【更新】2014年11月14日 「BIGLOBE LTE・3G」の月間通信容量を拡大に伴い、記事の一部を見直しを行いました。

最近、家電量販店やネットショッピングでもよく目をするようになった「格安SIM」という文字。

2014年は格安SIM元年とも呼ばれ、安価なSIM契約が普及するとも言われています。事実、MVNOの提供するSIM契約数は130万契約を超えているとも言われます(2013年12月末時点。総務省調べ)。

格安SIM(シム)はなぜ安い?

しかしながら、ふとした疑問が湧き上がってきます。
ケータイキャリアのデータ契約は3,000円~4,000円が多いのですが、格安SIMは1,000円未満の契約も存在します。いったいなぜそこまで安いのでしょう。なにかカラクリがあるのでしょうか。

その「格安SIMはどうして安いの」に迫ってみます。

格安SIMを提供する「MVNO」

格安SIMを取り扱っている事業者は、一般的にMVNOと言われています。
これは、NTTドコモやKDDIといった通信事業者の通信網を利用して通信サービスを提供する事業者のことで、「仮想移動体通信事業者」を英語で表した「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字をとって、「MVNO」と呼んでいます。

つまり、MVNOは自社では通信網設備を持たずに、NTTドコモやKDDIなどの通信事業者の通信網を借りて通信サービスを提供している企業、ということです。

格安SIMはどうして安いの?

ここで気になる「格安SIM」はどうして安いのでしょう。
これは、「通信速度」と「通信量」が関係しています。

例えばNTTドコモのパケットパック(新料金)は以下のようになります。

・データSパック 月間高速通信2Gバイトまで 月額3,500円(税別)
・データMパック 月間高速通信5Gバイトまで 月額5,000円(税別)
・データLパック 月間高速通信8Gバイトまで 月額6,700円(税別)

利用者は、1カ月の間に2Gバイト・5Gバイト・8Gバイトのうちから決めて、それぞれのサービスを申込みます。その通信量を超えるまでは、下り最大150Mbps※という光回線なみの高速通信を利用することができるようになります。

そのため、めいっぱい速い通信を利用でき、かつ多く利用できますというパケット料金となっています。

※記載は2014年11月現在、理論上の最高速度です。通信環境や利用している端末によってかわります。

筆者は1カ月で約2Gバイトのモバイルデータ通信を行っているため格安SIMのほうが安そう

それでは、MVNOが提供する格安SIMはどうでしょう。

実は格安SIMと呼ばれる契約は、「通信速度」もしくは「高速通信できる通信量」のどちらか、または両方を抑えることで、安く提供しています。つまり、制限を加えることで安い料金を実現しているのです。

現在は「高速通信できる通信量」に上限があるプランが主流に

2012年頃までは、MVNOは通信速度を遅くすることで、安価なサービス提供をしていました。例えば、下り最大150Kbps(150Mbpsの約1000分の1程度)の低速通信ですが、月額2,000円程度というものでした。

2013年頃より、その方向性が徐々に変わってきています。
それはMVNO各社の競争激化により、「通信速度を下げましょう」ではなく、「高速通信だけれども、通信量を低くしましょう」というものです。

2014年では、月額1,000円未満で月間2Gバイトの高速通信を利用できますという商品もでてきています。

最近はメールやSNSをそこそこ利用するというスタイルにより、2Gバイトまでの高速通信で足りる人や、動画やオンラインゲームをよく利用するけれどもWi-Fiを利用してかしこくデータ通信量を節約している人も増えています。

Wi-Fiでスマートフォンの利用料金を安くできるワケ

SIMフリー端末とは?どうやって手に入れるの?

格安SIMは、「SIMフリー端末」で利用する

2013年頃から、格安SIMと合わせて「SIMフリー端末」と呼ばれるスマートフォンやタブレットが増えています。この「SIMフリー」というのは、そもそも「SIMロック」の無いスマートフォンやタブレットのことを指します。

「SIMロック」というのは、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクが販売するスマートフォン、フィーチャーフォン、タブレットで、その会社が提供しているSIMカード、または特定のサービス専用SIMカードしか認識させないようにロックをかけることです。

SIMロックにより、端末とSIMカードのヒモ付けが容易になり、スマートフォンなどを安価に提供できたり、その会社独自のサービス提供をしやすいというメリットがあります。

対応していないSIMカードをスマホに挿すと、通信できないむねの注意が表示されます

それに対して「SIMフリー」は、さまざまな通信会社のSIMカードで、通信サービスを受けられるものを指します。
近年では、Apple社の「iPhone 6」「iphone 6 plus」のSIMフリー版や、Googleの「Nexus 5」などが有名です。

SIMフリー端末であれば、格安SIMが使えるようになる他、海外への旅行や出張時に現地の安価なSIMカードを入れて利用する、といった使い方もできます。

ただし、端末によっては使えないSIMカードや通信サービスがありますので、購入前にきちんと確認しておきましょう。

SIMフリー端末はどうやって入手するの?

