今どきの「顔出しパネル」はSNS向け? 愛好家に魅力を聞いてみた!

旅先で見かける「顔出しパネル」が、最近進化していて面白い! そこで今回は、愛好家たちがユニークな写真を投稿する、Google+のコミュニティ主催者に顔出しパネルの魅力を聞いてきました。

観光地で多く見かける、人物の顔部分が繰り抜かれた、写真撮影を楽しめる看板「顔出しパネル」。最近では、ご当地キャラを活かしたものや、イマドキっぽいデザインのものが増えているのだとか。
そこで今回は、顔出しパネルの魅力に迫るべく、Google+にある顔出しパネルを撮る人たちのコミュニティ「顔出しパネルが好き!」を取材してみました。

思わず顔を出したくなるパネル写真がズラリ!

まず始めに「顔出しパネル写真」ってどんなもの・・・? 
ということで、まずは毎日のようにコミュニティ内へ投稿される顔出しパネル写真の中から、メンバーの撮影した写真をいくつかピックアップしてみました!
従来の顔出しパネルのイメージを覆す、斬新なものばかりがズラリ!


撮影場所:東山動物園のカバさんのところ、撮影者:雪男後藤さん


撮影場所:ゴールドジム ロサンゼルス ベニス店、撮影者:西美穂子さん


撮影場所:ベルサーレ秋葉原前(期間限定)、撮影者:Katsuya Tanakaさん

どれもこれも、眺めていて楽しい写真ばかり! SNSに投稿したらウケそうです。でも、顔出しパネル写真の良さってどういうところにあるの? 
顔出しパネルが好き!」主催者の西美穂子さんにお話を伺ってみました。

顔出しパネルの魅力って?

「まず、ご当地キャラクターや歴史上の人物に、手軽に変身できて楽しめることですね。あとで振り返ったときに、旅のいい思い出になります。ベストな表情を考えて撮るときは、かなりワクワクします!」
「日本中、さらには世界中の観光地に顔出しパネルはあるはずですが、まだ発見し尽くされていないと思います。旅に出る度に『新しい顔出しパネル』を発見するのが楽しみです」とのこと。
さらに、最近では昔ながらの顔出しパネルだけではなく、新しいタイプのものも設置されるようになってきたとか。
「自治体の方や個人の方など作り手はさまざまですが、創意工夫されていたり、手作り感あふれる温かみのある顔出しパネルも数多くあります。なかにはとても大きいものや、立体的なものなど、バリエーションは作り手のアイデア次第で、無限大なのだなと感じます。顔出しパネルをアートとして楽しむのも一興ですよ」
また、コミュニティ立ち上げのきっかけについて、「大人になってから、今まで以上に顔出しパネルが楽しくなったから」と話す西さん。
「自分がまだ出会っていない顔出しパネルを、もっと知りたいなと感じたことが、コミュニティを作ろうと決めた一番のきっかけです。当時は顔出しパネルの情報を知ることのできるコミュニティもなかったので、自分が管理人となって立ち上げることにしました」
比較的マニアックな趣味なので、周囲に顔出しパネル好きはいなかったものの、コミュニティ「顔出しパネルが好き!」を立ち上げてからは、愛好家の方たちと情報交換したり、面白い写真を共有できるようになったそう。

変わりダネ顔出しパネル紹介!

そのほかにも変わった顔出しパネルを二つ、西さんの解説付きでご紹介します。


撮影場所:浅草 撮影者:なかむけいさん
タイトル:「みんなでわっしょい浅草三社祭りの巨大顔パネ」

「さすが東京を代表する観光地の浅草です。実は浅草は顔パネの宝庫ともいえる街。江戸情緒を感じるたくさんの投稿をいただいています。中でもインパクトがあったのが、こちらの三社祭の巨大顔パネです。顔パネラブなメンバーでノリノリで撮ると楽しそう!」


撮影場所:ゆめタウン・出雲(期間限定) 撮影者:のんちゃんさん
タイトル:「眠れる椿の妖精?」

「出雲市にあるゆめタウン内に、期間限定で設置してあったのだとか。見事に一体化していて、かなりインパクトのある1枚に仕上がっています。期間限定なのが残念・・・」

旅行に行ったら顔出しパネルを探して撮ってみよう!

こうして楽しい写真を見ていると、旅先で顔出しパネルを見つけたら、必ず撮って帰りたくなっちゃいますし、SNSにも投稿したい! 
というわけで、筆者も旅行に出かけた際に、思わずパチリと撮影してきました。


撮影場所:小豆島・エンジェルロード周辺 撮影者:筆者

やや不慣れな写り方をしていますが、まだまだこれから!? 早速ハマってしまいそうです。皆さんも旅先で顔出しパネルと一緒に、楽しく撮影してみてはいかが?

取材協力:Google+コミュニティ「顔出しパネルが好き!

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池田園子(いけだ そのこ)

86年生まれのフリーライター。楽天でポータルサイト運営、ITベンチャーでメディア運営を経て独立。10以上の媒体に執筆中。恋愛やWeb、スマホ、会社、ガジェットネタ、広告案件などを手がける。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。Sonoko Blog