昔はシンプルで、何も考えずに使えたiPhoneの「写真」アプリ。けれどiOS 10にアップデートされると「写真」「アルバム」「メモリー」など、いろいろな項目が作られ、さらにその中に「モーメント」や「コレクション」なんてものも出てきてよくわからない。
そこで「難しくてよくわからない……」という人のために、それらが一体どんな機能なのかをきちんと整理して解説していこう。わかってしまえば、ややこしいどころか便利な機能なので、ぜひ使いこなしてみよう!
日付や場所がわかれば探すのが簡単な「写真」
「写真」アプリを開いて、下段の一番左にある「写真」をタップすると表示されるのがこの項目。「年別」「コレクション」「モーメント」という3つのモードがある。
「年別」はその名の通り、撮影した年ごとに分類されるモード。一気に過去にさかのぼって写真を探すときに便利だ。
「年代」のサムネイルをタップすると表示されるのが「コレクション」。これは、一定期間や場所で分類されるモード。探している写真を期間や場所で、さらに絞ることができる。
「コレクション」のサムネイルをタップすると「モーメント」が表示される。これは日付ごとに分類されるモードだ。ここでサムネイルをタップすると、その写真が拡大表示される。
拡大された写真は、左右にスワイプすることで前後の写真を表示。下段にある各マークをタップすることで、SNSなどでの共有、お気に入りフォルダへ追加、画像編集、写真の削除が可能だ。
新規アルバムを作れば検索性がアップする「アルバム」
「写真」アプリ画面の下段右に表示されている「アルバム」をタップすると現れるのがこの項目。
すべての写真が入った「カメラロール」をはじめ、人物ごとにまとめられた「ピープル」、「お気に入り」「パノラマ」「タイムラプス」などのフォルダが作られている。
これらのフォルダは自動的に作られているものだけれど「自分の好きなようにアルバムを作りたい!」という場合は、画面左上にある「+」マークをタップすると、新規アルバムを作ることもできる。
出かけた場所やイベント名でフォルダを作っておけば、検索性も一段とアップするというわけだ。
思い出の写真を自動的にムービーにしてくれる「メモリー」
「写真」アプリ画面の下段中央のマークは、iPhoneが自動的にメモリームービーを作ってくれる「メモリー」という項目。
ここをタップすると、期間や日付などでまとめられたフォルダが現れる。
見たいフォルダをタップすると、写真の上に再生の「
このムービーは、自分でカスタムすることも可能。再生後や再生中にタップすると画面下部に項目が表示される。「ドリーミー」「ハッピー」「エクストリーム」などの文字を選んでタップすると、内容に合わせたBGMやスタイルにすることが可能だ。
また、メモリームービーに使われる写真や動画の点数に応じて「短編」「中編」「長編」と、ムービーの長さも設定できる。
より細かくカスタムしたい場合は、下段右の編集マークをタップすれば、タイトル、フォント、曲、使用する写真などを変更することも可能だ。
ね、わかってしまえばどうということはないでしょ? こんなことを覚えておくだけで、写真の検索がより簡単に、そして思い通りに写真を整理することができるようになる。
ちょっと時間ができたときにでも写真の整理をして、今まで埋もれていた大事な写真をいつでも簡単に見られるようにしてあげよう!