Zoomの画面共有はよく使われる機能だと思いますが、実はiPhoneの画面自体を共有することも可能です。
しかも、
・iPhoneでZoomを使っているとき
・パソコンでZoomを使っているとき
両方のケースにおいて、iPhoneの画面を共有することができます。
そこで今回は、ZoomでiPhoneの画面を共有する2つの方法について紹介するので参考にしてみてください。
iPhoneでZoomを使っているときに画面共有する方法
以下の方法でiPhoneの画面を共有できます。
1:画面を軽くタップすると表示されるツールバーの「共有」をタップしましょう。
2:共有したいアプリなどの一覧が表示されたら「画面」をタップします。
3:「収録を開始」をタップするとiPhoneの画面がZoom側に共有されます。
以下のような画面が出ていれば成功です。
なお、ミーティングのホストがツールバーの「セキュリティ」で「画面を共有」を参加者全員に許可しておく必要があるので注意しましょう。画面共有ができない場合は、この設定を確認してみてください。
他の人のZoomにはiPhoneの画面が共有されています。
この方法でiPhoneの画面を共有すると、共有するファイルや画面ごとにいちいちアプリを切り替える必要がないため非常に便利です。
パソコンでZoomを使っているときにiPhoneの画面を共有する方法
パソコンでZoom会議をしている最中に、
・iPhone内にある資料や画像を共有したい
・iphoneアプリの操作方法を説明したい
というときにもiPhoneの画面を共有することが可能です。
前提条件
パソコンでZoom会議をしているときにiPhoneの画面を共有したい場合には、以下の条件が必要になります。
・iOS 11またはそれ以降
・iOSバージョン 4.1.18611.1228以降向けZoomモバイルアプリを使用
・パソコンとiPhoneが同じWi-Fiに接続
パソコンでZoomを使っているときにiPhoneの画面を共有する方法
1:Zoomの画面下のツールバーから「画面を共有」をクリックして「iPhone/iPad」を選択後「共有」をクリックしましょう。
2:初回時にはプラグインのインストールを求められるので「インストール」します。
3:すると以下のような画面が現れますので、iPhoneで指示にしたがっていきましょう。
4:iPhoneのホーム画面右上を下にスライドしてコントロールセンター画面を表示し、「画面ミラーリング」をタップします。
5:ZoomのIDが表示されているので、そちらをタップします。
このときZoomのIDをタップしてもミラーリングがオンにならない場合には、パソコン側のファイアウォールの設定で以下のポートが有効になっているか確認しましょう。
タイプ | プロトコル | ポート |
UDP | mDNS | 5353 |
UDP | AirPlay | 7200-17210 |
TCP | AirPlay | 5000、7000、7100 50000、7200-17210 |
またファイアウォールの設定で、アプリ「Airhost.exe」へのアクセスがすべて許可されていることもチェックします。
6:ミラーリングに成功するとZoomの画面上にiPhoneの画面が共有されます。
iPhone上の操作はすべてZoomにミラーリングされますので、アプリやWebサイトの動画はもちろん、パワーポイントやキーノートのプレゼン資料なども共有可能です。
使ってみると非常に便利
今回後半で紹介した、iPhoneの画面をリアルタイムに操作しながらZoomに共有できる機能は、覚えておくと意外に重宝します。iPhone内の写真や動画なども簡単に共有できますので、会議上でセミナーや展示会の発表やレポートをする場合などでも、わざわざファイルをパソコンに移動する必要がありません。普段パソコンでZoom会議を行っている方は、ぜひ一度試してみてください。