「マンボウはひ弱」という噂は本当? 水族館の飼育員さんに突撃インタビュー!

最近ネットで目にした噂ですが、マンボウはあんな大きな身体をしているのに、実はとても繊細なんだとか。

情報収集してみると、「他のマンボウと少しこすれただけで死んじゃう」「ほとんど直進しかできない」なんていう記述を発見。

もしこれが本当ならば、マンボウの人生ってハード過ぎる! 生きていられるのがまさに奇跡とさえ思えてきます。

というわけで、ことの真相を確かめるべく、マンボウのいる東京・池袋のサンシャイン水族館のスタッフ・堀田(ほりた)さんにお話を聞いてみました。

噂その1~「マンボウがひ弱」は本当?

「大型ですがとても神経質な魚です。飼育にも気を遣うんですよ」

と堀田さんは教えてくれました。

そしてその生存率を聞いてこれまたビックリ。

「一度に産む卵の数は約3億個。ですが、成人になるのはその中からほんの数匹だけなんです」

とのことで、成人できるマンボウはよほどの強運の持ち主ってことなのですね!

噂その2~「ほとんど直進しかできず、岩にぶつかって死んじゃう」は本当?

「マンボウはひ弱」という噂は本当? 水族館の飼育員さんに突撃インタビュー!

「いいえ、方向転換は可能です。サンシャイン水族館にいるマンボウは、水槽内でも上手く曲がることが出来ますよ。胸ビレを器用に使ってバックすることもできるんです」

そ、そうですよね。でないとそもそも水槽で飼育できませんよね。曲がれることがわかってなんだかほっと一安心。

噂その3~「マンボウ同士がぶつかった傷が原因で死んでしまう」は本当?

「マンボウはひ弱」という噂は本当? 水族館の飼育員さんに突撃インタビュー!

「体表は粘液で覆われていても、触ると痕(きずあと)がつくくらいデリケートです。マンボウ同士がぶつかることはありますが、そのせいで死んでしまうことがあるかは不明です」

触るだけで痕がついてしまうとは、確かにデリケートですね。でもそれが原因で死んでしまうかどうかは、飼育員さんでもわからないのだそう。ぜひともそうでないことを願うばかり・・・。

それにしても、そんなデリケートなマンボウを、一体どうやって水槽に運ぶのですか?

「小型の個体であれば大きなタンクに海水を入れ、水槽の近くまでタンクに入れた状態で運びます。大型の個体は移動の際だけ水から出し、担架のようなものなどで運びます。どちらも傷やスレに気を付けて丁寧かつ迅速に運びます」

水族館でマンボウを見られるのには、こうした裏側のケアがあるということなんですね。

実は胃腸もデリケート!? 謎の多いマンボウを見にぜひ水族館へ!

「マンボウはひ弱」という噂は本当? 水族館の飼育員さんに突撃インタビュー!

他にも、マンボウの知られざる一面はありますか?

「マンボウは思った以上に眼が良くて、えさを与えに行くと水面まで自ら寄ってきてくれるんですよ!」

マンボウが人間慣れするなんて、まるでイルカみたいですね、と関心していたら、えさのお話ついでに、堀田さんはこんなことも教えてくれました。

「マンボウはストレスを受けやすく胃腸が弱いため、当水族館ではえさに胃薬を混ぜて与えています」

なんと胃薬ですか!? 外側だけでなく内側までもデリケートだったとは、マンボウさん、苦労してるんですね(涙)。

「マンボウはひ弱」という噂は本当? 水族館の飼育員さんに突撃インタビュー!

今回はマンボウの意外な一面を知ることができました。堀田さん、どうもありがとうございました。最後にひとことお願いします!

「マンボウは謎が多く、非常に面白い生きものです。サンシャイン水族館では目が合うくらい至近距離でマンボウをご覧いただけますので、ぜひ観察しにいらしてみてください」

とのことで、首都圏の方は繊細なマンボウを見に、池袋にあるサンシャイン水族館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

取材協力&写真提供:サンシャイン水族館

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うえやま

競馬カメラマンからWEB業界へ異色の転身後、WEB制作に加えて大手メールマガジンやツイッターキャラクターの中の人までこなす。三度の飯より件名を考えるのが好き。

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