インターネットを使っていると、たびたび目にする「IPアドレス」という言葉。実はよく意味が分かっていない・・・という人、いませんか?

IPアドレスとは? どこまでの情報がわかるの?

そこで、今回は、IPアドレスとは何なのか? どういう役割があるのか? などを分かりやすく解説したいと思います。

※解説するために簡約している箇所があります

IPアドレスとは?

物を送ったり受け取ったりするのには住所が必要なように、インターネットでもデータを「送信する側」と「受信する側」のコンピュータが、ネット上のどこにあるのかを識別しないといけません。そのネット上の住所の役割を担っているのが「IPアドレス」ということになります。

IPアドレスは、「194.11.4.11」のように0~255の数字を4つ組み合わせており(※1)、インターネットに接続する際、プロバイダなどによってコンピュータに割り当てられます。世界的に割り当てるアドレスが管理されており、IPアドレスが重複することはありません。

接続するたびにIPアドレスが変わる

また、一般的な契約の場合は接続するたびにIPアドレスが変動しますので、一台のパソコンで常に同じIPアドレスを使っているということはあまりありません(※2)。

※1 IPv4の場合に限ります
※2 プロバイダのオプションサービスで「固定IPアドレス」を持つこともできます

IPアドレスには2種類ある

ちなみに、IPアドレスには、「グローバルIP」と「プライベートIP」の2種類があります。

グローバルIPアドレスは、パソコンやスマホといったコンピュータ一台につき一つ割り当てられる住所(=IPアドレス)のこと。インターネットにアクセスするためには、必ずこのグローバルIPアドレスが必要となります。

え、もらった覚えないよ、と思うかもしれませんが、たとえば、プロバイダ経由でインターネットに接続するときは、回線を利用開始するときにプロバイダが自動的にグローバルIPアドレスを割り当てています。

一方、プライベートIPアドレスとは、家庭や会社など組織内で割り当てられるIPアドレスのこと。ローカルアドレスとも呼ばれます。たとえば、家にルーターが1台あり、パソコンが4台繋がっている場合。ルーターにはグローバルIPが割り当てられますが、4台のパソコンを区別するために、1台ずつにプライベートIPアドレスが割り当てられるのです。

つまり、インターネットに繋がるためには必ずグローバルIPアドレスが必要であり、ネットワークを複数のパソコンで共有している場合、パソコンをまとめる役割としてルーターにグローバルIPが、そして各パソコンにはプライベートアドレスが割り当てられているということです。

ドメインとIPアドレスの関係

インターネットでWEBサイトを見るという行為は、根本的には「サーバに置いてある情報を見にいっている」ということになります。サーバにも同じようにIPアドレスが割り振られており、サーバのIPアドレスを入力することでそこのWEBサイトを見ることができます。

でも、WEBサイトにアクセスする際に入力するのは「192.168.0.1」のようなIPアドレスではなく、「http://www.biglobe.ne.jp/」などのURLですよね。

実は、URLに含まれるドメインの部分(「http://」よりも後ろにある文字列)は、IPアドレスを示しているのです。

IPアドレスは数字の羅列で覚えにくく間違えやすい。人に教えるのにも不便です。そこで、分かりやすいようにアルファベットに置き換えたものがドメインなのです。

試しに、ブラウザのアドレスバーに「http://133.208.76.28/」と入力して、Enterを押してみてください。BIGLOBEエンジョイ!マガジンのWEBサイトが表示されると思います。これは、直接IPアドレスを入力した形となります。

つまり、エンジョイ!マガジンは、http://133.208.76.28/ というIPアドレスが、http://enjoy.sso.biglobe.ne.jp に置き換わっているわけです。

日頃、IPアドレスを意識することは少ないですが、実は日常的にIPアドレスを利用しているということですね。

IPアドレスがわかると氏名や住所までわかるの?

IPアドレスが相手に知られたら、自分の住所、さらには名前などの個人情報も知られてしまうのでしょうか?

結論から言うと、普通にインターネットを使っている分には、その心配はありません。その理由は、IPアドレスから個人を特定できるのはプロバイダだけであり、「警察の捜査照会書」「裁判所発行の開示命令書」「検察官からの照会書」のいずれかがない限りは、プロバイダから個人情報が開示されることはないからです。

一部の掲示板などでは、書き込みをするとIPアドレスが表示されることもありますが、仮にIPアドレスを知られてしまったとしても、どのあたりのエリア(都道府県や、プロバイダのホスト局の分布によっては市町村など)で接続しているかと、利用しているプロバイダがわかるだけであって、住所や氏名が特定されることはありません。

マナーとルールを守ってインターネットを使っている限りは、IPアドレスから個人情報が漏れることはない、ということですね。

・・・IPアドレスがどういうものか、大体分かっていただけたでしょうか? インターネットを理解する上で、少しでも役立てていただけたなら幸いです!

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ダヨリン(ヨダエリ)

パソコン通信からネットに親しみ、ユーザー視点に立ったデジタル活用術の記事を『日経新聞』『日経ネットナビ』など多数の媒体で手がける。「イマ・ヒト・ココロ」が執筆テーマで、恋愛アナリストとしての著書も。思春期はドイツ在住。好物はお茶とROCK。 ⇒ダヨリン普通日記

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