突然ですが、「○周年」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

ご自身のことなら入社、入会、引っ越し、結婚...。これが会社や学校、団体などの組織となると、創業、設立、移転、結成...といったところではないでしょうか。

では、○周年でお祝いをするタイミング、というのはいつになるでしょう。たいていは一周年、二周年、三周年、後は五周年、十周年...と、五年、十年刻みになるのでは。例えば今年2016年でいえばインターネットプロバイダ・BIGLOBEはPC-VAN時代から数えてサービス開始30周年、プロ野球の中日ドラゴンズは球団誕生80周年、千葉ロッテは千葉移転25年目を記念し、アニバーサリーイヤーとしてそれぞれ企画を用意しています。

さすがにそこまで長い年数というのは限られてくるものの、5年、くらいであれば、皆さんの身近にも思い当たるものがあるのではないでしょうか。

たびたび当マガジンで紹介してきた九州発のアイドルグループ・LinQも、今年結成5周年を迎えました。この「周年」にかける思いを、彼女たちを通して考えてみます。あなたにとって5周年、そして5年の歩みとは、なんでしょうか。宜しければ彼女たちを通して、皆さんが迎えたことのある5周年、そして5年の歩みと重ね合わせていただけたらと思います。
※本取材は2016年3月に行われました。

LinQ

LinQは、2011年4月に福岡で結成されたアイドルグループである。名前の由来は「Love in Qushu」という造語。当時はアイドルがブームになろうとしていたときであり、LinQはご当地アイドルグループのいわば先駆けだった。同じく福岡を拠点に活動するHKT48も、当時はまだ結成すら発表されていない状況だった。

しかも特筆すべきは、LinQの母体が芸能事務所ではなく、人材派遣会社であったこと。いわば、異業種による新規参入だったわけだ。芸能界に何の実績もない会社が、福岡にアイドルグループを立ち上げる...そこに応募し、実際に加入したメンバーにとっても、それは大きな賭けであった。いわば創業メンバー。だから、一期生と呼ばれるメンバーたちにはまた特別な思いがあった。

「正直に言うと新しくできる、初めてのグループという、しかも大手の事務所でもないので大丈夫なのかなというか、半信半疑でしたね。"怪しかったらやめよう"って思ってました(笑)」

一期生の一員であるLinQの副リーダー・原直子。当時、地元の大学に通っていた彼女は、他の学生仲間が就職する中、思い切ってアイドルの世界に飛び込んだ。

「漠然とテレビに出ている人になりたいな、と。芸能界に興味があって、入りたいなとは思っていたけれど、当時は福岡にはアイドルはいなかったのでそういう機会はなかったんですよね」

1,000名を超えるオーディションから選ばれた33名のメンバーたち。下は小学6年生、上は20代前半と幅広いメンバー構成。当時13才だった髙木悠未は「オーディション会場のドアを開けた瞬間、茶髪の大人の人がいたので完全に場違いだと思った」と述懐している。

LinQ

LinQが結成されたときには既にシングルリリースとデビュー公演が決まっていた。ただ、それは全員が出られるというわけではなく、選抜制だった。だから、メンバーはまず自分たちのことに必死だった。デビュー当時のグループの印象を聞いても、あまり記憶にないというメンバーが多い。原直子も「目の前のことに必死で、将来のこととか考えてなかったです」と振り返る。

メンバー決定から2ヶ月後に迫ったデビュー公演に向け、曲、そして振りが完成し、メンバーはレッスンに明け暮れた。芸能界に憧れてLinQのオーディションを受け、原直子と共に加入した杉本ゆさは「あ、めっちゃガチやん」と思ったほど、レッスン漬けの日々だった。

「アイドルとしてデビューするというので、私の中のイメージは完全にAKB48さんだったんですよ。当時既に勢いがあったので。だから、最初にLinQの曲を聞いたときは、ちょっとアーティスティックというか、サイドステップだけじゃない曲調もあって"こんな曲も歌うんだ"とは思いました」

