存知ですか?
最新イベントやグッズの紹介、ファンの投稿ページなど、ミッフィー好きならチェックしておきたい情報が満載なんです!
特に「みみよりブログ」は読み応え満点。ブルーナさんの出身地で「ミッフィーの街」として知られるユトレヒトの様子や、ブルーナファンなら思わず熟読したくなる豆知識など、思わず熟読してしまうこと必至です。ワタシはこのブログを読んで、ブルーナさんの描くネコの可愛さを再認識しました・・・!
さらに、ミッフィーのアプリもあるんです!

その名も『ミッフィースマイル』。au スマートパスにて展開中、子育て中のママ・パパ向け知育アプリです。
ミッフィーたちの動きでお子様がぐずったときに気分を変える「いないいないばあ」。右脳を活発にさせるミニゲーム「カード合わせ」、「まちがいさがし」では、ミッフィーがほめてくれたり、励ましてくれるので、遊びながら観察力や記憶力を自然に身につけられるそうですよ!
・・・子供にスマホアプリを使うのはちょっと・・・と抵抗がある人でも、ミッフィーならありかも、と思えてきませんか? 
そして、思わず「へぇ~」ボタン(古)を連打したくなる豆知識は、飲み会で話題に困ったら、ぜひ使ってみてください(笑)。老若男女問わず、ミッフィーを嫌いな人はいないと思うので!

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ダヨリン(ヨダエリ)

パソコン通信からネットに親しみ、ユーザー視点に立ったデジタル活用術の記事を『日経新聞』『日経ネットナビ』など多数の媒体で手がける。「イマ・ヒト・ココロ」が執筆テーマで、恋愛アナリストとしての著書も。思春期はドイツ在住。好物はお茶とROCK。 ⇒ダヨリン普通日記