LINEスタンプが手軽に作れる『LINE Creators Studio』
これまで、LINEスタンプを一般の人が無料で作るには、いくつかのアプリを使う必要がありました。
スタンプのサイズを規格通りに統一したり、文字やイラストを作成するにはわかりにくい点も多く、なかなかチャレンジできなかった人、あるいは途中で挫折してしまった人も多いのではないでしょうか。
誰でも手軽にLINEスタンプを作れたら、とても素敵ですよね。
それを叶えてくれるアプリ『LINE Creators Studio』が、LINEから2017年6月にリリースされました。
気になっていた筆者も「本当に簡単に作れるの?」と半信半疑でしたが、本当に簡単に作れます!
使用するアプリも『LINE Creators Studio』たった一つだけ。素材さえ用意すれば、簡単にLINEスタンプを作成して販売するところまでアプリ一つで完了できます。
また、プライベート設定をすれば、購入ページURLを知っている人だけがスタンプを閲覧・購入することができます。
販売目的ではなく、家族や仲間内だけで楽しみたい人にぴったりですよね。
それでは早速、『LINE Creators Studio』アプリを使用したLINEスタンプ作成方法についてご紹介していきます。
初心者も簡単に!LINEスタンプの作り方
アプリ一つでLINEスタンプの作成から販売まで完了できるので、早ければ二時間くらいでスタンプは完成します。
ここでは、『LINE Creators Studio』を使用した簡単なLINEスタンプの作り方についてみていきましょう。
1 アプリをダウンロードする
まずは、『LINE Creators Studio』アプリをダウンロードします。
アプリはAndroid版とiOS版があり、対応端末は公式でAndroid、iPhoneとなっていますが、iPadでもアプリをダウンロードして使用することができました。
アプリを開くと、「スタンプを作ろう」というボタンが表示され、まずはじめに作成するスタンプセットのタイトルを入力できます。
実際に販売できるのは最低でスタンプ8個/1セットから。アプリ内でイラストを作成したり、写真を加工してスタンプを作成できますが、写真を加工する方がより短時間で簡単に作成できますので、ここでは筆者のペットであるハムスターのはーちゃんをモデルに作成していきます!
iOS版ではスタンプ編集画面でブラシを使用する時に筆圧を調整してぼかしを入れることができますが、Androidでは筆圧を調整できません。iPhoneユーザーのほうが、しっかり加工をしたスタンプが作れそうです。
2 素材の切り抜きとデコレーションをする
では、実際に素材を加工していきます。
用意していた写真を切り抜き、文字を入れたり、イラストを加えるなどのデコレーションをします。
初回はガイドが表示されるので、細かい使い方をチェックしなくてもサクサク進められます。
最初はざっくりと切り抜きたい場所を丸で囲み、細かい作業は写真を指でピンチして拡大し、切り抜きたいラインを微調整します。指での作業は難しいため、タッチペンがあると効率的です。
テキストも数種類あり、自分の好みの字体を選べます。筆圧を調整してイラストを入れるとユルい感じに仕上がりました。
フィルターや色調を変えたり、写真の加工次第で様々なスタンプを作ることができます。自分の飼っているペットのスタンプを作るというだけあって、とても楽しく作業が進められます!
この工程をスタンプの1セットに必要な個数分繰り返します。今回は、16個のスタンプを1セットにしました。
スタンプ作成はこだわればこだわるほど時間がかかりますが、最低限の加工のみであれば16個でも2時間もかかりません。
3 完成したスタンプを出品する
■基本情報や販売情報を入力する
少々手間だったのが出品作業です。
LINEのIDと紐付けして、ユーザー情報を登録していきます。基本情報、販売個数、メイン画像を選択し、販売情報を入力していきます。
サービス地域は今のところ日本のみですが、順次拡大予定となっており、スタンプの紹介文を英語でも入力する必要があります。
全ての入力が完了したら、LINEへ審査申請を行います。
■申請から承認は約1週間
▼実際に作成したスタンプはこちら▼
ハムスターのはーちゃん/なかのゆき
実際に審査申請を行い、審査には一週間ほどかかりました。
この後に販売設定を進め、スタンプの購入・利用ができるようになります。
残念なのが、自分で作成したスタンプも自分で購入しなければならないこと!
とはいえ、アプリのダウンロードやLINEの友だち追加をすると、無料でLINEポイントを貯めることもできます。
上手にコツコツとLINEポイントを貯めてしまえば、スタンプを無料で入手することもできます。
■プライベート設定はスタンプ販売時に
プライベート設定は、審査を通過したスタンプを実際に販売する時に設定します。
この設定を行えば、新着やランキング、検索結果、クリエイターのスタンプリストページに表示されません。
販売ページのURLを知っている人だけがアクセスできます。
ガイドラインに従って作成しよう!
著作権などの権利の侵害やモラルに反するものはNG
LINEスタンプの審査で、よく修正依頼が出てしまうのが、他人の権利を侵害してしまったり、スタンプとして使いにくいものを作成してしまうことです。
許可を得ていない他人が写っていないか、アニメや映画のポスターが写り込んでいないか、公序良俗やモラルに反するような表現・内容になっていないか、事前にガイドラインをしっかり確認しておきましょう。
誰でも作れる!LINEスタンプがもっと楽しい
LINEスタンプの作り方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
アプリ一つでLINEスタンプを作成して、販売することも可能なので一度は試してみたくなるのではないでしょうか。
また筆者の場合は、亡くなってしまったハムスターとの思い出を、LINEスタンプの作成を通じて整理することができ、とても癒されました。
亡くなった大切なペットが、家族や友達とのLINEでスタンプとして登場してくれる、というのもLINEスタンプをオリジナルで作成する魅力かもしれません。
家族や仲間内で使えるオリジナルスタンプを作成してみてはいかがでしょう。
LINE Creators Studioはこちら!
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