入手方法には大きく3つあります。

1.ケータイキャリアに手数料を払って、SIMロックを解除する

NTTドコモやソフトバンクの一部のスマートフォンでは、3,000円程度の手数料を支払うことで、ドコモショップにてSIMフリーにできます。

2.家電量販店やネットショッピングで手に入れる

はじめからSIMフリー端末を手に入れたい場合は、家電量販店やネットショッピングで手に入れることができます。注意すべき点として、利用したい通信会社の電波が対応しているかどうかを購入前に確認する必要があります。最初はお店の人に確認すると良いでしょう。

また、中古品を購入する場合は「赤ロム」と呼ばれる、通信料金が未払いのまま中古に売られてしまった端末を入手しないよう注意しましょう。携帯電話会社の方で、通信を制限したり、切断したりされる場合があります。

3.格安SIMとSIMフリー端末のセット商品を購入する

最近、MVNOから「格安SIMとSIMフリー端末が最初からセットになっている」商品が登場しています。

例えば、BIGLOBEが提供する「BIGLOBEスマホ」もその1つ。人気かつ新品の端末と、格安SIMがセットになっているので、端末を入手する手間を省けますし、赤ロム端末をつかませられるリスクを回避できます。

「BIGLOBEスマホ」

格安SIMの料金プラン、どう選べばいいの?

一概に格安SIMと言っても、様々な提供会社があり、さらにいくつものプランが存在します。そのどれも魅力的なプランなのですが、いったいどれを選べばいいのでしょう。

おすすめなのが、「自分はスマホでのネット利用をどれくらい利用しているか/するつもりか」で判断する方法です。

さまざまなプランが存在しますが、参考例として、「BIGLOBE LTE・3G」の4プランで紹介しますね!

1.メールがメインで、WebやSNSも少しする人

 →「エントリープラン 900円(税別)/月 SIM1枚」

月間2Gバイトまでの高速通信が可能、Wi-Fiスポット付き。
メールなどの文字でのやりとりを中心の場合、文字だけのデータは通信量が非常に少なくすみます。

2.メールやSNSを頻繁に行い、Webやオンラインゲームもしたい人

 →「ライトSプラン 1,505円(税別)/月 SIM1枚」

月間5Gバイトまでの高速通信が可能、Wi-Fiスポット付き。
動画を見たい場合では月間2Gバイトでは足りない場合があります。SNSへ写真投稿したり、動画を頻繁に見る場合にはライトSプランがおすすめです。また、常時通信を行うオンラインゲームをする人も、多めの通信量が利用できるプランが良いでしょう。

3.メール、SNS、Web、オンラインゲームに加えて、動画も少しだけ利用したい人

 →「ライトMプラン 2,838円(税別)/月 SIM1枚」

月間8Gバイトまでの高速通信が可能、Wi-Fiスポット付き。
各プランにはWi-Fiスポットがついてくるため、Wi-Fiスポットが利用できる場所では大容量通信を行ってもモバイルデータ通信量にはカウントされません。しかしながら、移動中に動画を楽しみたい場合にはどうしてもデータ量は多くなりがち。その際にはライトMプランがおすすめです。

4.とにかくメールやWeb、動画など様々なサービスをモバイルデータ通信で多く利用したい、または複数台で利用したい人

 →「スタンダードプラン 3,790円(税別)/月 SIM3枚まで」

月間10Gバイトまでの高速通信が可能、Wi-Fiスポット付き。
ケータイキャリア並の通信量を利用したい、屋外でも頻繁に動画を閲覧したい場合はスタンダードプランがオススメ。また、最大3枚までのSIMカードを利用することができ、最大3枚で月間10Gバイトまでの高速通信を行うことができます。

つまり、10Gバイトを3枚で割ると約3.3Gバイトで、1枚あたり約1,263円となり、複数台で利用する場合とても安価です。


どうしても迷うようであれば、最初に月額900円(税別)の「エントリープラン」で契約をし、通信量がちょうど良いならそのまま、足りないな、と感じたら「ライトSプラン」や「ライトMプラン」にプラン変更をするのが良いと思います。


モバイルデータ通信量を確認する方法として、Androidスマートフォンから「設定」→「無線とネットワーク」→「データ使用」で確認できます

BIGLOBE LTE・3G の詳しい説明はこちら

※料金・サービス内容など2014年11月14日 時点の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

▼BIGLOBEモバイル公式サイトはコチラから

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布施繁樹(ふせ しげき)

1976年生まれ。ITやモバイル系のライターをしており、最近は自転車にはまっている。 荒川サイクリングロード上流域によく出没する。 カメラも好きで、お金のかかる趣味ばかりで万年金欠。⇒MOBILEDATABANK

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