子どもが成長するにつれて、移動手段も徒歩から自転車、自転車から電車と広がっていく。行動範囲が広がって交友関係も広がっていくのは「なんだか大きくなったなぁ」なんて、うれしくなってくる。
その半面、学校や塾に通っていても遠い場所だとちょっと不安だし、帰宅時間が遅くなれば帰ってくるまで心配になってしまう。
そんな子どもに関する悩みを少しでも解消してくれるのが「まもレール」というサービス。JR、私鉄、地下鉄が共同で展開する子ども見守りサービスで、首都圏主要路線全496駅が対象となっている。
ではそのサービスが一体どのようなものなのか、わかりやすく紹介していこう。
「まもレール」ってどんなサービス?
「まもレール」とは、JR東日本、東京都交通局、東京メトロ、セントラル警備保障が共同で展開する見守りサービス。子どもがSuicaかPASMOで駅の自動改札機を通過すると、登録したスマホに「通過時刻」「利用駅」「チャージ残額」を通知してくれるというものだ。
これなら子どもの動きが把握できるので安心だし、駅まで迎えに行く必要があれば、通知を見てから出かけられる。チャージのタイミングもわかるので、残高不足で電車に乗れないなんてこともなくなる。
もちろん、いつも使っているSuicaやPASMO(無記名のICカードはのぞく)が利用できるので、専用のICカードなどを購入しなくてもOKだ。
利用するためにはどうすればいい?
では「まもレール」は、どのようにすれば使えるようになるのだろう。その手順を簡単に説明していこう。
サービス対象の駅かどうかを確認
子どもが利用する駅がサービスの対象になっているかどうかをWebサイトでチェック。対象駅であっても、対象にならない改札口もあるのできちんと確認しておこう。
申請書類を準備
第三者が保護者になりすまして、申し込んでしまうのを防ぐために、本人確認の書類を提出する。必要な書類は以下のものを撮影するかスキャンしたデータを準備すればOK。
①申込者の健康保険証、住民票、免許証いずれか
②子どもの健康保険証または住民票
③子どものSuicaまたはPASMO
④申込者名義のクレジットカード
⑤通知を受信するメールアドレス
申し込みを行う
Webサイトにある「今すぐ申し込む」ボタンをクリックすると表示される「仮申し込みフォーム」に、通知を受信するメールアドレスを入力する。
申し込み情報を入力
入力したメールアドレスに、申し込み情報入力用URLが記載されたメールが届くので、URLをクリックして申し込み情報を入力。あわせて準備しておいた申請書類をアップロードする。
これで手続きは完了! 7~10日待てばサービスが利用できるようになる。
月々500円で利用できる!
「まもレール」を利用するためにかかる費用は、子ども1名・通知先1件の登録で月額500円(税別)。このほかに入会金などの初期費用は必要なく、サービス開始月は無料で利用できる。通知先2件目登録の場合は、月額100円(税抜)が加算される。
子ども1名・通知先2件の場合は600円(税抜)、子ども2名・通知先1件の場合は1,000円(税抜)、子ども2名・通知先2件の場合は1,200円(税抜)。
子どもが遠くの学校に進学したとか、塾や習い事の帰りがちょっと遅くて心配、なんて人は、さっそく「まもレール」の利用を検討してみよう!
▼「まもレール」オフィシャルサイトはこちら