そして2011年4月17日、LinQはデビュー公演を迎え、6月27日は1stシングル「ハジメマシテ/for you/なう。」を発売する。当時はアイドルブームで、地方のアイドルが脚光を集め始めたときだった。LinQはその先駆けとしてデビュー直後から注目を集めた。同年11月には早くも東京で単独ライブを開催している。九州で過ごしてきたメンバーにとっては、東京に出るということは何より夢だった。

LinQ

「二年目に入ってからはさらに東京にどんどん行きだして。アイドルブームで盛り上がっていて勢いがあったので、だから将来はすごい芸能人になっていて、街歩くだけでたくさん声かけられて、みたいな(笑)。紅白に出られたらいいな、とか。例えばGReeeeNさん、ZONEさんって東京(のアーティスト)ではないですよね。だから私たちも"福岡に住んでいるんだLinQは"みたいな、全国で活躍するアイドルグループになる、はず、でした(苦笑)」

結成3年目にはメジャーデビューし、本格的に全国に進出し始めた。この勢いで一気にLinQの知名度を全国へ...のはずだった。

LinQが軌道に乗ったのはいつですか?その質問に原直子は即座に「軌道には乗ってないですよ」と答えた。

「...振り返ってみると、常に頑張ってきたんですけれど、『チャイムが終われば』(2013年4月発売のメジャーデビューシングル)までは、LinQを知らない人がほとんどという状況だったので、さらにLinQのこと知ってもらおうと。失うものは何にもなかったので(笑)。でも、そこまでがうまくいきすぎましたね」

ただ。思い描いていた、全国にLinQの知名度を拡大することは叶っていないかもしれないが、5年で積み重ねてきたものも、もちろんある。

LinQ

「ずーっと福岡から拠点を変えていないことですね。東京に住むメンバーも出てきたりするのかなと思ってましたけれどそれはなかったですし。九州の地元のお祭りや福岡県のPRといった自治体のイベントにも多く参加していることは、誇りですね。

あと、私自身の夢もいろいろ叶ってますね。Zepp FukuokaやFACo(福岡アジアコレクション)とか福岡の大きなステージに立たせてもらえましたし、飛行機に乗って全国あちこちに出かける仕事を夢見ていましたから。おかげさまで『アサデス。』(地元のKBCテレビで放送されている平日朝の生情報番組)などテレビにも出ることもできましたし。

私、気象予報士の勉強もしていたのですが、たまたま『アサデス。』でお天気のお姉さんが全員出演できなかったときに代打で天気予報やらせていただいたんですよ」

LinQ

思えばアイドルグループというのは、メンバー一人一人の夢を叶えるための場所、なのかもしれない。それは何もアイドルグループには限らない。会社だって、社員一人一人の夢を叶える場所、ともいえる。

夢を持てるかどうか、そして近づけるかどうかは個人の力だけでなく組織によっても異なる。その中でLinQは、メンバー一人一人が夢を持ちやすい場所、という印象を受ける。あなたはLinQを通して何になりたいの?それをはっきりと問われる、そしてその思いを何より重視する組織という気がする。

「だから私はめちゃくちゃ幸せだな、と思います。芸能界とかステージに立って歌って踊ってということがずっとしたかったので、その生活が毎日送れるのが幸せですし。就職した友人から、"仕事やめたいけれどやめる勇気がない"という話を聞いたりしても私は全く思わないし、いろんな仕事も見た中で"やっぱり自分は芸能界なんだ"という答えが出てこの世界に来たから、ここしか考えられないですし。

自分が行きたいと思っていた道にいられることが幸せだと思います。本当に私、ラッキーなんですよ、人生が(笑)」

LinQ

LinQを夢を叶える場所とすれば、原直子はそれを実現できたメンバーだ。
自身の夢は叶った。でも、LinQとしての夢はまだまだだ。5年間積み重ねてきたものを、どう活かすか。5年をベースにどう積み重ねるか。それも、さらに1年、ではなくもう5年。

