加湿器の種類と選び方 自宅に合うものはどう選ぶ?

乾燥しがちな季節に活躍してくれる加湿器。種類が多く、どれを選べば良いか分からない方も多いのでは? 加湿器の種類と機能、機種選びの基準を紹介します。

加湿器は、乾燥しやすい冬から春にかけて活躍してくれる家電の一つ。多機能化が進んでおり、どの商品を選べば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。

実は、加湿器で採用されている加湿方法は4種類存在し、それぞれに異なるメリットがあります。また、加湿以外の機能を搭載しているものも多く、それぞれ特徴を知ることで適した機種を選ぶことが可能です。

この記事では、加湿器の種類と機能を紹介し、最適な機種を選ぶための方法を解説していきます。

加湿器の4つの種類と特徴

市販されている加湿器には、大きくわけて4種類の加湿方法が存在します。加湿の仕組みによってメリットも異なるため、用途に適したタイプを選ぶのがおすすめです。まずは加湿器の4つの種類を見てみましょう。

電気代の安い超音波式

超音波で水を霧状にし、空気中に放出するのが超音波式の特徴です。ヒーターを搭載していないため電気代が安く済むメリットがあります。

一方で、タンクの水をそのまま放出するという性質上、タンクの雑菌をそのまま部屋に拡散させてしまう点が懸念されます。また、超音波式の加湿器は作り出す水の粒が大きく、放出した水が空気と混ざらずに床が濡れるといったトラブルも起こりやすいです。

超音波式加湿器の中では、コイズミのKHM-5571がおすすめです。ミストの除菌機能を搭載しており、超音波式で心配な雑菌の放出リスクを大幅に軽減したモデルです。LEDの発光で部屋の湿度を知らせてくれる便利な機能も搭載されています。

ヒーターレスで加湿できる気化式

水を含んだフィルターにファンで風をあて水蒸気を作るのが気化式のしくみです。超音波式と同じくヒーターレスなので、高温の蒸気による火傷の心配がありません。

風の発生が前提となる仕組みを採用しているため、ファンの音が大きい点がデメリットです。寝室や赤ちゃんのいる部屋などで使用する場合は静音仕様の機種を選ぶことをおすすめします。

気化式を採用しているモデルでは、パナソニックのFE-KFT07がおすすめです。6時間の連続加湿が可能で、気化式のデメリットである動作音を抑えた「静かモード」を搭載したモデルです。最大19畳までの広さに対応できるため、場面を選ばず活躍できます。

素早く加湿できるスチーム式

スチーム式の加湿器には、水を加熱して水蒸気を発生させ、ファンで空気中に放出する仕組みが採用されています。部屋が加湿されるまでの時間が短いのが特徴です。また、水が熱殺菌されることから空気中に雑菌を放出するリスクが低くなっています。

一方、ヒーターを使用して水蒸気を作ることから、4種類の中で最も電気代が高くなるタイプです。さらに、蒸気が高温になるため使用中は吹き出し口に手を触れないよう注意が必要となります。

スチーム式を採用している機種では、山善のKS-A252がおすすめです。操作は運転のONとOFFを切り替えるのみと非常にシンプルで、誰でも使いやすい機種です。タンクが簡単に取り外せるためメンテナンスも楽に行えます。

静音で加湿力の高いハイブリッド式

ハイブリッド式と呼ばれる機種の多くは、加熱式と気化式の性質を併せ持った仕組みで蒸気を作っています。水を含んだフィルターに温風をあてることで部屋を加湿します。部屋が加湿されるまでの時間が短く、空気中に雑菌を放出することも少ないです。

ハイブリッド式では、風を温めるためにヒーターを搭載しています。スチーム式ほどではありませんがある程度電気代が高くなるため注意しましょう。

ハイブリッド式のおすすめはコロナのUF-H5019Rです。14畳までの加湿力と、スリムで場所を取らないコンパクトさが両立した機種です。転倒時の停止機能やチャイルドロックなど、安全に使用するための各種機能も充実しています。

加湿以外の機能があるものも

加湿器は多機能化が進んでおり、さまざまな補助機能を持つものが出てきています。メインである加湿機能の他にはどのような機能があるのか、代表的なものを見てみましょう。

冬場にうれしい空気清浄機兼加湿器

加湿器の補助機能として代表的なのが空気清浄機能です。「加湿機能付き空気清浄機」として販売される例が多く見られます。脱臭や殺菌・抗菌機能を備えており、室内を安心して生活できる空間にしてくれます。特に冬場はインフルエンザなどの感染症が流行することから、健康に気を遣う方には嬉しい機能です。

加湿しすぎを防ぐ湿度自動調節機能

部屋の湿度を自動感知し、放出する水蒸気の量を調整してくれる製品も存在します。加湿器を長時間稼働させると、部屋がじめじめすることもあります。自動調節機能がついていると、快適な湿度を常時維持することが可能です。

ファミリーにおすすめのチャイルドロック機能
チャイルドロック機能を備えた加湿器もあります。特定の操作をおこなうことでチャイルドロックが働き、解除するまで加湿器を操作できないようロックできます。小さな子どもやペットのいる家庭にはあると便利な機能ですね。

スマホアプリとの連携機能
アプリと連携可能な商品も販売されています。離れた場所から加湿器を動かす、タイマーの設定をするといった操作が可能です。快適な部屋に帰宅したい、留守番中の子どもやペットのために湿度を整えたいときに便利な機能です。

加湿器を選ぶ基準

加湿器は機種によって加湿方法や補助機能が異なります。では、どの機種が自分に合っているかはどう判断すればよいのでしょうか。加湿器を選ぶ基準を三点見てみましょう。

部屋の広さと構造で選ぶ プレハブ洋室と木造和室の違い

機種選びの基準の一つが、部屋の広さです。加湿器にはエアコンと同じように適合できる部屋の広さの目安があるため、どの部屋に設置するかで適した機種が変わります。

加湿器が適合できる部屋の広さは洋室と和室で異なり「和室6畳/洋室8畳」などと表示されています。一般的に、和室は洋室と比べて通気性がよく、やや湿度が上がりにくいという特徴があるからです。

まずは、部屋の大きさに適合する機種かを確認してみましょう。

使用する場面で選ぶ

どこで使用するのかも機種を選ぶ重要なポイントです。

例えば、寝室で使うのであれば動作音の大きいタイプは不向きです。また、子どもやペットがいる部屋では吹き出し口の熱くなるスチーム式はやけどのリスクがあります。他の加湿方式の機種か、安全に配慮された商品を選ぶのがおすすめです。

このように、使用する場面を整理することで、必要な機能や避けたほうが良い機種を絞り込むことができます。

お手入れの手間で選ぶ

衛生的に使用するために、加湿器の定期的なお手入れは欠かせません。清掃のしにくい商品を選ぶと、お手入れが億劫で使わなくなってしまうことも考えられます。

清掃の手間を軽減したいのであれば、タンクに手を入れやすい形状のもの、またはタンクの取り外しができるタイプがおすすめです。

目的に応じて自分に合った機種を見つけよう

自分にあった加湿器を見つけるには、使用する部屋や場面を整理することが大切です。その上で必要な機能や適した加湿方式を考え、条件に一致するものを探してみてください。

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いちはら

今日の晩御飯から不動産・転職までこなすマルチジャンルライター。Twitterでも活動中。Twitter:@IchiharaMakiwo