「データ」と聞いたとき、どんなイメージを抱きますか?
「仕事で使う」とか、「学生時代にレポートで作った」など、堅めのイメージを抱く人が多いのではないでしょうか。
ワタシもそうだったのですが、その先入観が払拭される
画期的なサイトを発見してしまいました!
データのプロによる目からウロコの解説
『社会実情データ図録』。その名の通り、社会の実情を表したデータや図録を集めたサイトです。
サイトを制作・運営しているのは本川裕さん。本川さんの図表を選ぶセンス、ポイントを突いた見出し、分かりやすい解説のおかげで、目からウロコが落ちまくること必至です。
・・・実際にデータをピックアップしてみましょう!
食べ過ぎの国と食べなさ過ぎの国
現代人が気にかけるテーマの一つ、ダイエット。
とはいえ、気にかける度合いは国によってさまざま。
・・・その背景を如実に示すのがこちら。
「世界各国の一人一日あたり供給カロリー」。
食べ過ぎの国(赤)と食べなさ過ぎの国(青)が一目瞭然。
アメリカやカナダは真っ赤、アフリカは概ね青。
あまりの分かりやすい結果に口が開いてしまいます。
ロシアは3000~3400kcal、モンゴルは1600~2200kcal。
隣の国なのに、この違い。
・・・つまり、食べる量を決めるのは国であり政治であり食文化ということか。
なら昨日の食べ過ぎも国のせいだからしょうがない!
なんて思わず(自戒)、食べ過ぎな人は青い国に、食べなさ過ぎの人は赤い国に思いをはせて、カロリーコントロールするのもいいかもしれません。
それにしても、意外だったのは1位のオーストリア。米国に次いで食べ過ぎな国はルクセンブルクにベルギー。確かに食事が美味しい地域ですが、ちょっと驚き。ちなみに日本は90位でした。
日本はお酒を飲む国? 飲まない国?
ではお酒は? 日本は世界の中で見たとき、お酒を多く飲む国なんでしょうか?
そんなギモンに答えてくれるのが、こちらのデータ。
「成人一人当たり純アルコール消費量」。
赤くなればなるほど多く飲む国で、青になればなるほど飲まない国。
赤いエリアはヨーロッパにかたまってますが・・・一位はさきほども出てきた食べ過ぎのルクセンブルクです!
やっぱり美食の国なんですね~。
二位のチェコはビールの本場。逆にアルコール消費量の少ない地域は、イスラム圏の諸国、あるいは低所得地域。・・・などなど、本川さんの解説にフムフムと納得。
日本は一人当たり一年に5~8リットル。
世界全体で見ると中間あたりのようです。
というわけで、今日も安心して飲みましょう!(身体に気をつけながら! 笑)
日本の夫婦がセックスレスになっている理由
日本はセックスレス大国、とはよく言われることですが。
その原因は何なのか? 夫婦に特化して調査したデータがこちら。
「セックスレス夫婦の動向」。
上の太い棒グラフが「有配偶者のセックスレス割合」。
・・・2001年から2010年まで、ジワジワ増えてます!
下の棒グラフがその理由。
男性の理由、第一位。「仕事で疲れている」。
一方、女性の第一位。「面倒くさい」。
・・・ヒ、ヒドイ! でも、工夫しないとそうなっていく気持ちは分かります・・・。
気になるのが「その他」と答えている人が非常に多いこと。
選択肢には無い「自分または配偶者が妊娠・出産直後である」や「相手が非協力的である」が含まれる可能性を本川さんは示唆。確かに!
あとは、このデータが「配偶者とのセックスレス」に限定したものであるなら、「他に相手がいるから」という選択肢もありそうな。
・・・何か不安が生じてきた人は、ダヨリン恋愛相談室までメールを!
知的好奇心をくすぐるデータが満載!
ほかにも、「男女の幸福度の国際比較」、
「学級秩序の国際比較」、
・・・などなど、興味深いデータが満載。(その数1000以上!)
韓国で美容整形が盛んな背景に、朱子学の考えがあったとは・・・!
まずは、こちらの分野別図録一覧表を見れば、あなたのツボに刺さるデータがみつかるかもしれません。
仕事や飲み会のネタにもなると思いますよ♪
一度見始めると面白くて止まらなくなるので、ご注意を(笑)!