「現状には満足していないってことです。だから、結成5周年を迎えた今は"初志貫徹"、最初の気持ちを忘れずにという感じですね。5年といわず、10年とかやっていけるグループってそういないと思うので」

こんな素敵なグループに出会えた。だったらもっと私と同じような人を福岡にもっと増やしたい。LinQを通して夢を見られ、そして叶えられる人を。それを福岡という街で。

2015年、彼女は出身大学のサイトで卒業生として大きく紹介された。彼女は地元の大学の誇る卒業生になっている。

原直子は福岡の人たちに夢と幸福をもたらす。そんなメンバーなのだ。

LinQ

>>続いては「居場所がない」と思っていたメンバーがたどり着いた場所

BIGLOBE 30周年記念特設サイト

おかげさまでBIGLOBEは30周年を迎えることができました。
感謝の気持ちを込めてBIGLOBEスマホ代30年分をどど~んっとプレゼントします!
さらに、Wチャンスで現金10万円が当たるかも!?
その他特別企画が続々登場!

http://www.biglobe.ne.jp/30years/

DVDリリース情報

LinQ 5周年祭「うちらのどんたQ~博多名物になりたいっちゃん!~」

LinQ

発売日:2016年8月24日
価格:4,800円(税別)
品番:TCED-3196

結成5年を迎え5月5日(木)にZepp Fukuokaにて開催された5周年記念LIVEがDVD化。
全27曲を収録し、約1時間を超えるメイキング映像を特典として収録した2枚組でリリース!

【DVD2枚組仕様】2016年/日本/カラー/本編約163分+映像特典約63分/16:9LB/片面1層/音声:リニアPCM2.0chステレオ/字幕:なし/2枚組
※仕様は変更となる場合がございます。

発売元:ジョブ・ネット
販売元:TCエンタテインメント

映画「みんな好いとうと♪」

LinQ

九州から世界をめざすアイドル・LinQ主演。オール福岡ロケ!笑って、泣いて、みんながハッピーになる青春エンターテインメント!

福岡県、福岡市、また地元企業の協力のもと九州オールロケを敢行!
豪華版には未公開映像満載の特典ディスクを収録。さらに初回生産限特典生写真セットを封入!

発売日:2016年8月24日
価格:
Blu-ray バリバリ豪華やけん版 5,800円(税別)
DVD バリバリ豪華やけん版 4,800円(税別)
DVD 通常版 2,980円(税別)

品番:TCBD-0566
発売元:「みんな好いとうと♪」 製作委員会

「みんな好いとうと♪」公式サイト

CDリリース情報

「ふるさとジャポン」
2016年9月28日発売

LinQ

テレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ」 エンディングテーマ
ニンテンドー3DSソフト「妖怪ウォッチ スシ / テンプラ」エンディングテーマ


◇「LinQ」ver. 4形態
☆スペシャル初回特典:「LinQ生写真(仮)」
※10種の内、1種ランダム封入

LinQ ver.①

LinQ

CD ONLY AVCD-55131 ¥1,000(税込)

LinQ ver.②

LinQ

CD ONLY AVCD-55132 ¥1,000(税込)

LinQ ver.③

LinQ

CD ONLY AVCD-55133 ¥1,000(税込)

LinQ ver.④

LinQ

CD ONLY AVCD-55134 ¥1,000(税込)


◇「妖怪ウォッチ」ver. 2形態
●「妖怪ウォッチ」ver.① CD+DVD AVCD-55129/B  ¥1,800(税込み)
●「妖怪ウォッチ」ver.② CD ONLY AVCD-55130 ¥1,000(税込み)

☆スペシャル初回特典①:「スペシャル生写真(仮)」
☆スペシャル初回特典② :S級レア妖怪が手にはいるかもしれない!?「5つ星コイン」が手に入るQRコード封入!!

ピックアップ

編集部有本

元エンジョイ!マガジン編集長(2014年10月時点)。かつてBIGLOBE MUSICを担当していた経験を活かし、よりエンジョイ!でウェッサイ!!なマガジンを目指していきます。

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