2013年第3四半期のスマートフォン出荷台数は世界で合計2億6,110万台。そのうち81%をAndroidスマートフォンが占めています(米調査会社・IDC調査)。
少なからず日本でも、「みんなと同じiPhoneに飽きた」「仕事でAndroidを利用することになった」など様々な理由で、iPhoneからAndroidスマートフォンに乗り換える方もいると思います。
そこで、「iPhoneからAndroidに機種変更したらやっておきたい7のこと」をお伝えします。
Androidの”よさ”だけでなく、iPhoneにはない”クセ”も紹介していきます。
iPhoneからAndroidに機種変更したらやっておきたい7のこと
(1)アプリデータの引き継ぎ
(2)電話帳データの移行
(3)画像データの移行
(4)『Safari』のブックマークを移行
(5)セキュリティアプリ・サービスを利用する
(6)『DefaultApp Reset』を入れておく
(7)バッテリーの消費を抑えるために省エネ設定をしよう
おまけ:auユーザならEメールが届くよう設定が必要
機種変更前にやっておきたいこと
最近はクラウド上にデータを保存するサービスが多いので、機種変更時にデータの引き継ぎをあまり意識することはありません。
しかし、『パズドラ』や『LINE』といったアプリのデータ、端末に保存されている電話帳・写真など引き継ぎが必要なものもあります。まずは、そのデータ移行の準備を行いましょう。
(1)アプリデータの引き継ぎ
大事な『パズドラ』のデータや『LINE』のトーク履歴やスタンプがなくなったら、大事件です。まずはこちらのデータ引き継ぎを行っておきましょう。
詳しい方法は、下記記事を参考にしてください。
⇒ 「スマホからスマホへ機種変更をする時にやっておくべき8つのこと」(←パズドラの引き継ぎは「3.アプリデータの引き継ぎ準備をする」から)
⇒ 「機種変更時に絶対必見!LINEアカウントの引き継ぎ&トークのバックアップ方法」
(2)電話帳データの移行
端末に保存された電話帳の内容は、下記の記事を参考にしてください。
⇒ 「意外と簡単にできた!iPhoneからAndroidへの電話帳移行の方法」
上記とは別に、アプリ『Bump』を使った簡単な方法もあります。Android、iPhoneに関わらず、端末同士をぶつけるだけでデータを移行できます。連絡先は複数選択できるので、非常に便利です。
端末だけでなく、PCにもデータを移行することが可能です。
PC側でhttp://bu.mpにアクセスし、iPhoneの『Bump』を起動。あとは移行させたい連絡先を選択して、PCのスペースキーにiPhoneをぶつけます。それだけでOK。手軽にPCへバックアップがとれます。
(3)画像データの移行
PCに接続して転送する他、無料で使えるクラウドサービスを利用する方法が手軽です。
筆者はiPhone、Android両方の画像を共有する場合、『Google ドライブ』を使っています。アプリの使い勝手もよく、「Gmail」『Google+』と共通にはなりますが、無料で使える容量が15GBと大きいので、おすすめです。
自動バックアップの方法もあるのでこちらも参考にしてください。
⇒ 機種変更の時も安心!写真を無制限に保存してくれる『Google+』の【小技】を利用しよう
(4)『Safari』のブックマークの移行
iPhoneでチェックしてきたブックマークをAndroidでも継続して見られるようにするために、標準ブラウザ『Safari』のブックマークを、Android標準の『ブラウザ』と『Chrome』に移行させる方法を説明します。
少し面倒ですが、PCを使うやり方が一番簡単です。まずはPCの「iTunes」に、iPhoneの『Safari』の「ブックマーク」を同期するように設定します。
「情報」から「その他」の「ブックマークの同期先」をチェックして、同期します。そうすると、PCの「インターネットエクスプローラー」(以下、IE)に『Safari』のブックマークが同期されます。
次に、PCの「Chrome」で、先ほど同期したIEのブックマークをインポートします。あわせて、Androidに設定してあるGoogleアカウントと同じアカウントでログインしておく必要があります。
あとは、Android端末を起動し、「設定」の「アカウントと同期」から「Google」の該当アカウントで、『ブラウザ』『Chrome』にチェックが入っていることを確認して、各ブラウザを起動すれば、ブックマークの移行は完了です。
『Chrome』は、改めて『Chrome』側でログインする必要があるので、同期できなかった場合は『Chrome』の設定画面を確認してみてください。
機種変更後にやっておきたいこと
Androidへの機種変更後は、iPhoneにはない部分を意識してあらかじめやっておくべきことを説明します。
(5)セキュリティアプリ・サービスを利用する
iPhoneよりもマルウェアアプリが多いと言われているAndroidです。セキュリティサービスは各キャリアから提供されていますので、これらを利用するのが確実です。
ドコモからは『ドコモ あんしんスキャン』(月額無料※)、auからは「安心セキュリティパック」(月額315円)、ソフトバンクからは『スマートセキュリティ powered by McAfee®』(月額315円)が提供されています。
※ドコモはウィルスチェックは無料、危険サイト対策・個人データ確認支援は月額210円。
セキュリティアプリにはいろいろと種類がありますので、チェックしてみてください。
(6)『DefaultApp Reset』を入れておく
AndroidはiPhoneと違い、アプリを使ってホーム画面をカスタマイズできるようになっています。そのため、ホームアプリなど同じ用途のアプリを複数インストールした場合、アプリ起動時にどれを起動するか選択画面が表示されます。
その際に、勢い余って「常時」を押してしまい、他のアプリに切り替えることができず、慌てることがあります。そうならないために『DefaultApp Reset』を入れておきましょう。
今、設定されている「常時」を確認できる上に、設定したアプリを解除できます。「設定」の各アプリ情報からも行えますが、本アプリを使えば一覧で見られるので、楽です。
(7)バッテリーの消費を抑えるために省エネ設定をしよう
iPhoneに比べ、バッテリーの持ちが若干悪いように感じるAndroidですが、いろいろチューニングすることで、その持ちをよくすることができます。
端末毎に「エコ設定」が搭載されており、ワンタップでできることも多いです。まずは、こちらをうまく使いこなしてみるといいかもしれません。
その他、詳しい方法は、これまでに紹介したバッテリー節約記事をチェックしてください。
⇒ 「最大47%持ちがよくなった!効果的なバッテリーの節約方法はコレだ」
⇒ 「Androidスマートフォンを少しでも長く楽しむための簡単バッテリー節約術!」
おまけauユーザならEメールが届くよう設定が必要
auユーザの場合は、Eメールの初期設定を行う前に機種変更設定用のSMSを送る必要があります。
auのオンラインショップにて方法が記載されているので、auユーザの方は忘れずに行っておきましょう。
iPhoneからAndroidに機種変更をしたいと思っていても、ネックになるのが各種のデータ移行です。難しいと思いがちですが、本記事を参考にすれば簡単に移行できるのでお試しください。
Androidに機種変更しようか悩んでいる友人がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね。
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※アプリは端末の機種や設定により、正しく動作しない場合があります。
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