iPhoneのリマインダーとショートカットで、超便利なお買い物リストを作る方法

「100円ショップに行ったらあれを買おう」と思ったとき、iPhoneのリマインダーとショートカットを組み合わせれば、思いついたときにわずか数タップで瞬時にリストに追加することができます。iPhoneをより便利に使える高等テクニック、ぜひお試しください。

日々生活をしていると、「100円ショップ」で購入したいものがときどき思い浮かびます。
ただし、そのたった1つを買うためだけに100円ショップに出向くのもなんだかなぁと思ってしまう性分なため、ある程度買いたいものが溜まってからまとめ買いするようにしています。
そのために、iPhoneの「リマインダー」を買いものリストとして利用しているのですが、iOS 12から新登場したアプリ「ショートカット」と掛け合わせることで、とてもスマートに買い物リストへの追加ができるようになりました。

「ショートカット」を利用して、「リマインダー」に買いたいものを登録

まずはこちらの動画をご覧ください。

この動画では、リマインダー内にあるリスト「100円ショップ」に「のり」を追加したのですが、リマインダーアプリを立ち上げることなく、とても簡単な操作で買い物リストへの新規追加を実現しています。

どんな仕組みなの? それぞれの役割は?

この方法は「リマインダー」と「ショートカット」の2つのアプリと、iPhoneのウィジェット機能で実現しています。
それぞれの役割を明確にしておきましょう。

  • リマインダー:「買い物リスト」の役目
  • ショートカット:「買い物リスト」への新規追加を「簡略化」させる役目
  • ウィジェット:「ショートカット」をウィジェットに配置し、そこから実行する

このように、リマインダーを買い物リストとして利用し、その買い物リストへの新規追加を簡略化するためにショートカットを用いています。
それぞれの機能がどんなものかという説明はここでは敢えて割愛します。というのも、ある程度、理解がある方でないとこれからご説明する方法はハードルが高いためです。
この方法を使わなくても、iPhoneの「メモ」アプリにメモをするだけでも十分と思いますので、「リマインダー」や「ショートカット」がわからない方は、無理に当記事の方法にとらわれないでくださいね。

実際に作ってみよう

それでは早速作ってみましょう。

リマインダー側:買い物リストを作ろう

  1. 「+」をタップ
  2. 「リスト」をタップ

3.リスト名に「100円ショップ」と入力し、「完了」をタップ
4.これで、まず買い物リストの土台ができました。

ショートカット側:リストへの新規追加を簡略化しよう

続いて、この記事のキモとも言える「簡略化」をショートカットで作っていきましょう。
アプリ「ショートカット」をダウンロードしていない方は、App Store「ショートカット」からダウンロードした上で以下操作を行ってください。
新規ショートカットを作り、名前をつけよう

1.「+ ショートカットを作成」をタップ
2.右上の「設定」アイコンをタップ
3.「名前」にショートカットの名前を入力し、「完了」をタップ(名前は「100円ショップ」としました)
入力欄を起動させるアクションを作ろう

4.検索欄をタップ
5.「入力を要求」と検索し、検索結果から「入力を要求」をタップ

6.「入力を要求」アクションが追加されるので、上図のように項目を埋める

a.質問:100円ショップで買うものは?(自由な言葉でOKです)
b.デフォルトの回答:(そのまま)
c.入力の種類:(テキスト)

入力した内容がリマインダーに追加されるアクションを作ろう

7.検索欄で「新規リマインダー」と検索し、検索結果から「新規リマインダーを追加」をタップ(初回のみリマインダーへの「アクセスを許可」が求められます)
8.「新規リマインダーを追加」アクションが追加されるので、上図のように項目を埋める。

a.タイトル:「入力を要求」
b.リスト:「100円ショップ」を選択
c.指定日時で通知:「しない」のまま

新規追加されたリマインダーを表示するアクションを作ろう

9.検索欄で「リマインダー」と検索し、「Siriからの提案」にある「100円ショップ」をタップ 10.リマインダー「100円ショップ」というアクションが追加されたのを確認し、「完了」をタップ これで、簡略化のショートカットが完成しました。

ショートカットからリストへの新規追加を実行してみる

では、早速できあがったショートカットを実行してみましょう。

ショートカットをタップすると、「100円ショップで買うものは?」と質問がされてくるので、その入力欄に買いたいもの「はさみ」を入力し、「OK」をタップします。
すると、入力した「はさみ」がリマインダー内のリスト「100円ショップ」に追加されるはずです。
以降は、買いたいものを思いつき次第、この操作を繰り返すだけで、100円ショップ買い物リストにどんんどん溜まっていく、というわけです。

ショートカットの実行をもっと簡単にするには?

なお、ショートカットは、以下のように

  1. ウィジェットから実行する
  2. Siriに好きな言葉で実行させる

こともできます。
特にウィジェットはおすすめです。

いずれについても、さきほどショートカットの名前を入力した「設定」画面から設定することができるので、気になる方はやってみてください。個人的にはウィジェットからの実行がおすすめです。
※「ウィジェットに表示」をオンにした上で、ウィジェットの「編集」にて「ショートカット」を有効にする必要があります。ウィジェットについて詳しくはこちらの記事をごらんください。
iPhoneのウィジェット機能が、神がかり的に便利。無駄に右スワイプしてしまう!

「IKEA」や「コストコ」、「旅行の準備タスク」などにも使える

今回は「100円ショップ」用の買い物リストとしての例でしたが、たまにしか行かない or 行けないお店での買い物リストとしても役立ちます。例えばIKEAやコストコなど。
また、旅行の準備リストなどとしてもおすすめです。
実際筆者は、海外旅行の準備やIKEAに行ったとき用の買い物リストといった用途で使っています。
いずれにも言えることは

  1. 思いついたらすぐにメモすることができ、
  2. いつでもリストとして一覧でき、
  3. 完了次第そのタスク(項目)を消していける

という3つの点が、モノゴトを管理する上でとても効果的だと感じています。
これを使いこなすことでiPhoneの利便性が激しく向上したのも事実。やや理数的な発想が必要ですが、一度理解してしまえばいろんなものに応用できますので、気になった方はぜひともトライしてみてください。

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うえやま

競馬カメラマンからWEB業界へ異色の転身後、WEB制作に加えて大手メールマガジンやツイッターキャラクターの中の人までこなす。三度の飯より件名を考えるのが好き。