これでわかる! iPhoneのiCloudでできることまとめ。

iPhoneを利用しているとしばしば見かけるよくわからない言葉「iCloud」。そのiCloudの正体をここで明らかにしましょう。使いこなせばiPhoneをより便利に使えますよ!

※2018年2月7日更新
iPhoneやiPadを利用していると、しばしば出てくるのが「iCloud」という言葉。いまいちなんのことかわからないまま使っている、若しくは、知らぬ間に使っている方もいるかもしれません。
iOS端末を使う上で切っても切れない縁なのがこのiCloud。
今後もiPhoneやiPadを使っていく方のために、今日ついに、このiCloudの正体が何者なのか、をご説明しましょう。

早速ですが、「iCloud 」って何なの?

iCloudをひとことで言うならば「自分専用のネット上のストレージ」です。写真、ビデオ、書類、アプリケーションなどをそこに保存し、すべてのデバイス上で最新の状態に保つことができる仕組みになっています。
例を挙げるなら、iPadで資料を作成し、iCloud上に保存したとします。次にその資料をiPhoneで開くと、iPadで作成した段階から再び開くことができるのです。

iCloudにはたくさんの機能がある。

iCloudとひとことで言っても、その中にはたくさんの機能が存在しています。
ここからは代表的なものをご紹介しましょう。

iCloudフォトライブラリ:写真やビデオを自動でアップロード

iCloudフォトライブラリをオンにすると、iPhoneまたはiPadで撮影したすべての写真とビデオが自動的にアップロードされます。
そうすることで、iPhoneやiPadをはじめ、iPod touch、Mac、Windowsパソコン、iCloud.com上からもそれらにアクセスすることができます。
メリット

  • iPhoneの空き領域が増え、もっといっぱい写真を撮れる(iCloud上にフル解像度の画像が保存され、デバイス上には、最適なサイズで写真やビデオを保存されるようになるため)
  • 「iCloud写真共有」を使えば、見せたい写真とビデオだけを見せたい人だけに容易にシェアできる

iCloud写真共有を使えば、家族や友達との写真共有が楽ちん。

我が家では、iCloud写真共有を使って、わが子の写真やビデオを実家の父や母に共有しています。父は手持ちのiPhoneで、母は実家のiPadで、それぞれ楽しく見ているようです。
しかし、ひとつだけ不便だな、と思っていたことがあります。それは、iCloud写真共有にアップされた「動画」がダウンロードができない、ということです。「写真」はすんなりダウンロードできるのですが、「動画」はどうやってもダウンロードできませんでした。
しかし、iOS11にバージョンアップしてから、それが突如可能になりました。

iCloud写真共有にある動画を選択し、[共有ボタン] > [ビデオを保存]をタップしてみたところ、今度はダウンロードができるようになっていたのです!
iMovieで動画編集を楽しむ身としては動画をダウンロード可能になったことは超グッドニュース。
これで、妻が撮影した子供の動画を自由にダウンロードし、iMovieの編集素材として使えるようになったのです。ほっとひと安心です。
「ストレージ」という機能もしっかり果たしてくれるiCloud写真共有、使っていない方はぜひ使ってみてください。

iCloud Drive:共同編集がスマートになる

iCloud Driveを使えば、すべてのファイルをiCloudに保存し、iPhoneまたはiPad上の新しいファイルアプリ、および、Mac、Windowsパソコン、iCloud.com上でアクセスできます。
メリット

  • 自分以外の人を招待できる
  • 招待された人たちはそれぞれが持つデバイス(iPhoneやiPadなど)から、ファイルを見たり、ダウンロードしたり、そのファイルを使って一緒に作業することもできる

特に自分以外の人との共同作業をする上では、従来の手法のように、ファイルのコピーを作ったり、バージョンを管理したり、更新したファイルをEメールで添付する、などの手間を一気に省いてくれます。

iCloudバックアップと復元:バックアップは毎日自動です。

iCloudは、iPhoneやiPadの自動バックアップにも使えます。電源が入った状態でWi-Fiに接続されていれば、そのデバイスを毎晩バックアップしてくれます。
メリット

  • バックアップがとにかく楽である。
  • 新端末を購入した際の「復元」にも手こずらない(新しいiPhoneを買ったら、手持ちのパソコンのiTunesのバージョンと互換性がなくなってしまった、などの心配もなくなる)

実際自分もiPhone SEのバックアップを、iCloudにとるようにしています。iCloudのバックアップを利用する前までは、バックアップのために毎回パソコンを立ち上げてはiTunesと接続する必要がありましたが、その手間が省けてとても助かっています。毎晩勝手にやってくれている、ことによりバックアップの新鮮さも高く安心です。

iPhoneを探す:紛失時の強い味方

iPhoneをなくしてしまった時は、iCloudから見つけることも可能です。アプリ「iPhoneを探す」を使えば、なくしてしまったiPhoneの場所を追跡することができます。さらには遠隔で音を鳴らしたり、必要であればそのiPhoneの設定やコンテンツを消去する、なんてことも可能です。
メリット

  • iPhoneを追跡できる。
  • 見つけてくれた人へ、こちらの連絡先の情報を見せることができる。

自分はよくiPhoneを2台持ちしています。といっても一つはSIMカードも入っていないただの音楽用です。Wi-Fi環境ではネット接続できるので、ストリーミングサービスで音楽をよく聞いていますが、その音楽用iPhoneをしばしば見失います。そんなとき、この「iPhoneを探す」でありかを確認し、「あ、家に置き忘れてきたんだな」と胸をなでおろすことができます。

iCloudストレージ。お財布にやさしい有料プランがおすすめ。

iCloud上に保存するデータの量によってiCloudでの容量はたくさん必要になってきます。
iCloudでは、容量にあわせて無料・有料のプランが用意されており、iPhoneやiPadから簡単にアップグレード可能です。
以下はその料金表です。

  

 

   
容量 料金
5GB 無料
50GB 月額 130円(税込)
200GB 月額 400円(税込) 2TB 月額 1,300円(税込)

メリット

  • 200GBと2TBのプランは家族で分け合える
  • 思ったより高くない。

ということで、iCloudについてなんとなく理解することができたでしょうか?
情報をネット上に保存することで、iPhoneの大切なデータを安全に残しておく、ということが可能になります。
そう考えると50GB/月額130円の有料プランもさほど高くもありません。iPhoneのデータがたまりすぎてしまっている、という方はぜひともこの有料プランも検討してみてくださいね。
※料金はすべて税込表記。2018年2月現在の情報です。最新の金額などは公式サイトでご確認ください。
▼Apple社iCloud公式サイトへはコチラから

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うえやま

競馬カメラマンからWEB業界へ異色の転身後、WEB制作に加えて大手メールマガジンやツイッターキャラクターの中の人までこなす。三度の飯より件名を考えるのが好き。