アプリ不要! iPhoneで「長時間露光」撮影ができるって、知ってた?

ナント、iPhoneのカメラで長時間露光撮影ができるんです! しかも、カメラアプリをインストールする必要もなければ、三脚を立てたりしなくてもOK。一体どうやったら撮れるのか解説していこう!

iPhoneはiOS11になってから、いろいろなことができるようになったけど、標準カメラで長時間露光撮影ができるようになっていたなんて、知らなかった! しかも、カメラアプリのようにシャッタースピードを設定したり、三脚を立てて固定したりする必要もないというのだ。
では一体、どのように撮影をすればいいのだろう? というわけで、標準カメラで長時間露光撮影を楽しむ方法を紹介していこう!

長時間露光はLive Photosで撮影するだけ!

普通のカメラで長時間露光撮影をしようと思ったら、けっこう大変。けれど、iPhoneならとっても簡単にできるのです。

まず「カメラ」アプリを立ち上げて、画面上部の中央にある「◎」印をタップ。これでLive Photosをオンにする。そしてシャッターを切るだけでOKだ。
ちなみにLive Photosを知らない人に簡単に説明をしておくと、Live Photosとは、写真撮影した前後1.5秒を動画として記録する機能。普段通り写真を撮っても、3秒間の動画を撮影したことになる。

長時間露光だと写真がもっと印象的になる!

次にLive Photosで撮影した写真を「写真」アプリで開く。

撮影した写真を上方向にスワイプすると「ループ」「バウンス」「長時間露光」のエフェクトが選べるようになる。ここで「長時間露光」をタップすれば、動く被写体の残像が残る写真のできあがりだ。
どんな写真が撮れるのかというと……

まずは噴水の写真。エフェクトをかける前は、噴水の水がしっかりと止まって見える。

長時間露光にした写真は、噴水が流れるように見える。こっちの写真のほうが、肉眼で見る噴水に印象が近いかな?
次は夜の大通りを走るクルマを撮影してみよう。

通常の写真はクルマがほとんど止まって見える。

しかし長時間露光にすると、クルマが流れてライトの残像が写った印象的な写真になる。
三脚も立てずに、手持ちでこんな写真が撮れてしまうのだから、もっとこの機能を活用してみよう! ただしLive Photosでの撮影は、通常の撮影よりもちょっとだけ時間がかかる。撮影終了の「ピポッ」という電子音が鳴るまで、iPhoneは動かさないようにしよう。

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』