夏休み・年末年始・ゴールデンウィーク。美術館や水族館、動物園など、お出かけの機会が増えて楽しい時期ですが、どこもかしこも混雑しやすいのがちょっと・・・。

「どこか空いてるスポットはない?」

そんな時にぜひ利用したいサイトが「混んでる?.com」です! 

「混んでる?.com」とは?

混んでる?.com」は、全国の目的地の混雑状況を、Twitterの投稿内容から解析するサイト。スカイツリーや東京タワーなどの観光スポットを始め、テーマパーク、遊園地、水族館、動物園と、様々なお出かけスポットの混雑状況がわかるのが魅力です。

サイト内では、日別・週別・時間別の「混雑統計グラフ」や、一目で混雑状況がわかる「混雑レベル」の円グラフ、Twitterで投稿された「混雑ツイート」や「現地の写真」などを見ることができます。

お出かけ前に目的地の混雑状況がわかる「混んでる?.com」が超絶に便利!

「『混んでる?.com』は2014年1月15日にスタートし、2015年6月25日現在で累計70万PVを記録しました。その間、情報収集のために解析した総ツイート数は550万、サイトにデータとして反映した混雑ツイート数は3万3千にも上ります」

そう話すのは、「混んでる?.com」運営者のhanachanさん。

今年のゴールデンウィークには、1日1.5万PVのアクセスがあったというから驚きです。しかし、hanachanさんいわく「混んでる?.com」はまだテスト運用の段階なんだとか。

「『混んでる?.com』はまだβ版(テスト版)で、とりあえずデータを収集している段階なんです。親サイトである『あの展覧会混んでる?』(2013年10月23日リリース)で得られた技術を元に、他の混みそうな場所でやってみたらどういう傾向が見えてくるのか調べるために立ち上げました」

親サイトの「あの展覧会混んでる?」は、累計190万PVを突破し、数々のメディアで高評価を得ているそう・・・! そんな人気サービスを作ったきっかけや仕組みを、hanachanさんに伺いました!

混雑状況をまとめるきっかけは?

そもそも混雑状況をまとめるきっかけは、ご自身の趣味である美術館巡りにあったのだそう。

「美術館は、非日常を満喫するにはもってこいの場所です。しかし、混んでいる美術館で非日常を満喫しようと思ってもそれは難しいと思います。運悪く人混みに飲み込まれようものなら、満足度は半減し、自分の記憶には見た作品ではなく "混んでいたこと" のみが強く刻まれてしまいます。

私自身、展示会が好きでIT企業で働いていることもあり、この問題をなんとかIT技術で解決できないかと常に考えていました。そして、ビッグデータによる集合知を利用するのが最も有効だと思いついたんです。

幸運なことに、Twitter社は投稿されたツイートの二次利用ができるように開発者向けにAPI(システムにアクセスしてツイート情報を取ってくるツール)を用意してくれていたので、ひとまずTwitter から情報を集めてみることにしました」

どのようにして混雑状況を把握しているの?

「あの展覧会混んでる?」「混んでる?.com」では、hanachanさんが独自に開発した解析エンジンにより、混雑状況に関する発言だけを膨大なデータの中から抽出・集計しています。具体的にどんな流れで解析を行っているのでしょうか。

「まず、TwitterのAPI上で、展覧会のタイトルやスポット名に『混んでる』や『空いてる』といったキーワードを加えて検索して、データベースに保存します。次に保存したデータから、混雑状況を機械的に分類していきます。ここが解析エンジンのメインの処理で、日本語を解析して本当に混んでいるのかを判別しています」

お出かけ前に目的地の混雑状況がわかる「混んでる?.com」が超絶に便利!

この解析エンジンの最適化はかなり苦労が伴うものだったとか・・・。

「正直言って日本語の解析は難しいです。特に『空いてる』という文字列は、別の使われ方をするので注意が必要です。お腹が空いてるなどの分かりやすい文章であれば除去できますが、予定が空いてる系の文章は判別が難しいですね。

また、めっちゃ混んでる、すごい混んでる、激混み、鬼混みなど、混雑の程度の表現も様々ですが、これらを分類することでより現状が把握しやすくなります。こうした分類アルゴリズムは日々改良を続けており、現在ではかなりのパターンを正しく分類できるようになってきています

ツイートの中には「混んでるかな?」、「混んでるっぽい」という実際に混んでいるかどうか分からない情報も多く含まれており、これらの曖昧な表現も検討の結果「気になる」という指標に分類することにしたそう。こうして混雑ツイートを「混んでる」「気になる」「空いてる」の3つに分類し、可視化する、今のサービスが出来上がっていきました。

この解析エンジンの質の高さこそが、「あの展覧会混んでる?」の成功をもたらし、「混んでる?.com」へのサービス拡大を導いたわけですね。

サイト運営で見えてきた利用者のニーズと今後の展望は?

お出かけ前に目的地の混雑状況がわかる「混んでる?.com」が超絶に便利!

どちらのサイトも利用者が順調に推移しているようですが、今後の展望についても聞いてみました。

「『あの展覧会混んでる?』では、利用者アンケートを実施しており、その結果、利用者が最も求めていることはリアルタイム性、次に信頼性、そして混雑状況の予測であることがわかりました。いつ混むのか、今混んでいるのか、混んでるとすればどれくらいの混雑状況なのかを今以上に明確に可視化することが求められており、今後サイトをより洗練しこれらの要望に応えていく必要があります」

また、今後はユーザ参加型の取り組みをスタートしていく構想もあるのだそう。

現在、混雑情報はTwitterに頼っていますが、今後は『混雑マスター』『混雑レポーター』のような形で混雑情報を直接書き込んでもらうことを考えています。そうすれば、展覧会だけでなく、あらゆる場所、イベントの情報がユーザ発信で増えていくと思います。

それに加えて、写真が投稿できたり、展覧会の感想を投稿できたりすればより面白くなりそうです。また、スマホアプリを作って、ボタン一つで混雑状況を登録できたら便利かなと。

私は新しいサービスのアイデアを考えるのが好きなので、アイデアを即Webサービスにする力でどんどん新たなサービスを作っていきたいと考えています」

これらのアイディアもぜひ形にしていってほしいですね!

▼今回ご紹介した混雑解析サービスはこちら!
あの展覧会混んでる?
混んでる?.com

ピックアップ

竹下沙弥香(たけしたさやか)

ダイビング雑誌の編集者兼ライター、オリジナル絵本制作会社のWEB担当、アプリレビューサイトのWEB担当兼ライターを経て、『エンジョイ!マガジン』編集部員となる。「思い立ったら即行動」がモットー。体当たりで様々な疑問を解決します。

記事(41本)を見る

  • PC右カラム300×100
  • Twitterでつぶやかれている記事

    • Twitterで最新&注目記事をチェック
    • Facebookで最新&注目記事をチェック
    • メルマガで最新&注目記事をチェック